◆凸凹した立体的な表面に付いた異物を非接触で除去したい!
◆除電エアーブローで吹き飛ばすだけでなく異物を吸引除去したい!
◆ガチガチの専用クリーナでは値段が高すぎる!
こんな現場のニーズにお応えするコンパクトな除塵装置をご紹介します。
キストエシャリッヒ (KIST+ESCHERICH GmbH)
静電気対策
異物対策
電池の製造
デモ機(実機)貸出あり
◆3Dクリーナー タイフンクリーンは、フラットではない 起伏がある基材表面を「非接触」でクリーニングします。
◆「実装プリント基板・トレー・樹脂成型品」のような表面が”凸凹”した製品をクリーニングできます。
◆タイフンクリーンは、エアーブローして異物を飛散させるのではなく、吸引してフィルターで捕集します。生産環境の清浄度を保ち、「再付着」を防止します。
◆設置したタイフンクリーンで、基材を流しながら連続でドライ洗浄します。
◆除塵工程が、インライン+連続で行われ、自動化・省人化に寄与します。
◆「ドライ」洗浄です。有機溶媒(IPA・アルコール)・液体・水は使いません。
◆液体を使用する洗浄装置と比べ、廃液処理・乾燥に要するコストが削減します
◆有機溶剤を使用する洗浄装置と比べ、環境負荷が低い洗浄技術です。
◆定期メンテナンスはとても簡単です。
◆取付は簡単です。ライン新設時 または 既存設備の後付にご検討いただけます。
※左右にフリックしてご覧いただけます。

トンネル状のプレートに基材を流しながらクリーニング出来るよう設置します
回転ジェットノズルx1個
吸引用ソケットx1
スポットイオナイザx2個

トンネル状のプレートに基材を流しながらクリーニング出来るよう設置します
回転ジェットノズルx1個
吸引用ソケットx1
スポットイオナイザx2個

◆フラットな基板から凸凹表面の基材まで。いろいろな基材の除塵の適したモデル
静電気除去バーx2本
吸引用ソケット数(有効幅による)
回転ジェットノズルの数(有効幅による)

