クリーンルームで集塵機を使用するとき、見落とされやすいのが フィルター交換時の異物飛散リスク です。
集塵しているときはクリーン。
では、フィルターを交換するときは?
一般的な集塵機では、筐体を開けて、捕集したホコリや異物が付着したフィルターを取り外します。 この作業をクリーンルーム内で行えば、せっかく捕集した異物を室内へ再飛散させるリスクがあります。
そこで集塵機を室外へ持ち出して交換する方法もありますが、今度は ダクトホースを外した瞬間、異物が付着したホース内面がクリーンルーム側へ露出 します。すばやくキャップを取り付けても、この瞬間のリスクを避けるのは簡単ではありません。
CRシリーズは、集塵しているときだけでなく、「フィルターを交換するとき」までクリーンルームで使用することを考えて設計されています。
TBH GmbH
異物対策
電池の製造
CRシリーズは、クリーンルームでの使用を前提に、 フィルター交換、気密性、排気、筐体 まで考えて設計された集塵機です。 フィルター交換時の異物飛散リスクを抑えながら、日常の集塵からメンテナンスまでクリーンな環境づくりを支えます。
吸引しているときだけでなく、フィルター交換から排気まで。
クリーンルームで集塵機を使うために必要なことを、一台にまとめました。
※仕様は機種・構成により異なる場合があります。詳細はお問い合わせください。
一般的な集塵機では、フィルター交換時に筐体を開け、 捕集したホコリや異物が付着したフィルターを取り外します。 クリーンルームでは、この交換作業そのものが異物飛散のリスクになります。
CRシリーズなら、集塵機をクリーンルーム内に置いたまま、 捕集した異物の飛散リスクを抑えてフィルター交換ができます。
フィルター交換のために集塵機を室外へ運び、交換後に再搬入する手間を軽減。 集塵中だけでなく、メンテナンス時のクリーン環境まで考えたフィルター交換方式 です。
フィルター交換時に見落としやすいのが、 集塵機とダクトホースを切り離す瞬間 です。 使用後のダクト内面には、吸引したホコリや異物が付着している可能性があります。
一般的な方法では、ダクトを外した瞬間にその内面がクリーンルーム側へ露出します。 すばやくキャップを取り付けても、 取り外してから密閉するまでの瞬間 は残ります。
CRシリーズは、このダクト接続部にも配慮。 フィルターだけでなく、交換作業の一連の流れから異物飛散リスクを低減 し、集塵機をクリーンルーム内に置いたまま安全なメンテナンスを行えるよう設計されています。
高性能なフィルターを搭載していても、 吸引した空気が確実にフィルターを通らなければ意味がありません。 フィルターの装着が不十分で筐体との間に隙間があれば、空気がフィルターを迂回する可能性があります。
CRシリーズは、フィルター装着後にシール部のチューブをエアで加圧。 フィルターと筐体の間の気密状態を確認できます。
フィルターそのものの性能だけに頼るのではなく、 フィルターを正しく装着し、吸引した空気を確実にろ過するところまで考えた設計 です。 クリーンルームへ戻す排気の品質を、フィルターの取り付け状態から支えます。
クリーンルーム用集塵機では、吸引した粉塵を捕集するだけでなく、 室内へ戻す排気までクリーンに保つこと が重要です。
CRシリーズは、ブロアの後段にもHEPAフィルターを配置。 ブロアを通過した空気を、さらにろ過してから排気します。
これにより、万が一ブロア内部から微細な発塵が生じた場合にも、排気側のHEPAフィルターで捕集。 集塵部からブロア、そして排気まで 、クリーンルームで使用することを考えた空気経路になっています。
CRシリーズのフィルター交換方法を動画でご覧いただけます。 コンタミフリーフィルターチェンジの一連の作業 や、フィルター装着後の確認方法など、文章だけでは分かりにくい構造を実際の動きで確認できます。
動画のポイント: フィルターを取り外す場面だけでなく、交換後にフィルターをセットし、気密性を確認する工程にもご注目ください。
※動画はVimeoのプレーヤーを使用しています。
クリーンルーム用集塵機を選ぶときは、フィルター性能だけでなく、 フィルター交換時の飛散対策、装着部の気密性、排気経路 まで確認することが重要です。
| 比較ポイント |
一般的な クリーンルーム用集塵機 |
CRシリーズ |
|---|---|---|
| クリーンルーム対応 | ○ | ○ |
|
フィルター交換時の 異物飛散対策 |
△ 機種・交換方法による |
○ コンタミフリーフィルターチェンジ |
|
集塵機を室内に置いたまま フィルター交換 |
△ 機種・運用による |
○ |
|
ダクト取り外し時の 飛散対策 |
△ 機種による |
○ |
|
フィルター装着部の 気密確認 |
△ 機種による |
○ シール部を加圧して確認 |
|
ブロア後段の HEPAフィルター |
△ 機種による |
○ |
| ステンレス筐体 |
△ 機種による |
○ |
※一般的なクリーンルーム用集塵機との構造・運用上の比較です。仕様やフィルター交換方法はメーカー・機種により異なります。
すべてのクリーンルームで、CRシリーズと同等のフィルター交換対策が必要とは限りません。 使用するクリーンルームの清浄度や工程、捕集する異物、メンテナンス方法に合わせて集塵機を選ぶことが大切です。
CRシリーズ
フィルター交換時の異物飛散まで厳しく管理したい工程に。 コンタミフリーフィルターチェンジをはじめ、クリーンルームでのメンテナンスまで考えたシリーズです。
GLシリーズ
コンタミフリーフィルターチェンジまでは必要としない場合に。 高静圧と静音性を両立した集塵性能を活かし、使用環境やクリーンルームの条件に合わせて選択できます。
どちらを選べばよいか分からない場合もご相談ください。
クリーンルームの清浄度、吸引対象、必要風量、フィルター交換方法などから適したシリーズをご案内します。
製品サービス内容に関するご質問やご不明な点などお見積りがありましたら、こちらよりお問い合わせください。