ロータークリーンは、 回転ブラシ+静電気除去+エアーブロー+吸引 を組み合わせたウェブクリーナーです。 フィルム・紙・金属箔・樹脂シートなどを搬送しながら、自動でクリーニングできます。
キストエシャリッヒ (KIST+ESCHERICH GmbH)
静電気対策
異物対策
電池の製造
デモ機(実機)貸出あり
テストピースによるサンプルテスト可
製造業でいう「ウェブ(Web)」とは、 フィルム、紙、金属箔、不織布などの 薄く連続したシート状の基材を指します。 ロールから基材を繰り出し、加工後に再び巻き取る ロール・ツー・ロール(R2R)工程 などで使用されます。
※左右にフリックしてご覧いただけます。

◆有効幅200~1000mm用のモデルです。ブラシ高さ調整可。ブラシの着脱は簡単です。ブラシは長寿命。2本の静電気除去バーで しっかり除電!豊富なブラシラインナップ!

◆有効幅 300~2000mm用のモデルです。ブラシ高さ調整可。ブラシの着脱は簡単です。ブラシは長寿命。2本の静電気除去バーで しっかり除電!豊富なブラシラインナップ!
ロータークリーンは、 回転ブラシだけで異物を除去するウェブクリーナーではありません。 ブラシによる物理的な除去に、静電気除去・エアーブロー・吸引回収を組み合わせています。
回転ブラシがワーク表面の異物や粉塵を掻き出し、 静電気を除去して異物を離れやすくし、 エアーブローでワーク表面から剥離。 さらに、除去した異物を その場で吸引・回収 します。
4つの作用を組み合わせることで、軽く付着した粉塵だけでなく、 非接触式では除去しにくい 若干固着・やや固着した異物や加工粉 にも高い除塵効果を発揮します。 また、除去した異物を吸引回収するため、周囲への飛散やワークへの再付着リスクも抑えます。
エアーや吸引を利用する非接触式クリーナーは、 ワークに触れずに異物を除去できる という大きなメリットがあります。 一方で、異物の付着状態によっては、非接触の力だけでは除去しにくい場合があります。
ロータークリーンは、 回転するブラシをワーク表面へ接触させることで、異物へ物理的な力を加えます。 そのため、軽く付着した粉塵だけでなく、非接触式では残ってしまうことがある 若干固着・やや固着した異物、加工粉、微細バリ などの除去にも適しています。
※異物の固着状態について
強固に固着した異物や、基材表面と一体化した異物まで除去できるものではありません。
除去可否は、異物の種類・大きさ・付着状態・基材表面・搬送条件などによって異なります。
ロータークリーンは、 ワークの材質・表面状態・異物の種類に合わせて、適切なブラシを選定 できます。
フィルム、金属箔、紙、樹脂シートなど、対象となるウェブ材はさまざまです。 また、除去したい異物も、紙粉・加工粉・金属異物・タルク粉・微細バリなど、 大きさや付着状態が異なります。 そのため、ブラシ式ウェブクリーナーでは、 「何を除去するか」だけでなく「何から除去するか」 も重要な選定ポイントになります。
適切なブラシを選ぶことで、 ワークへの負荷と異物除去性能のバランス を取りながらクリーニングできます。 接触式だからこそ、ブラシ材質や条件設定をワークに合わせることが重要です。
ロータークリーンは、生産ラインへ組み込み、 ウェブやシートを搬送しながら連続してクリーニング できます。 特に、加工工程などで 粉塵や異物が継続的に発生するライン でのインライン除塵に適しています。
回転ブラシによってワーク表面から除去した異物は、 装置内に溜め込むのではなく 吸引して連続的に回収 します。 そのため、粉塵量が多い用途でもクリーニングを継続しやすく、 除去した異物の飛散やワークへの再付着リスクも抑えます。
ブラシは定期的な清掃や交換が必要ですが、 除去した異物そのものは吸引系へ回収 されます。 粉塵量が増えるたびに除塵部の消耗品を頻繁に交換する方式ではないため、 大量の異物・粉塵を扱う連続生産ラインでも運用しやすいクリーナーです。
ウェブクリーナーには、 回転ブラシ式、 非接触式、 超音波ドライクリーナー、 粘着ロール式 などがあります。 最適な方式は、異物の大きさだけでなく、 付着状態・粉塵量・ワーク表面・接触可否・連続処理条件 によって変わります。
| 比較項目 |
ロータークリーン 回転ブラシ式 |
非接触式 エアー・吸引式など |
超音波 ドライクリーナー |
粘着ロール式 |
|---|---|---|---|---|
| ワークへの接触 | 接触 | 非接触 | 非接触 | 接触 |
| 主な除去原理 |
回転ブラシ+除電 +エアー+吸引 |
