3Dクリーナー タイフンクリーン

3Dクリーナー タイフンクリーン

3Dクリーナー タイフンクリーンの画像
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サムネイル1
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ゴミ取り・静電気・除塵対策

樹脂成形品のような立体物に付いた異物を非接触で除去したい!
除電エアーブローだけでなく異物を吸引除去したい!
ガチガチの専用クリーナでは値段が高すぎる!
こんな現場のニーズに、お応えできるコンパクトな除塵装置をご紹介します。

メーカー

キストエシャリッヒ (KIST+ESCHERICH GmbH)

目的・用途

異物対策

電池の製造

業界

自動車・搬送
電機機器
非鉄金属
印刷・包装
鉄鋼
電子部品・半導体
メディカル

デモ機(実機)貸出あり

商品説明

タイフンクリーンは、成形品のような立体物に、静電気で付着したゴミ・ホコリ・異物を 非接触・インラインで除塵できる” 3D クリーナー ”です。

タイフンクリーンで除塵できる主な基材は、

〇樹脂成形品
〇トレー
〇治具
〇プリント基板
〇電極・セパレータ
〇電子部品
〇モーター部品
〇リチウムイオン電池用セルフレーム
〇ナンバープレート
〇樹脂枠にはめたパネルのアッセンブリ

のような表面に凸凹がある立体的な基材です。

従来、チップをマウントした実装プリント基板ような、表面に小さな凸凹がある基板についた異物除去は、いわゆる プッシュプル集塵システムのような近づいて処理する " クローズ型 " ドライクリーナでは除塵できませんでした。

超音波エアーを当てても、凸凹な基材表面はドライで除塵する上で大きな課題です。

ウェット湿式洗浄を検討しても、イニシャルコスト・ランニングコスト・廃液処理・乾燥・設置スペースなど、大きな障壁があります。

タイフンクリーンは、このような現場のニーズにお応えする3Dクリーナーです。
タイフンクリーンは、立体物の表面の静電気を除電して、付着したゴミ・ホコリ・異物を非接触で除去し、集塵してフィルターで捕集するまで連続して行なうことができる集塵システム。除塵に必要な機能がすべて装置化されています。
異物を強力に吸引除去するだけではありません。定期メンテナンスが非常に簡単なので、生産のダウンタイムを低減し、除塵プロセスを自動化します。
装置化されてコンパクトなタイフンクリーンは、自動機の中に設置して、” 除塵の要素技術 ” として運用することができます。
ライン新設時に組み込めます。既存のラインへの後付しやすいコンパクトなデザインです。


<システム構成>

(1)タイフンクリーン本体
成形品や部品トレーなどの表面に付着したゴミ・ホコリ・異物をキレイに除塵するクリーナーヘッド部。

(2)ガイドプレート
基材から離れた異物が周囲に飛散するのを防ぎます。

(3)取付け用治具
取付け用ナットを挿入するためのT字溝が加工されています。溝にスライドナットを入れて、ボルト締め固定します。

(4)ダクトホース
タイフンクリーン上部の吸引ソケットにダクトホースを取り付けて集塵機へ接続します。

(5)集塵制御ユニットESUC
吸引したゴミや異物を集塵フィルターへ集めます。異物を作業環境にまき散らさな集塵システムです。

商品特長

次元を超えた除塵能力の秘密!
3Dクリーンテクノロジー

はじめに、
非接触式ドライクリーナーには、クローズ型とリモート型があります。


<クローズ型とは?>

クローズには、” 近接 ”という意味があります。対象物に対して近くに位置するということです。
例えば、近接スイッチ(proximity switch)は、対象物から数?の距離に位置して測定を行うセンサーです。
近接スイッチだけではなく、除塵装置・クリーナーにもクローズ型(近接)があります。
除塵対象物に、数?の距離に位置を取り、非接触で表面の付着異物を除去するクリーナーがクローズ型です。


