ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)

  1. HOME
  2. 製品を探す
  3. 基板関連
  4. ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)

ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)

ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)の画像
ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)の画像
ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)の画像
ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)の画像
ゲッコーペン(ペン型グリッパー・吸着ペン)の画像
サムネイル1
サムネイル2
サムネイル3
サムネイル4
サムネイル5
基板関連

やもりの足裏の接着原理を応用した商品です。ファンデルワールス力という分子間力で基材を物理吸着します。ゲッコーペンは、ペン型のスターターキットで、ファンデルワールス力による乾式接着技術を実験しながら学習するのに適しています。レンズ・ガラス・プリント基板・ウェーハ・樹脂・金属 などを手作業でピックアップ・リリースします。

目的・用途

業界

自動車・搬送
電機機器
研究開発
非鉄金属
印刷・包装
電子部品・半導体
メディカル

商品説明

ヤモリの足裏には、セタという微細な繊維がびっしり生えています。ヤモリが壁や天井を歩き回る時は、足裏を接触させて、ファンデルワールス力という分子間力で接着しています。

ゲッコーペンは、ヤモリの接着原理を生体模倣した商品です。
基材に軽く当てるだけでピックアップすることができます。基材へのダメージは最小限です。

接着といっても、接着剤やプライマーは使いません。分子間力による「乾式接着」の原理でくっつくのです。乾式接着した後の表面に、接着剤の残渣が残ることはなく、吸着痕や傷をつけません。リリースも簡単です。

ゲッコーペンが接着する時に、外的なエネルギーは不要です。バキューム力や圧縮空気のような動力源は不要なので、エネルギーコストゼロで接着・移載・ピックアンドプレースを手作業で行うことができます。

製品ラインナップ

※左右にフリックしてご覧いただけます。

型番
吸着部サイズ
使用環境温度
微細構造材料
ゲッコーペン04
Φ4mm
0~50℃
PU
ゲッコーペン08
Φ8mm
0~50℃
PU
ゲッコーペン12
Φ12mm
0~50℃
PU

商品特長

【ゲッコーペン(吸着ペン)の使い方】

◆基材をピックアップする時

ゲッコーペンの接着面が、基材表面と ほぼ平行にして 近づけます。
ゲッコーペンの接着面を基材表面に軽く当てて、上に持ち上げるとピックアップします。

◆基材をリリースする時
リリースする方法は、3つ
①基材表面に対して、ゲッコーペンの接着面を横にずらす
②基材表面に対して、ゲッコーペンの接着面を傾ける
③基材表面に対して、ゲッコーペンの接着面を回転させる

◆接着面が汚れた場合

別売のクリーニングテープで吸着部を清掃します

【vs.吸着式ペン・吸着式スティックとの違い】

吸着式のペン・スティックは、吸着部(ノズル・パッド)を基材表面に押し当てて、吸着部(ノズル・パッド)を真空にするために、バキューム(吸引)して 吸着する原理です。リリースする時は、吸着部(ノズル・パッド)を大気に戻して吸着力を解除します。
吸着式グリッパーは、吸着痕がつく問題がある他、バキュームするための動力源(ブロア・エジェクター・圧縮エア)が必要です。

 一方、ゲッコ―ペンのような「乾式接着」は、バキュームするためのエネルギー源はいっさい不要です。そして、吸着による痕を残しません。

【vs.ベルヌーイチャックとの違い】

ベルヌーイチャックの吸着原理は、パッドの内側表面に沿って圧縮エアをブローすることで、中心に真空を作り、基材を吸着する原理です。リリースする時は、パッド内を大気に戻すために、圧縮エアを遮断して吸着力を解除します。
ベルヌーイチャックは、吸着痕がつく問題がある他、真空を生成するための動力源(圧縮機・コンプレッサー)が必要です。また、周辺に圧縮エアーをブローして微細なパーティクルを飛散させるので、クリーンルームへの適合性が低い問題があります。