除電+エアー +吸引など |
超音波振動エアー +吸引 |
ロールで捕捉 +粘着テープへ転写 |
| 軽く付着した異物 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 若干固着・やや固着した異物 |
◎ ブラシで物理的に除去 |
△~○ | △~○ | ○ |
| 加工粉・微細バリ |
◎ ブラシ接触が有効 |
△~○ | △~○ | △~○ |
| デリケートな表面 | △ |
◎ 非接触 |
◎ 非接触 |
△~○ |
| 静電気対策 |
◎ 除電機構を搭載 |
○~◎ 方式による |
○~◎ 仕様による |
△ 別途対策の場合 |
| 除去異物の回収方法 | 吸引回収 | 吸引回収 | 吸引回収 | 転写用粘着テープ |
| 主な消耗品 | ブラシ | 方式による | 方式による | 転写用粘着テープ |
| 主な定期メンテナンス | ブラシ清掃・交換など | 装置清掃など | 装置清掃など | 転写用粘着テープ交換 |
|
粉塵量が多い 連続処理への適性 |
◎ 大量粉塵の連続除去に強い |
○ 吸引回収 |
○ 吸引回収 |
△ テープ汚染・交換頻度に注意 |
| 特に向いている用途 |
若干固着した異物 加工粉・微細バリ 粉塵量の多い連続処理 |
接触を避けたい 一般的な連続除塵 |
非接触での除塵 微細な異物への対応 |
接触可能なワーク 比較的粉塵量の少ない用途 |
粘着ロール式は、除去した異物を 転写用粘着テープへ移す方式 のため、粉塵量が多くなるほどテープが早く汚染され、 交換頻度が高くなる傾向があります。 その結果、テープ交換に伴う ライン停止時間(ダウンタイム)が増える 場合があります。
ロータークリーンは、ブラシで除去した異物を 吸引系へ連続的に回収 します。 転写用粘着テープのように、捕捉した粉塵量の増加が消耗品の交換頻度へ直接つながりにくいため、 粉塵量が多い生産ラインでの連続クリーニング に適しています。
ロータークリーンは、単なるフィルム表面の除塵だけでなく、 加工粉・金属異物・紙粉・タルク粉・微細バリ・箔バリ など、さまざまな異物除去に使用できます。 実際のワークや異物ごとのクリーニング事例をご紹介します。
電極材などの製造工程で問題となる金属異物・粉塵対策。 電池製造工程におけるクリーニング方法を詳しく解説します。
リチウムイオン二次電池製造工程での金属異物・粉塵対策を見る →ウェブクリーナーは、 異物の大きさだけでなく、ワークへの接触可否・異物の付着状態・粉塵量 から選定することが重要です。 まずは、下の選定チャートで適した方式の目安をご確認ください。
傷付きやすいフィルム、デリケートな表面、接触そのものを避けたいワークでは、 非接触式クリーナー スタティックエア が有力な選択肢です。
接触可能なワークなら、次に 異物の付着状態 を確認します。
非接触のエアーや吸引だけでは除去しにくい 若干固着・やや固着した異物、加工粉、微細バリ には、回転ブラシで物理的な力を加えられるロータークリーンが適しています。
軽く付着した異物で、ワークへの接触が可能な場合は、 複数のクリーニング方式が候補 になります。 次に、処理する粉塵量を確認します。
粉塵量が多い連続生産ラインでは、 除去した異物を吸引して連続回収できる方式 が適しています。 特に、ブラシ接触が可能で大量の異物・加工粉を連続除去する場合は、 ロータークリーンが有力な選択肢 になります。
軽く付着した異物が中心で、粉塵量も比較的少なく、ワークへの接触が可能であれば、 粘着ロール式 も選択肢になります。 ただし、粉塵量が増える用途では転写用粘着テープの汚染や交換頻度も考慮して選定します。
ロータークリーンの除去性能、ブラシ選定、非接触式との違い、 デモテスト、価格、メンテナンス、納期、アフターサービスなど、 ウェブクリーナー選定時によくいただくご質問 をまとめました。
「この異物は取れる?」「ブラシで傷は付かない?」
「非接触式とロータークリーン、どちらを選べばいい?」
という段階からご相談ください。
ロールtoロールで走行するフィルム上の異物をロータークリーンでクリーニングする動画です。
◆パルスDCイオナイザ スマートイオン070型x2本搭載
◆回転ブラシでフィルム表面をクリーニング
◆フラットジェットノズルからエアーブロー
◆異物を吸引除去
◆ロータークリーン60型を2台搭載
◆基材はIMDした射出成型品
◆端面の箔バリ・フィルムバリを除塵
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