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【デモ機有】スリッターラインでストリップ速度を非接触測定し、制御用に測定データを送信

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【デモ機有】スリッターラインでストリップ速度を非接触測定し、制御用に測定データを送信

ライン速度が上がるに連れて、コイル重量は増加しますのでドライブにはより高性能の制御が要求され、最新のストリップラインの制御技術の導入が必要になります。昨今では、CNC技術の到来によりスリッターは自動化が進展しました。生産量は増加し、厳しくなる切断面の品質要求にも適合できるようになりました。非接触式測定器により、特にストリップの実速度を正確に測定することは要求に適合するためには必須です。VLMは、エンコーダーによる機械的な測定に代わり、スリップしない非接触技術として標準化されてきています。

slitter.jpg

導入先は、金属ストリップのトリミング・スリット加工で世界的に有名な会社の工場です。工場では、ストリップラインに関しては、アルミの生産集約が進みコイル重量は増加してきています。約40年前にはコイル重量は2-3kg/mm(ストリップ幅)でした。それが10年前には12kg/mm(ストリップ幅)になり、ストリップ幅は最大で2.150mm、外径2.700mm、重量は最大30トンに達しました。このような傾向は、ライン速度にも現れています。30年前にはスリットラインは最大400m/minー600m/minでした10年前には1.000m/min、トリミングラインではストリップ速度は1.500m/minに到達し、現在でも上昇傾向は続いています。技術進歩に伴い、生産時間は短縮化しました。10年前にはストリップ厚さ0,35mmのコイルではストリップ長さは約23.000mで、サイクル時間12分、速度1.500m/minでしたが、現在では更に向上しています。

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(鏡面を測定)

このような生産技術の進歩に伴い、厳しい品質基準の要求にも適合できなければなりません。切断工程後のエッジの品質、コイリングの品質、トリミングでの端面の除去、オイル塗布の均一性など、様々な要求課題をクリアする必要があるのです。CNC技術により制御スタンドから自動ラン、ストリップ幅を調整するトリミングせん断、切断深さ、クリアランス調整を行います。データは保存され、オンサイトで修正ができます。仕上げ幅が例えば2.000mmやそれ以上の場合でも高精度で切断し、切断スリット幅を最小に切断を行います。コイルやスリーブの使用、スクラップシートの除去、端面スクラップコイルの除去もまた自動運転で行われています。コイリングラインでのロール交換に要する時間は、リールドラム固定具の自動化により、最小化されています。高加速や、スタート、ライン終了時の遅延を制御するために、ストリップガイドローラーにはバックアップロールが搭載されています。これにより、表面に傷をつける可能性がある相関運動を防いでいます。

looping pit of slitting line.jpg

VLMは非接触でストリップ速度を測定し、制御システムに信号を送信するの活用されています。VLMは非接触なのでスリップすることが無く、非常に正確な測定を行うことができます。マットな表面から鏡面まで様々な金属部材の測定に適用できます。光源は白色LEDです。レーザーではありません。LED光源からのスプリットビームは、表面が鏡のように反射する表面でもセンサーに届きます。作業者は非常に安全な作業環境で運転できます。後付したコイル径の制御は、正確なコイル速度を基に制御され、外径の増加、コイル圧延、ドライブ制御を決定しています。複数の装置を使用している場合にはブレーキングユニットやルーピングピットの制御も可能です。ルーピングピットの制御はピットでのループ長により入り口・出口でのストリップ長さの差から決まり、長さを一定に制御します。VLMは、ストリップ最大速度3.000m/minに対応できるよう設計され、精度は>0.1%です。

VLM500Aのデモ機がございますので、お気軽にお問い合わせください。

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