ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)

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ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)

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基板関連

ゲッコーペンは、 ヤモリの足の吸着原理を応用した、乾式接着タイプのペン型グリッパー です。

レンズや光ファイバーなどの微小部品から、 真空では吸着しにくい穴あき・凹凸・ポーラス状のワーク まで、さまざまな形状のハンドリングに使用できます。

真空・圧縮エアー・電気不要。ワークに触れて、持ち上げる。

目的・用途

業界

自動車・搬送
電機機器
研究開発
非鉄金属
印刷・包装
電子部品・半導体
メディカル

商品説明

ヤモリの足裏には、 「セタ」と呼ばれる微細な毛状構造 がびっしりと存在しています。 ヤモリはこの微細構造を壁や天井に接触させ、 ファンデルワールス力と呼ばれる分子間力を利用して付着します。

ゲッコーペンは、このヤモリの接着原理を生体模倣した 乾式接着タイプのペン型グリッパー です。 微細構造を持つグリッパー面をワークに接触させることで保持します。

真空吸着のように負圧を作って吸い付ける方式ではなく、 接着剤や粘着剤を使用する方式でもありません。 表面同士の分子間力を利用して保持する のが、ゲッコーペンの大きな特徴です。

ヤモリの足裏「セタ」をヒントに、分子間力でくっつく。それがゲッコーペンの乾式接着。

製品ラインナップ

※左右にフリックしてご覧いただけます。

型番
吸着部サイズ
使用環境温度
微細構造材料
ゲッコーペン04
Φ4mm
0~50℃
PU
ゲッコーペン08
Φ8mm
0~50℃
PU
ゲッコーペン12
Φ12mm
0~50℃
PU

商品特長

真空・圧縮エアー・電気不要の乾式接着

ヤモリの足裏には、 「セタ」と呼ばれる微細な毛状構造 がびっしりと存在しています。 ヤモリはこの微細構造を壁や天井に接触させ、 ファンデルワールス力と呼ばれる分子間力を利用して付着します。

ゲッコーペンは、このヤモリの接着原理を生体模倣した 乾式接着タイプのペン型グリッパー です。 微細構造を持つグリッパー面をワークに接触させることで保持します。

真空吸着のように負圧を作って吸い付ける方式ではなく、 接着剤や粘着剤を使用する方式でもありません。 表面同士の分子間力を利用して保持する のが、ゲッコーペンの大きな特徴です。

ヤモリの足裏「セタ」をヒントに、分子間力でくっつく。それがゲッコーペンの乾式接着。

真空では吸いにくい、穴あき・ポーラス・凹凸ワークにも

真空吸着は、ワークとの間から空気が漏れると十分な吸着力を得にくくなります。 そのため、 穴あき、ポーラス(多孔質)、凹凸のあるワーク は、真空方式ではハンドリングが難しくなる場合があります。

ゲッコーペンは真空を使わず、ワーク表面との乾式接着によって保持します。 真空漏れを起こしやすい形状や、変形しやすい薄物 にも対応できるのが大きな特長です。

穴あき
ワーク
ポーラス
多孔質
凹凸・変形
薄物
「吸っても吸えない」ワークに、真空を使わないハンドリングという選択肢。

※保持性能は、ワークの材質、表面粗さ、形状、重量、接触面積などによって異なります。実ワークでの評価をおすすめします。

レンズ・光ファイバーなど、デリケートな微小部品の移載に

小型レンズや光ファイバーなどの微小部品は、 ピンセットで挟みにくかったり、 ハンドリング時の接触や傷に注意が必要 なワークです。

ゲッコーペンは、ワークを両側から挟むのではなく、 片面に軽く接触させて保持 します。 接着剤や粘着剤も使用しないため、レンズ、ガラス、光学部品など、 表面状態をできるだけ維持したいワークの移載に適しています。

小型レンズ
光学部品
光ファイバー
微細ワーク
ガラス・薄物
デリケート部品
挟まず、吸わず、接着剤も使わない。デリケートなワークを片面から保持。

くっつく。でも、簡単に離せる。可逆的な乾式接着

ゲッコーペンの乾式接着は、 ワークを保持した後、簡単な動作でリリースできる可逆的な接着 です。 接着剤や粘着剤で固定する方式とは異なり、ピックアップとリリースを繰り返すハンドリングに適しています。