クローズ型ドライクリーナーには、

〇プッシュプル集塵システム
〇ウェブクリーナー
〇超音波式クリーナー
〇パネルクリーナー

などがあります。

これらのクリーナーに共通していることは、” 近接除塵 ” (クローズ型)ということです。基材表面から数?の距離に位置して、表面がフラットなフィルム・紙・パネル・ガラス基板など、” 二次元 ” 平面を非接触で清掃するのが、クローズ型ドライクリーナーです。


<リモート型とは?>

リモートとは、” 遠接 ” という意味です。対象物に対して離れた距離に位置するということです。
除塵装置・クリーナーにも、リモート型(遠接)除塵技術があります。
除塵対象物から、離れた距離に位置して、非接触で表面の付着異物を除去するクリーナーがリモート型です。
リモート型は、樹脂成型品・実装プリント基板・トレー・治具 のような、 ” 三次元 ” 立体物が除塵対象物です。

タイフンクリーンは、市場に数少ないリモート型 除塵技術です。

立体物を 非接触・ドライ・インライン でクリーニングを可能にしたのが、タイフンクリーンの 3D クリーンテクノロジーです。


<3Dクリーンテクノロジーのコンセプト>

(1)静電気除去バー

キストエシャリッヒ社の純正品静電気除去バーを搭載しています。低出力で強力な除電機能を有し、プラスマイナスイオンを発生させ、ゴミやホコリが除去されやすい状態を作り出します。

(2)回転ジェットノズル

圧縮エアーを回転ジェットノズルから高速パルスで放出します。除電バーからのイオンをパルスエアーにい乗せて基材表面に叩きつけます。高速パルスエアーは入り乱れた乱流となり、あらゆる角度から異物をアタックして、浮き上がらせて、基材表面から徹底的に取り除きます。

(3)吸引・排気部

除去された異物を集塵機へ吸引除去します。


写真:プラスチック製品を乗せたトレーをクリーニング
高低差があるトレーの表面を除電して付着異物を高速パルスエアーで除去
異物は集塵機のフィルターで捕集。生産環境に異物を飛散させない集塵システム。

3Dクリーナー
タイフンクリーンの実力!

<実装基板クリーナーとして運用>

基板クリーナーというと、粘着ロールや、回転ブラシをイメージするかもしれませんが、従来の基板クリーナーは、表面がフラットな生板やグリーンシートのクリーニングを目的にしたものです。
小さなチップ・センサー・コンデンサなどを乗せた ” 実装基板 ” は、従来の接触式クリーナーでは清掃することができません。
小さな部品をマウントしたあとの基板や、微細な工程差がある回路を描画した基板、成形回路基板(MID)のような3D形状の基板の異物を除去するには、3Dクリーナー タイフンクリーンは、高い除塵能力を発揮することができます。


<フラット基板クリーナーとして運用>

表面がフラットな基板でも、非接触でクリーニングしたいという用途があります。粘着ロールや回転ブラシでは非接触のクリーニングができません。
フラットな基板を非接触できれいにしたい!という用途でも、3Dクリーナー タイフンクリーンがお応えします。
基板分割機の後の、切粉・粉塵・樹脂カス・ガラス繊維クズのような静電気でくっついてしまう異物の問題、どうぞお問い合わせ下さい!

プリント基板用 材料メーカー様のため、定尺幅の基板製造工程の用途に、広幅のタイフンクリーンを制作できます。
プリント基板メーカー様が、ルーター・抜き型・分割機で裁断した基板に合わせて 狭幅のタイフンクリーンを制作できます。


<自動機の中で運用>

タイフンクリーンは、静電気除去+高速パルスエア+吸引除去機能をコンパクトなボディに搭載した ” 装置化 ” されたクリーナーです。
タイフンクリーンを自動機の中に設置して、加工前の表面クリーニング、加工後の表面クリーニングに使用します。
自動機での連続運転の使用に対応します。
自動機のPLCとの信号接続・取付・メンテナンス方法など、お打ち合わせにてご対応いたします。


