全自動トレー除塵装置 トレーマスターは、トレーをコンベヤで搬送しながら、内蔵された3Dクリーナー タイフンクリーンで表裏面の静電気を除去し、付着した粉塵・異物を非接触でクリーニングする自動除塵装置です。
トレーを入口で検知すると、トレーの高さに合わせてクリーニング位置を自動調整。搬送・除電・エアクリーニング・吸引・異物回収までを一体化し、トレー清掃工程の自動化を実現します。
トレー除塵の自動化には、2つの方法があります
搬送・高さ自動調整・クリーニング・吸引・制御まで一体化したドイツ製「トレーマスター」の導入に加え、タイフンクリーンを国内設備メーカーの搬送設備へ組み込む方法にも対応しています。
設備全体をパッケージで導入したい場合も、既存ラインやワークに合わせて国内で専用設備を構築したい場合もご相談ください。
キストエシャリッヒ (KIST+ESCHERICH GmbH)
異物対策
電池の製造
AUTOMATIC TRAY CLEANING
トレーを搬送しながら、表裏面を自動で除電・除塵
製造工程で繰り返し使用するトレーには、保管や搬送の過程で粉塵・異物が付着します。特に樹脂製トレーでは静電気によって微細な粒子が吸着し、トレーへ載せる製品に異物が再付着する原因になることがあります。
トレー表面の粉塵・異物を自動で除去したい
表面だけでなく裏面も同時にクリーニングしたい
高さの異なるトレーを自動で処理したい
清掃作業を人手から自動搬送へ切り替えたい
SOLUTION
搬入からクリーニング、異物回収、排出までを1台で
トレーマスターは、トレーをコンベヤで搬送しながら、内蔵された3Dクリーナー タイフンクリーンによって表裏面を非接触でクリーニングします。除電によって異物の静電吸着を弱め、高乱流エアで剥離し、吸引した異物をフィルターで捕集します。
トレーを投入してから排出するまで
1. 搬入
コンベヤで
トレーを搬送
2. 検知
トレーを検知し
高さを自動調整
3. 除電・除塵
表裏面を
非接触クリーニング
4. 吸引・捕集
剥離した異物を
吸引・フィルター捕集
5. 排出
清掃したトレーを
次工程へ
高さの違うトレーも、センサーで検知して自動調整
トレーの高さに合わせてクリーニング位置を自動調整。高さの異なるトレーを処理する際に、作業者がその都度クリーニングヘッドの位置を手動で合わせる必要がありません。
水・洗浄液を使わないドライクリーニング
タイフンクリーンによる乾式・非接触クリーニングのため、洗浄液を使用する工程や、その後の乾燥工程を必要としません。繰り返し使用するトレーを搬送工程の中でクリーニングできます。
トレーマスターのクリーニング部には、3Dクリーナー タイフンクリーンを採用。搬送されるトレーの上面・下面へ同時に作用し、トレーに付着した粉塵や微細な異物を非接触で除去します。
タイフンクリーンは、まず除電によって静電気による異物の吸着力を弱め、回転ノズルから発生する高乱流エアで異物を剥離。剥離した異物は周囲へ飛散させず、吸引して回収します。
1. 除電
静電気による
異物の吸着を弱める
2. 高乱流エア
トレー表面から
異物を剥離
3. 吸引・回収
剥離した異物を
吸引して回収
水・洗浄液を使わない、非接触ドライクリーニング
