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フレーム表面処理を用いた自動車部品等の前処理 

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フレーム表面処理を用いた自動車部品等の前処理 

フレーム処理とは 

フレーム処理とはコロナ処理やプラズマ処理と同じく樹脂や金属の表面活性に用いられる処理方法のひとつです。
燃焼ガスと空気の混合ガスを燃やすことで空気中の酸素をプラズマ化させ、酸素プラズマを処理対象物に付与することで基材表面を親水化することができます。 


自動車 内外装部品の前処理

自動車部品の多くは、コスト面からPP(ポリプロピレン)が採用されていますが、疎水性があるため、プライマーを利用して後工程への接着力を得ています。フレーム処理装置はさまざまな形状に対応可能で、また生産性を損なわない高速での処理が可能なため、凹凸のある製品の接着・塗装の前処理に欠かせない装置です。インパネやバンパーなど、多くの部品で採用実績がございます。

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フレーム処理機に置き換えるメリット

フレーム処理を用いることで以下のメリットが期待できます。
コストダウン  :既存のプライマーと比べた場合プライマー単体とフレームで使用するガスコストを比較してランニングコストが安くなったという声もいただいています。のコストだけではなく、プライマーの管理や保管にも手間や費用がかさんでしまいます。
工程管理の簡素化:プライマーは保管や塗布条件の管理など手間がかかりますが、フレームは空燃比などのパラメータを一定にすることで製品ごとに均一な表面処理が可能になります。
作業環境の改善 :プライマーは作業者の健康に悪影響を及ぼしますが、フレームはVOCを発生させません。
既存設備の利用 :プライマー塗布のロボットをそのまま利用してフレーム処理が可能なため大掛かりな追加設備は必要ありません。

 

フレーム処理動画

ロボットにバーナーを持たせて成型品をフレーム処理を行っている動画です。形状に応じてロボットを動かして凹凸に対応させて処理を行います。

 


関連情報 

フレーム処理を行う前に表面洗浄としてCO2でドライ洗浄を行う事例もございます。
処理面の汚れを事前に除去することで均一な表面改質、密着性の確保が期待できます。
CO2ドライ洗浄の情報はここをクリック。 
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フレーム処理機の詳しい原理はここをクリック。

フレーム処理機のその他アプリケーションはここをクリック。

表面処理の詳しい原理に関してはここをクリック。

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