 一方、ゲッコ―ペンのような「乾式接着」は、接着するためのエネルギー源はいっさい不要です。そして、吸着による痕を残しません。また、エアーブローに伴う問題は皆無です。クリーンルームでの運用に適しています。

【vs.接着剤・化学的接着との違い】

接着剤や化学的に接着する方式は、不可逆であることが多いです。強固に接着することはできても、リリースが難しくなります。接着力を切断するために、機械加工したり、化学的な反応が必要なのでは、時間・コスト・工数が増えてしまいます。この特性は、ピックアンドプレースの用途への適用を難しくします。

一方、ゲッコ―ペンは乾式接着(物理吸着ともいいます)です。可逆的な接着なので、リリースは非常に簡単です。接着剤を使わないドライプロセスなので、接着剤の残渣を残すことはなく、リリース後の表面はきれいなので、後洗浄を不要にします。リリース時のタクトは迅速です。

ゲッコーペンの利点

◆乾式接着技術です。物理吸着ともいいます。接着材・水分を使わない「ドライ」で接着します<br/>◆基材表面のダメージを最小限で、優しくピックアップします<br/>◆吸着痕・残留物を残さない<br/>◆接着するのに、外部エネルギーは不要(バキューム・圧縮空気・クリーンエアーブロー・ブロアは不要)<br/>◆接着に要するエネルギーコストゼロ<br/>◆フラットな表面だけでなく、凹凸がある表面まで<br/>◆ノイズゼロ

◆乾式接着技術です。物理吸着ともいいます。接着材・水分を使わない「ドライ」で接着します
◆基材表面のダメージを最小限で、優しくピックアップします
◆吸着痕・残留物を残さない
◆接着するのに、外部エネルギーは不要(バキューム・圧縮空気・クリーンエアーブロー・ブロアは不要)
◆接着に要するエネルギーコストゼロ
◆フラットな表面だけでなく、凹凸がある表面まで
◆ノイズゼロ

学生様・研究者様に適したスターターキット

ゲッコーペンは、ファンデルワールス力による乾式接着技術を学ぶためのスターターキットです。
吸盤がなく、吸着パッドでもない、吸引ノズルでもない、外部からのバキューム力もないのに どうやって吸着するのか!?ペンの接着部を優しく基材に押し当てるだけで、乾式接着する実験を簡単に行うことができます。ファンデルワールス力による物理的な接着力は、外部からのエネルギーが不要で、自然の力を利用した技術です。

学生様・研究者様に適したスターターキット

工場の手作業の作業現場に適したツール

工場の手作業の作業現場に適したツール

手作業で小さな部品を取り扱う用途があります。
小さなレンズ・ガラス製品、小さな電子部品・基板、樹脂製品を取り扱う作業現場に ゲッコーペンを導入すれば、安全に確実に取り扱う作業をサポートするツールになります。
工場エアのようなユーティリティー接続は不要です。お手軽に導入をご検討頂くことができます。

乾式接着できる基材

乾式接着できる基材

【材質】レンズ・ガラス・セラミック・樹脂成型品・金属・フィルム・紙・箔

【基材】レンズ・ガラス基板・ウェーハ・プリント基板・コネクタ・積層セラミックコンデンサ・イメージセンサ・ガラス繊維・注射器・歯車(ギヤ)・フィルム・シート・カード

関連商品

ゲッコー接着グリッパー(吸着コレット)

ゲッコー接着グリッパー(吸着コレット)

基板関連

超音波浮上LEVIテーブル

超音波浮上LEVIテーブル

基板関連

マイクロLEVIグリッパー

マイクロLEVIグリッパー

基板関連

商品に関するお問い合わせ・詳細情報はこちらから

製品サービス内容に関するご質問やご不明な点などお見積りがありましたら、こちらよりお問い合わせください。

製品検索

キーワードから探す

カテゴリーから探す

目的・用途から探す

業種から探す

メーカーから探す(頭文字)