トレーへブラシなどを接触させず、除電・高乱流エア・吸引でクリーニングします。乾式のため、洗浄液を使用する工程や、その後の乾燥工程を必要としません。
動画で見る|トレーマスターに内蔵されたクリーニング技術
トレーマスターの内部では、タイフンクリーンによる非接触クリーニングを行います。下の動画では、タイフンクリーンがトレー上面をクリーニングする様子をご覧いただけます。
クリーニング技術を詳しく見る
トレーマスターに採用されているタイフンクリーンは、単体で自動化設備へ組み込むこともできます。 3Dクリーナー タイフンクリーンの製品ページを見る →
トレーマスターは、入口で搬送されてきたトレーをセンサーで検知し、トレーの高さに合わせてクリーニング位置を自動調整します。
高さの異なるトレーを処理するたびに、作業者がタイフンクリーンの位置を手動で調整する必要がありません。トレーとクリーニング部の適切な距離を自動で設定し、連続した自動クリーニングを可能にします。
1. トレー搬入
コンベヤでトレーを
クリーニング工程へ
2. センサー検知
搬入されたトレーを
自動で検知
3. 高さ自動調整
トレー高さに合わせて
クリーニング位置を調整
「クリーナー」だけではなく、搬送・検知・調整まで自動化
タイフンクリーンによる除塵機能だけでなく、トレーの搬送や検知、高さ調整まで一体化されていることが、完成機であるトレーマスターの大きな特長です。
トレーマスターは、タイフンクリーンによる除塵だけでなく、トレーの搬送、異物の吸引、フィルターによる捕集までを1台にまとめた全自動トレー除塵装置です。
クリーニングによってトレーから剥離した粉塵・異物は、そのまま周囲へ飛散させるのではなく吸引して装置内部へ回収します。除塵工程と異物回収をセットで考えたシステムです。
1. 自動搬送
コンベヤでトレーを
クリーニング部へ搬送
2. 除電・除塵
トレーの表裏面を
非接触クリーニング
3. 吸引・捕集
剥離した異物を吸引し
フィルターで捕集
エアを吹くだけではなく、「異物を回収する」ところまで
製造工程の異物対策では、ワークから異物を剥離するだけでなく、剥離した異物を周囲へ再付着させないことも重要です。トレーマスターは、クリーニング部と吸引・フィルターを一体化し、トレー除塵を設備として完結させます。
トレーマスターは、独立したスタンドアロン設備として使用するほか、製造ラインへ組み込み、前後工程と連携するインライン設備としても構成できます。
装置はトレーサイズに応じて600mmクラス/800mmクラスを用意。トレーを連続搬送しながらクリーニングできるため、繰り返し使用する搬送トレーの自動除塵工程を構築できます。
スタンドアロン
トレークリーニング工程を独立した設備として設置。既存ラインとは切り離して運用したい場合に検討できます。
インライン
前後の搬送設備や製造工程と連携し、トレーの搬送工程に自動クリーニングを組み込むことができます。
完成された標準システムをベースに設備化
搬送・トレー検知・高さ自動調整・両面クリーニング・吸引・フィルター・制御までを一体化。単体のクリーナーを設備へ組み込む方法とは異なり、トレー除塵工程全体をパッケージ化した完成システムとして導入できます。
APPLICATION
こんなトレーの自動除塵に|繰り返し使用する搬送トレーの異物対策
製品を載せるトレーが、異物を次工程へ運んでいませんか?