<レーザー加工機の中で運用>

タイフンクリーンは、静電気除去+高速パルスエア+吸引除去機能をコンパクトなボディに搭載した”装置化”されたクリーナーです。
タイフンクリーンをレーザー加工機の中に設置して、加工前の表面クリーニング、加工後の表面クリーニングに使用します。
レーザー加工機での連続運転の使用に対応します。
加工機のPLCとの信号接続・取付・メンテナンス方法など、お打ち合わせにてご対応いたします。


<パネルアッセンブリ工程で運用>

カーナビ用のタッチパネル・パソコンのモニター・大型液晶テレビのガラス基板、このようなパネルの製造工程で、電子部品・ケーブル・樹脂の枠をはめる組立工程があります。そこで、ゴミや異物が静電気でくっつくと、製品不良・接点不良の原因になります。
高低差がある広いパネル表面を、タイフンクリーンは非接触で距離を離してクリーニングします。


<トレークリーナーとして運用>

トレーは、生産している製品や部品を製造工程で保管したり搬送するのに使用する入れ物のことです。
どのような業種でも生産している製品をハンドリングするためには、入れ物に入れます。工程間の搬送や、製品を発送するためのパレットとしてトレーを使用することもあります。トレーは様々な業界の製造工程で使用されている入れ物です。
そして、トレーに静電気でゴミやホコリが付着すると、トレーに入れる製品に転写する原因になります。
製品の清浄度を保持してクリーンな入れ物としてトレーを使うために、3Dクリーナーで除塵します。

ユーザー様の搬送機械の中に除塵の要素技術としてタイフンクリンを設置して、トレーの清掃を行う方法や、
バッチで独立型のトレークリーナーとして運用します。


<治具クリーナーとして運用>

治具は、生産している製品や部品を、保持したり搬送するのに使用する保持具のことです。
様々な業種で生産している製品をハンドリングするために、治具を使います。製品を乾燥炉に入れるために、所定の治具にセットしたり、加工機に入れるために治具を使用します。半導体業界ではスパッタリング装置に入れるときに製品を治具にセットします。治具は、様々な業界の製造工程で使用されている保持具です。
そして、治具に金属異物や樹脂カスが付着すると、治具にセットする製品に転写することがあります。異物の転写が問題になるだけでなく、異物の上に製品をセットすると異物の大きさの分 製品の位置精度が変わります。
このような事が、加工工程や次工程で悪影響を及ぼすので、歩留まり低減・品質不良につながる原因になります。

タイフンクリーン015型は、治具を清掃を自動化するクリーナーになります。


<ドライパーツクリーナーとして運用>

小さな電子部品、小さな樹脂製品・小さな基板は、製造工程で静電気による微小異物の付着は問題になります。
小さな電子部品のような形状がある部品を3Dクリーナーで非接触・インライン・ドライでクリーニングします。
タイフンクリーン012型は、小さな部品に最適化したドライクリーナーです。


<ドライキャップクリーナーとして運用>

食品工場の飲料充填工程が用途です。食品や飲料を、PETボトル、アルミボトル缶に入れる工程は ” 充填工程 ” です。充填した後は、キャッピング工程でキャップします。
スクリューキャップ、ボトルキャップに付着異物が付いたままキャッピングしてしまうと、異物混入につながり、重大な品質不良になります。
タイフンクリーン012型は、ドライキャップクリーナーとして最適です。
非常にコンパクトなクリーナーヘッドなので、既存のシュートへ後付けも十分ご検討頂けるサイズです。


<ドライカップクリーナーとして運用>

食品工場の食品充填工程が用途です。食品を、カップ状の容器に入れる工程は ” 充填工程 ” です。充填した後は、蓋します。
食品カップや容器に異物が付いたまま封してしまうと、異物混入につながり、重大な品質不良になります。
タイフンクリーン015型は、ドライカップクリーナーとして運用する用途があります。


