ゲッコーペンは、 ヤモリの足の吸着原理を応用した、乾式接着タイプのペン型グリッパー です。
レンズや光ファイバーなどの微小部品から、 真空では吸着しにくい穴あき・凹凸・ポーラス状のワーク まで、さまざまな形状のハンドリングに使用できます。
ヤモリの足裏には、 「セタ」と呼ばれる微細な毛状構造 がびっしりと存在しています。 ヤモリはこの微細構造を壁や天井に接触させ、 ファンデルワールス力と呼ばれる分子間力を利用して付着します。
ゲッコーペンは、このヤモリの接着原理を生体模倣した 乾式接着タイプのペン型グリッパー です。 微細構造を持つグリッパー面をワークに接触させることで保持します。
真空吸着のように負圧を作って吸い付ける方式ではなく、 接着剤や粘着剤を使用する方式でもありません。 表面同士の分子間力を利用して保持する のが、ゲッコーペンの大きな特徴です。
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ヤモリの足裏には、 「セタ」と呼ばれる微細な毛状構造 がびっしりと存在しています。 ヤモリはこの微細構造を壁や天井に接触させ、 ファンデルワールス力と呼ばれる分子間力を利用して付着します。
ゲッコーペンは、このヤモリの接着原理を生体模倣した 乾式接着タイプのペン型グリッパー です。 微細構造を持つグリッパー面をワークに接触させることで保持します。
真空吸着のように負圧を作って吸い付ける方式ではなく、 接着剤や粘着剤を使用する方式でもありません。 表面同士の分子間力を利用して保持する のが、ゲッコーペンの大きな特徴です。
真空吸着は、ワークとの間から空気が漏れると十分な吸着力を得にくくなります。 そのため、 穴あき、ポーラス(多孔質)、凹凸のあるワーク は、真空方式ではハンドリングが難しくなる場合があります。
ゲッコーペンは真空を使わず、ワーク表面との乾式接着によって保持します。 真空漏れを起こしやすい形状や、変形しやすい薄物 にも対応できるのが大きな特長です。
※保持性能は、ワークの材質、表面粗さ、形状、重量、接触面積などによって異なります。実ワークでの評価をおすすめします。
小型レンズや光ファイバーなどの微小部品は、 ピンセットで挟みにくかったり、 ハンドリング時の接触や傷に注意が必要 なワークです。
ゲッコーペンは、ワークを両側から挟むのではなく、 片面に軽く接触させて保持 します。 接着剤や粘着剤も使用しないため、レンズ、ガラス、光学部品など、 表面状態をできるだけ維持したいワークの移載に適しています。
ゲッコーペンの乾式接着は、 ワークを保持した後、簡単な動作でリリースできる可逆的な接着 です。 接着剤や粘着剤で固定する方式とは異なり、ピックアップとリリースを繰り返すハンドリングに適しています。
ワークを目的の位置まで移載したら、 ゲッコーペンを 横にずらす・傾ける・回転させる ことで接着力を解除できます。 接着剤を使用しないため、リリース後に接着剤の残渣を除去する工程も必要ありません。
ゲッコーペンは、レンズ・ガラス基板・微小部品から、 真空では吸着しにくい凹凸面・穴あき・ポーラス状のワーク まで、さまざまなハンドリングに使用できます。 実際のワークに近い用途事例をご覧ください。
表面が繊細なガラス基板・プリント基板を、 片面から接触してピックアップ。 微細ワークの手作業による移載にゲッコーペンを活用できます。
真空吸着ではシールしにくい凹凸面などにも、 真空を使わない乾式接着という選択肢 があります。 ワークの形状や表面状態に合わせて保持できます。
凹凸面を吸着する事例を見るワークのハンドリング方法には、真空吸着、ベルヌーイ、ピンセットなどがあります。 ゲッコーペンは、 真空を使わず、ワークを挟まずに片面から保持できる 乾式接着タイプのハンドリングツールです。 ワーク形状や表面状態による違いを比較しました。
| 比較項目 | ゲッコーペン |
真空吸着ペン・ 真空パッド |
ベルヌーイ | ピンセット |
|---|---|---|---|---|
| 保持原理 |
乾式接着 (分子間力) |
負圧による 真空吸着 |
圧縮エアーによる 圧力差 |
両側から 挟んで保持 |
| 真空・圧縮エアー |
◎ 不要 |
△ 真空源が必要な タイプあり |
△ 圧縮エアーが必要 |
◎ 不要 |
| 平滑なワーク |
◎ 得意 |
◎ 得意 |
○ 条件による |
○ 挟めれば対応 |
| 穴あきワーク |
○ 条件により対応 |
△ 真空漏れに注意 |
○ 条件による |
○ 挟めれば対応 |
| ポーラス(多孔質)ワーク |
○ 条件により対応 |
△~× 空気が漏れやすい |
△~○ 条件による |
○ 挟めれば対応 |
| 凹凸・変形ワーク |
○ 条件により対応 |
△ シール性に左右 |
○ 条件による |
○ 挟めれば対応 |
| 微小・デリケート部品 |
◎ 片面から保持 |
◎ 吸着可能 |
○~◎ 条件による |
△~○ 挟む力に注意 |
| 動力源・エアーによる作動音 |
◎ なし |
△~◎ 真空方式による |
△ エアー音あり |
◎ なし |
|
窒素・アルゴン雰囲気 グローブボックス内 |
◎ 配管・電源不要 手軽に使用 |
○ 真空ホースなどの 接続が必要 |
△ エアーチューブ・ ガス供給が必要 |
◎ 手動タイプなら ユーティリティー不要 |
| ワークの保持方法 | 片面から接触して保持 | 片面から吸着 | 片面から保持 | 両側から挟む |
※本表は各ハンドリング方式の一般的な特性を比較したものです。 実際の保持性能は、ワークの材質、表面粗さ、形状、重量、接触面積、使用する機器の仕様などによって異なります。
ゲッコーペンの操作はシンプルです。 ワークに接触して保持し、目的の位置まで移載してリリース。 真空のON/OFFや圧縮エアーの切り替えは必要ありません。
ゲッコーペンの先端をワーク表面に接触させます。 乾式接着によってワークを保持します。
ワークを保持したまま持ち上げ、目的の位置まで移載します。 真空配管やエアーチューブがないため、手作業で取り回しやすいのも特長です。
目的の位置まで移載したら、 ゲッコーペンを横にずらす、傾ける、または回転させる ことで接触面積を減らし、ワークをリリースします。
ゲッコーペンの接着面にホコリや異物が付着すると、保持力が低下する場合があります。 その場合は、推奨される方法で接着面を清掃することで、繰り返し使用できます。
※ワークの材質、表面粗さ、形状、重量などによって、適切な接触方法やリリース方法は異なります。
ゲッコーペンの保持力、耐久性、対応ワーク、メンテナンスなど、 導入前によくいただくご質問をまとめました。
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