ワークを目的の位置まで移載したら、 ゲッコーペンを 横にずらす・傾ける・回転させる ことで接着力を解除できます。 接着剤を使用しないため、リリース後に接着剤の残渣を除去する工程も必要ありません。

PICK
軽く接触
MOVE
ワークを移載
RELEASE
簡単にリリース
接着剤なしで保持し、必要な場所で離す。ピック&プレースに適した乾式接着です。

ゲッコーペンは、こんなワークの吸着・移載に

ゲッコーペンは、レンズ・ガラス基板・微小部品から、 真空では吸着しにくい凹凸面・穴あき・ポーラス状のワーク まで、さまざまなハンドリングに使用できます。 実際のワークに近い用途事例をご覧ください。

ガラス基板・プリント基板の吸着・移載

表面が繊細なガラス基板・プリント基板を、 片面から接触してピックアップ。 微細ワークの手作業による移載にゲッコーペンを活用できます。

凹凸面・真空で吸いにくいワーク

真空吸着ではシールしにくい凹凸面などにも、 真空を使わない乾式接着という選択肢 があります。 ワークの形状や表面状態に合わせて保持できます。

凹凸面を吸着する事例を見る
小さなレンズ・光学部品の移載

小型レンズなど、表面への接触やハンドリング方法に注意したいワークを、 接着剤や真空を使わずにピックアップ・移載 できます。

小型レンズの乾式接着・移載事例を見る
「つかみにくい」「真空では吸いにくい」「挟みたくない」。そんなワークのハンドリングに、ゲッコーペン。

ゲッコーペン・真空吸着・ベルヌーイ・ピンセットを比較

ワークのハンドリング方法には、真空吸着、ベルヌーイ、ピンセットなどがあります。 ゲッコーペンは、 真空を使わず、ワークを挟まずに片面から保持できる 乾式接着タイプのハンドリングツールです。 ワーク形状や表面状態による違いを比較しました。

比較項目 ゲッコーペン 真空吸着ペン・
真空パッド
ベルヌーイ ピンセット
保持原理 乾式接着
(分子間力)
負圧による
真空吸着
圧縮エアーによる
圧力差
両側から
挟んで保持
真空・圧縮エアー
不要

真空源が必要な
タイプあり

圧縮エアーが必要

不要
平滑なワーク
得意

得意

条件による

挟めれば対応
穴あきワーク
条件により対応

真空漏れに注意

条件による

挟めれば対応
ポーラス(多孔質)ワーク
条件により対応
△~×
空気が漏れやすい
△~○
条件による

挟めれば対応
凹凸・変形ワーク
条件により対応

シール性に左右

条件による

挟めれば対応
微小・デリケート部品
片面から保持

吸着可能
○~◎
条件による
△~○
挟む力に注意
動力源・エアーによる作動音
なし
△~◎
真空方式による

エアー音あり

なし
窒素・アルゴン雰囲気
グローブボックス内

配管・電源不要
手軽に使用

真空ホースなどの
接続が必要

エアーチューブ・
ガス供給が必要

手動タイプなら
ユーティリティー不要
ワークの保持方法 片面から接触して保持 片面から吸着 片面から保持 両側から挟む
評価記号
◎=特に適している  ○=対応可能  △=条件確認が必要  ×=対応が難しい
ゲッコーペンが活きるポイント:
真空吸着では空気が漏れて吸いにくいポーラス・穴あきワークや、 ピンセットで挟みにくい微小部品に、 「真空を使わず、片面から保持する」 という選択肢をつくれます。

また、 窒素・アルゴンなどの不活性ガス雰囲気やグローブボックス内 でも使用できます。 真空ホース、エアーチューブ、電源ケーブルを持ち込む必要がないため、 スペースの限られたグローブボックス内で、シンプルにワークをピックアップ・移載 できます。

※本表は各ハンドリング方式の一般的な特性を比較したものです。 実際の保持性能は、ワークの材質、表面粗さ、形状、重量、接触面積、使用する機器の仕様などによって異なります。