<除塵ボックスの中で運用>

オフラインで卓上で除塵ボックスを制作する時に、タイフンクリーンコンパクト型は、静電気除去+高速パルスエアーを搭載した除塵の要素技術となります。
ユーザー様が用意する密閉箱・ボックスに、異物排出用の吸引ソケットを付けておきます。
タイフンクリーンコンパクト型を除塵ボックスの中(上/下)に設置するのです。
そこへ、異物排出用にダクトホースを接続します。フィルター付き集塵機に接続して、卓上の除塵ボックスとして運用するのです。
除塵ボックスで、清掃する部品が電気に脆弱な電子部品・半導体部品の場合、タイフンクリーンコンパクト型に高周波ACイオナイザを内蔵したスペックで供給できます。
手作業で部品を清掃する工程に便利な除塵ボックスになります。


<電池・電極クリーナーとして運用>

電池製造工程で、異物混入は最終製品の性能劣化・発火原につながります。
電池の品質劣化を防止するために金属異物・ゴミ・ホコリは徹底的に除塵対策が必要です。
電極積層工程、セルフレームへアッセンブリする工程で、3Dクリーナー タイフンクリーンで清掃します。


<ハイブリッドクリーニング>

接触式ドライクリーナー ロータークリーンと、三次元クリーナー タイフンクリーンを使用する複合除塵です。
まず、前処理として接触式ロータークリーンで清掃します。ロータークリーンを1台~2台使用します。最後の仕上げ処理として3Dクリーナーで清掃します。
接触式と非接触式を組み合わせた複合除塵がハイブリッドクリーニングです。
大量の粉塵が出る用途で、ハイブリッドクリーニングは威力を発揮します。

(ハイブリッドクリーニングの例)
◆電極製造工程で、大量の活物質・金属異物を徹底的にきれいに除去したい。
◆紙の加工工程で大量の紙粉を除去したい。
◆PETフィルム加工工程で、大量の粉塵を除去したい。
◆ガラス基板製造工程で、大量のガラス屑・カレットを除去したい。


<その他、対象基材の例>

電池材料・電極・レンズ・複合機部品・デジタルカメラアッセンブリ・ヘッドランプ・コネクターケース・自動車用内装外装部品など


<その他、設置工程の例>

積層工程・塗装前洗浄・コーティング前処理・印刷・外観検査など


写真:
タイフンクリーン015型
治具を非接触インラインでドライクリーニング

製造現場のクリーン化に貢献!

ゴミ・ホコリ・異物・静電気にまつわるトラブルは、様々な業種の製造現場で発生しています。
エアーガンやイオナイザの除電ブローは、多くの製造現場で異物対策・静電気対策として使用されています。
圧縮エアーブローすると、基材表面をブローするだけでなく、生産環境中に浮遊している小さなゴミやホコリを飛散させることになります。
吹き飛ばされた微小な塵埃は、静電気を帯びており、帯電した基材に引き寄せられて くっついてしまいます。

再付着の問題です。

エアーで吹き飛ばす方式は、手軽に導入できる一方、ゴミ・ホコリを吹き飛ばすことで作業環境を悪化させ、再付着の問題があります。
タイフンクリーンは、基材をドライ洗浄するだけでなく、付着した異物を吸引除去して、集塵機に設置したフィルターで捕集するまで連続運転で行います。
再付着の問題を改善して、作業環境を汚さないクリーンな除塵装置です。


写真:
タイフンクリーン012型でプレス加工品をクリーニング
プレス後の微小金属異物や静電気でくっつくホコリを、除電しながら高速パルスエアーで異物を吸引除去
異物は集塵機のフィルターで捕集。生産環境に異物を飛散させない集塵システム。

タイフンクリーンのラインナップ

<タイフンクリーン010型>

小さな部品清掃作業のために開発されたモデルです。
有効幅が MAX 60mmです。


<タイフンクリーン012型>

小さな部品清掃作業のために開発されたモデルです。
有効幅が MAX 120


<タイフンクリーン015型>

表面に凹凸がある大小様々な基材を除塵します。
有効幅が 100~2,000mm
(制作幅は100単位です。例:100mm幅、200幅、300幅、、、1,000mm幅、1,100mm幅、、、2,000mm幅)


<タイフンクリーンコンパクト型>

回転ジェットノズルとリングイオナイザの組み合わせで、パルス除電ブローします。
吸引除去機能ありません。
φ110とφ180の2種類があります。

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