◆016型は、015型より若干小さく設計されてます。より狭い設置スペースへの取付を可能にしました。フラットな基板から凸凹表面の基材まで。いろいろな基材の除塵の適したモデル
市場には、フィルムやシートのような「フラット」な基材に適した除塵装置はあります。
しかし!凸凹な表面・やや起伏がある表面を「ドライ」でクリーニングでき、異物を「吸引除去」できる除塵装置が なかなかありません。
タイフンクリーンは、フラットではない基材表面をドライプロセスでクリーニングできる数少ない3Dクリーナーです。
トレー・樹脂成型品・実装プリント基板のような、立体的な表面を 非接触・ドライで、インライン で流しながらクリーニングを可能にしました。これが、3D クリーナーと呼ばれるタイフンクリーンの特徴です。
<3Dクリーナーのコンセプト>
(1)静電気除去バー
キストエシャリッヒ社の純正品静電気除去バーを搭載しています。低出力で強力な除電機能を有し、プラスマイナスイオンを発生させ、ゴミやホコリが除去されやすい状態を作り出します。
(2)回転ジェットノズル
圧縮エアーを回転ジェットノズルから高速パルスで放出します。除電バーからのイオンをパルスエアーに乗せて基材表面に叩きつけます。高速パルスエアーは入り乱れた乱流となり、あらゆる角度から異物に衝撃と振動を与え、浮き上がらせて、基材表面から徹底的に取り除きます。
(3)吸引・排気部
除去した異物を吸引除去し、フィルターで捕集します。生産環境に異物を飛散させない集塵システムです。
超音波型ドライクリーナーとタイフンクリーンの違いは、有効距離(クリアランス)です。超音波型ドライクリーナーは、基材表面に近接して設置する必要があるのに対して、タイフンクリーンは基材表面から距離を離して設置してクリーニングすることができます。このため、タイフンクリーンは 枚葉シートのようなフラットな基材だけでなく、トレー・実装プリント基板のような凸凹の基材をクリーニングすることができます。
ウェブクリーナーには「接触式」「非接触式」と2種類あります。
接触式は、基材に触れながらクリーニングするクリーナーで、粘着ロールやブラシ式クリーナーがあります。接触式ウェブクリーナーは、基材に接触しながらクリーニングするのが特徴です。
非接触式は、基材から若干距離を離して 触らずにクリーニングするクリーナーです。超音波型ウェブクリーナーも非接触式に分類されます。
一方、3Dクリーナー タイフンクリーンは、非接触ウェブクリーナーと比較して、さらに有効距離を大きくとってクリーニングすることができます。これにより、距離を近づけることができない用途での非接触クリーニングを可能にしました。例えば、シートを固定する治具との干渉を回避するために、クリーナーの距離を離したい、という用途ではタイフンクリーンであれば除塵できる可能性が開きます。
◆組立・アッセンブリ
組立前に個々の電子部品・樹脂部品・パネルの付着異物を除去してきれいに。
◆クリーンルームに搬入前
外注先や前工程から届いた部品には、ダンボールの紙粉や微細な樹脂カスが付いてることがあります。タイフンクリーンでコンタミを除去してからクリーンルームへ搬入します。
◆クリーンルーム
クリーンルームの中で、加工前に基材表面の微細な付着異物を除去。
◆搬送
製品を工程間で搬送する搬送用キャリア(トレー・治具・ステージ)の付着異物を除去
◆レーザー加工
レーザー加工後の蒸散物・すす・原材料の微細な粉塵をタイフンクリーンで吸引除去
◆切断
基板切断後の切カス・粉塵を除塵
◆ロータリーインデックステーブル
回転テーブルの上部にタイフンクリーンを設置。STOP/GOまたは回転しながら除塵を行う。
◆充填
カップや容器に、原料や食品を充填する前にクリーニング
◆塗装
塗装工程で塗工前の樹脂製品の表面に静電気で付着する小さなゴミ・ホコリ・ケバ・繊維クズをタイフンクリーンで除電ブローして吹き飛ばします。異物は塗装室の局所排気から排出されます。
◆プレス
金型でプレス後、樹脂の粉塵をタイフンクリーンで吸引除去
◆ハイブリッドクリーニング
接触式ドライクリーナー ロータークリーンと、3Dクリーナー タイフンクリーンを併用する複合除塵です。まず、前処理として接触式ロータークリーン(回転ブラシ式)で清掃します。ロータークリーンを1台~2台使用します。最後の仕上げ処理として3Dクリーナー タイフンクリーンで清掃します。接触式と非接触式を組み合わせた複合除塵がハイブリッドクリーニングです。大量の粉塵が出る用途・少しの異物も後工程へ持ち込みたくない用途で、ハイブリッドクリーニングは威力を発揮します。


◆クリーンルームで除塵対策
電子部品・樹脂成型品をアッセンブリする工程で、部品を一品づつクリーニングする工程があります。このような用途では、異物の飛散は回避しなければなりません。タイフンクリーンであれば、自動で、基材を流しながら連続でクリーニングしたいご要望に お応えできる可能性があります。そして、異物除去工程の自動化・省人化につながります。
◆自動機の中でクリーニング
3Dクリーナー タイフンクリーンを自動機の中に設置して運用する用途があります。タイフンクリーン・集塵機は、PLCとの遠隔で通信しながら運用できますので、自動機の中で、加工前後にクリーニングを行うことができます。これにより、加工時の不良削減や、次工程への異物持込を回避して歩留まり向上につなげることができます。
◆既存の基板搬送工程へタイフンクリーンを後付け
タイフンクリーンを後付けする用途では、既存の基板搬送工程での異物による品質低下を解決する目的で導入して頂くことがあります。EV用途のプリント基板には、高価な部品やセンサーがマウントされていることがあり、清浄度の要求が厳しくなってきています。タイフンクリーンを既存の搬送工程へ後付けして、基板を流しながらクリーニングすることで、除塵の自動化・品質向上につなげることができます。
◆トレーのクリーニング
トレーのユーザー様がタイフンクリーンを導入する場合、外注先から届いたトレーを開封してクリーンルームに持ち込む前に、トレーを綺麗にする必要があります。トレーに異物がついていると、そこに製品を乗せた時に異物が転写する恐れがあります。電子部品やレンズを載せるためのトレーの場合、トレーの清浄度は そこに載せる製品の品質に関わる重要な問題です。
3Dクリーナー タイフンクリーンは、静電気で付着する小さなゴミ・ホコリ・繊維クズまで綺麗に除去し、吸引してくれます。作業現場にまき散らすことなく、「再付着」のリスクを回避してトレーを綺麗に清掃してくれます。これにより、トレーに載せる製品(電子部品・レンズ機器など)の良品率向上につながります。
◆同じトレーを使いまわす用途
トレーに製品を載せて客先へ納入した後、空のトレーを回収して、次の製品を発送するために再利用する用途があります。トレーに製品を載せる前に除塵工程があり、空のトレーを綺麗にします。静電気で付着する細かい異物をまき散らさず、効率的に 除塵装置が求められます。
3Dクリーナー タイフンクリーンの導入により、トレーの静電気をしっかり除電しながら付着異物を除去してフィルターで回収まで行うことができます。インラインでトレーを流しながらクリーニングできるので、除塵工程の自動化・省人化につながります。