ゲッコーペンの使い方|吸着・移載・リリース

ゲッコーペンの操作はシンプルです。 ワークに接触して保持し、目的の位置まで移載してリリース。 真空のON/OFFや圧縮エアーの切り替えは必要ありません。

1.PICK|ワークに接触

ゲッコーペンの先端をワーク表面に接触させます。 乾式接着によってワークを保持します。

2.MOVE|持ち上げて移載

ワークを保持したまま持ち上げ、目的の位置まで移載します。 真空配管やエアーチューブがないため、手作業で取り回しやすいのも特長です。

3.RELEASE|ずらす・傾ける・回転して離す

目的の位置まで移載したら、 ゲッコーペンを横にずらす、傾ける、または回転させる ことで接触面積を減らし、ワークをリリースします。

4.CLEAN|保持力が低下したら清掃

ゲッコーペンの接着面にホコリや異物が付着すると、保持力が低下する場合があります。 その場合は、推奨される方法で接着面を清掃することで、繰り返し使用できます。

ポイント: 吸着力を電気的にON/OFFするのではなく、 接触のさせ方とリリース動作によって「くっつける・離す」をコントロール します。

※ワークの材質、表面粗さ、形状、重量などによって、適切な接触方法やリリース方法は異なります。

ゲッコーペン よくあるご質問

ゲッコーペンの保持力、耐久性、対応ワーク、メンテナンスなど、 導入前によくいただくご質問をまとめました。

Q. どのくらいの重さまで保持できますか?
接触面積1cm2あたり 最大1kg の保持力があります。 ただし、実際の保持力はワークの材質、表面粗さ、形状、重量、接触面積などによって異なります。 特に保持条件が厳しいワークについては、事前評価をおすすめします。
Q. ゲッコーペンは何回くらい繰り返し使用できますか?
手動用途では 最大100,000サイクル の耐久性があります。 実際の寿命は、使用頻度、ワーク表面、汚れ、使用環境などによって異なります。
Q. どのようなサイズがありますか?
標準タイプは、 φ4mm、φ8mm、φ12mm の3サイズをラインナップしています。 ワークサイズや接触可能な面積に合わせて選定します。
Q. ポーラス(多孔質)や穴のあるワークにも使えますか?
ゲッコーペンは真空吸着ではないため、 ワークから空気が漏れることで保持力を得られなくなる方式ではありません。 穴のあるワークや、真空吸着が難しい形状にも対応できる場合があります。 ポーラス材については、表面粗さ、材質、接触面積などによって保持性能が変わるため、 実ワークでの確認をおすすめします。
Q. ワークはどのようにリリースしますか?
ゲッコーペンを 回転させる、横方向へずらす、傾ける などの動作によって接触状態を変化させ、ワークをリリースします。 真空バルブや圧縮エアーのON/OFFは必要ありません。
Q. 接着面が汚れた場合はどうしますか?
吸着部が汚れた場合、用途に応じて 専用クリーニングステーション、イオン化エアー、湿式洗浄 などの清掃方法を案内しています。
Q. ワーク表面に傷や接着剤の残渣は残りませんか?
ゲッコーペンは接着剤や粘着剤を使用せず、 ファンデルワールス力を利用した乾式接着で保持します。 ワーク表面の傷や残渣は最小限です。
Q. クリーンルームでも使用できますか?
はい。 クリーンルームでの使用に対応 しています。 真空源や圧縮エアーを使用せず、接着剤や粘着剤も必要としないため、 クリーン環境での微小部品や光学部品のハンドリングにも適しています。
Q. 窒素・アルゴンなどの不活性ガス雰囲気やグローブボックス内でも使用できますか?
はい。 窒素・アルゴンなどの不活性ガス雰囲気や、グローブボックス内でのハンドリングに使用できます。 ゲッコーペンは真空源や圧縮エアーを必要としないため、 真空ホースやエアーチューブをグローブボックス内へ引き回す必要がありません。 配管を増やさず、閉鎖された特殊雰囲気内でワークを手作業でピックアップ・移載できます。
選定のポイント: ゲッコーペンの保持力は、ワークの材質、表面粗さ、形状、重量、接触面積などによって変わります。 特殊な形状やポーラス材などについては、実ワークでの評価をおすすめします。

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