製造工程で繰り返し使用するトレーには、搬送・保管・製品の出し入れなどを繰り返すうちに、粉塵や微細な異物が付着します。特に樹脂製トレーでは静電気によって異物が吸着し、清掃した製品を載せるトレー自体が異物の持ち込み源になることがあります。
樹脂製の搬送トレー
帯電しやすい樹脂トレーに付着した、乾燥した粉塵・微細な異物の除去に。除電しながら非接触でクリーニングします。
繰り返し使用する工程トレー
工程間を循環するトレーを、次の製品を載せる前に自動クリーニング。人によるエアブロー作業の自動化にも適しています。
凹凸・ポケットのあるトレー
回転ノズルによる高乱流エアを利用するため、平面だけでなく、凹凸やポケットを持つ3次元形状のトレーにも検討できます。
表面だけでなく裏面も清掃したい
トレーを搬送しながら上下からタイフンクリーンを作用させ、表面・裏面を同時にクリーニングします。
トレーを「掃除する」だけでなく、清掃工程そのものを自動化
人がトレーを1枚ずつ持ってエアブローする方法では、作業者によるばらつきや作業時間が発生します。トレーマスターでは、搬送・検知・高さ調整・両面除塵・異物回収までを連続して行い、トレー清掃を製造工程のひとつとして自動化できます。
乾燥した粉塵・異物の除去に適しています
タイフンクリーンは、除電・高乱流エア・吸引を利用するドライクリーニングです。油分を含む汚れ、粘着性のある異物、強く固着した汚れなどは十分に除去できない場合があります。ワーク形状や異物の状態に応じて、実ワークでのテストをおすすめします。
TWO WAYS TO AUTOMATE
トレー除塵を自動化する、2つの導入方法
完成機を導入するか、日本でラインに合わせて設備化するか。
トレー除塵の自動化には、必ずしもひとつの方法しかないわけではありません。当社では、搬送からクリーニングまで一体化されたドイツ製「トレーマスター」に加え、クリーニングの中核となるタイフンクリーンを国内設備メーカーの設備へ組み込む方法にも対応しています。
METHOD 1
ドイツ製完成機
「トレーマスター」
搬送・トレー検知・高さ自動調整・上下クリーニング・吸引・フィルター・制御までを一体化した、トレー除塵専用の完成システムです。
こんな場合に
・トレー除塵専用の完成されたシステムを導入したい
・トレー高さの検知・自動調整まで自動化したい
・搬送から異物回収までを一体化したい
・スタンドアロン/インラインで使用したい
ドイツで設計された標準システムをベースに、トレークリーニング工程全体を設備として導入できます。
METHOD 2
タイフンクリーン
+国内設備メーカー
クリーニングの中核にドイツ製タイフンクリーンを採用し、搬送・架台・制御・安全カバーなどを国内設備メーカーがユーザー仕様に合わせて設計・製作する方法です。
こんな場合に
・既存ラインへクリーニング工程を組み込みたい
・ライン高さや搬送幅などに合わせて設計したい
・前後設備との連携を個別に設計したい
・設備仕様を国内で細かく打ち合わせたい
除塵技術はタイフンクリーンを使用しながら、設備全体は日本の製造現場に合わせて構築できます。
国内設備メーカーと連携した設備化にも対応
当社では、タイフンクリーンを国内設備メーカーへ供給し、設備メーカーが搬送・架台・制御などを含むクリーニング設備として設計・製作し、ユーザー様へ納入する方法にも対応しています。
ケー・ブラッシュ商会
タイフンクリーンを
設備メーカーへ供給
国内設備メーカー
搬送・架台・制御を含む
設備を設計・製作
ユーザー様
設備メーカーから
完成設備として導入
タイフンクリーンを使った国内設備化の経験があります
当社ではこれまで、タイフンクリーンを国内設備メーカーへ供給し、自動車部品のクリーニング設備や、クリーン環境で使用するトレーのクリーニング設備など、用途に合わせた設備化に携わってきました。トレー形状、処理速度、既存ライン、設置スペースなどを確認しながら、設備構成をご相談いただけます。
タイフンクリーン単体での設備組込みを検討する場合
クリーニングヘッドの構造や除塵原理、ラインへの組込みについては、タイフンクリーンの製品ページでも詳しくご紹介しています。 3Dクリーナー タイフンクリーンを見る →
どちらの方法が適しているか分からなくても大丈夫です
完成機トレーマスターが適しているのか、タイフンクリーンを国内設備へ組み込む方が適しているのかは、トレーサイズ、処理能力、既存ラインとの接続、必要な自動化範囲などによって変わります。まずはトレーと設備条件をお知らせください。
COMPARISON
トレーの清掃・除塵方法を比較|自動化するならどの方式?