◆トレー(レンズトレー・チップトレー・樹脂製品/電子部品用トレー)
◆搬送用キャリア・ステージ・治具
◆電子部品(モーター・アクチュエータ・コネクターケース・ヘッドアップディスプレイ・タッチパネル等)
◆自動車用内装部品・外装部品
◆リチウムイオン二次電池のセルを収納するケース
◆家具のパネル
◆枚葉シート(PET・PP・樹脂系と金属系の複合材料)
◆ガラス基板
◆射出成型品
◆ベルトコンベヤ
◆プリント基板(実装前・実装後)
◆水素燃料電池用セパレータ
◆カップ・キャップ
◆ワイヤーハーネス・EVバスバーコネクタ
◆医療用製品
Q1)デモはできますか?
A1)タイフンクリーン012型、015型のデモ機がございます。デモ機をお貸出しするか、または東京の弊社押上分室でテストすることもできます。費用は別途ご確認をお願いします
Q2)クリーナーの価格を教えてください。
A2)おおよそ、百万円~数百万円で導入可能です。詳細価格は、タイフンクリーンの有効幅、片面処理(TC1台)/両面処理(TC2台)どちら?、ダクトホース長、集塵機・ブロアのタイプ等によります。
Q3)どんな異物を除去できるの?
A3)主に、静電気で付着する小さなゴミ・ホコリ・繊維クズ、微粒子、が除去対象物になります。この他、設備から発生する屑、生産プロセスから発生する粉塵、小さな金属異物なども除去対象になります。タイフンクリーンで除去するのが難しいのは、粘着質な異物、強く固着した異物です。
Q4)定期メンテナンスは必要ですか?
A4)イオナイザの定期清掃と集塵機のフィルター交換が必要です。回転ノズルは専用工具で着脱します。取説を見ながら、初めてタイフンクリーンをご利用いただく方でも簡単に実施できます
Q5)アフターサービスの体制はどうなってますか?
A5)不具合が発生した場合、弊社押上分室にて修理を行うか、または弊社技師が出張して修理対応を行います。
Q6)打ち合わせをしたい
A6)WEB会議またはお客様の工場へ出張してのお打ち合わせ、随時行っております。
Q7)納期はどれ位ですか?
A7)ご注文後、日本国内ご指定場所納入まで約3.5ヶ月です。
Q8)一度、日本国内の工場に納入した後、海外工場へ移設したい
A8)輸出先の国名を教えて下さい。輸出のための書類(該否判定書等)用意いたします。

◆粉塵異物が付着したトレーをトレーマスターの投入口にセット
◆チューブ状ベルトでコンベヤを洗浄ステーションに搬送
◆トレーの高さに合わせて自動高さ調整
◆上下に位置したタイフンクリーンがトレーの両面を洗浄
◆きれいになったトレーを排出
◆プリント基板(部品実装済)をPCBマスターにセット
◆上下に位置したタイフンクリーンがプリント基板の両面を非接触で洗浄
◆きれいになったプリント基板を排出
製品サービス内容に関するご質問やご不明な点などお見積りがありましたら、こちらよりお問い合わせください。