トレーの汚れと、必要な自動化レベルから選びます
トレー清掃には、作業者によるエアブローから全自動設備までさまざまな方法があります。乾燥した粉塵・微細異物の除去が目的なのか、油分などを含む汚れまで洗浄する必要があるのか、また既存ラインへどこまで自動化して組み込みたいのかによって適した方式が変わります。
| 比較項目 | トレーマスター |
タイフンクリーン +国内設備メーカー |
手作業 エアブロー |
ウェット洗浄 |
|---|---|---|---|---|
| 自動搬送 | ◎ |
◎ 設備仕様に合わせて構築 |
× |
○~◎ 設備による |
| トレー両面の自動除塵 | ◎ |
◎ 構成可能 |
△ 作業者による |
◎ 設備による |
| 除電 | ◎ |
◎ タイフンクリーン使用 |
△ 除電器併用時 |
― |
| 異物の吸引・回収 | ◎ |
◎ 設備構成による |
△ 飛散対策が必要 |
◎ |
| トレー高さへの対応 |
◎ センサー検知・自動調整 |
○~◎ 設備設計による |
○ 作業者が対応 |
○~◎ 設備による |
| 水・洗浄液 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要 |
| 乾燥工程 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要になる場合あり |
| 既存ラインへの個別対応 | ○ | ◎ | ― |
○~◎ 設備による |
| 設備構成 |
搬送・除塵・吸引・制御を 一体化した完成機 |
国内設備メーカーが 専用設備として構築 |
作業者による清掃 | 専用洗浄設備 |
| 向いているケース | 完成された全自動トレー除塵設備を導入したい | 既存ラインや専用仕様に合わせて設備化したい | 少量処理・簡易清掃 | 油分など、ドライ方式では除去しにくい汚れ |
※◎・○・△は方式選定の目安です。実際の適否は、トレーの材質・形状、異物の種類、必要な清浄度、処理能力、前後設備などによって異なります。
乾燥した粉塵・微細異物なら、ドライクリーニングが有力
静電気で吸着した粉塵や微細異物が対象であれば、トレーマスターやタイフンクリーンを組み込んだ設備は、水や洗浄液を使用せずに除電・エア・吸引でクリーニングできます。洗浄液の管理や乾燥工程を必要としないことがメリットです。
油分・粘着性のある汚れなら、ウェット洗浄を検討
一方、油分を含む汚れや粘着性のある異物、強く固着した汚れなどは、ドライクリーニングだけでは十分に除去できない場合があります。その場合は、洗浄液を使用するウェット洗浄など、別方式を検討する必要があります。
ポイントは、「何を落としたいか」と「どこまで自動化したいか」
まず異物の種類を確認し、ドライクリーニングが適しているかを判断します。そのうえで、完成機としてトレー清掃工程全体を自動化するのか、既存ラインに合わせて国内設備メーカーと専用設備を構築するのかを検討すると、方式を選びやすくなります。
FAQ
トレー除塵・自動化について|よくあるご質問
トレーマスターの導入、タイフンクリーンを使った国内設備化、トレーの適否、既存ラインへの組込みなどについて、よくあるご質問をまとめました。
トレー除塵を、どこまで自動化しますか?
完成機トレーマスターの導入から、タイフンクリーンを国内設備メーカーへ供給して専用設備を構築する方法まで、トレーや既存ラインの条件に合わせてご提案します。
お問い合わせ時に「トレー材質・サイズ」「除去したい異物」「処理数量・タクト」「既存ラインの概要」「必要な自動化範囲」が分かると、構成検討がスムーズです。トレー図面・設備図面・写真がある場合は、あわせてご相談ください。
◆粉塵異物が付着したトレーをトレーマスターの投入口にセット
◆チューブ状ベルトでコンベヤを洗浄ステーションに搬送
◆トレーの高さに合わせて自動高さ調整
◆上下に位置したタイフンクリーンがトレーの両面を洗浄
◆きれいになったトレーを排出
◆トレーをコンベヤで流しながら非接触で異物を吸引除去します
◆ドライな、小さなゴミ・ホコリ・繊維クズ・金属粉塵・樹脂カス 等を吸引除去します
◆静電気除去+パルスエアーブロー+吸引機能を搭載
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