不活性ガス循環精製装置|ガスマネージメントシステム

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理化学機器・研究開発用機器

アルゴン・窒素を循環精製する、不活性ガス循環精製装置

Inert ガスマネージメントシステムは、グローブボックスや密閉設備に接続し、酸素(O2)・水分(H2O)を除去しながらアルゴンまたは窒素を循環精製します。既存設備の低酸素・低露点化と、不活性ガス消費量の削減を両立します。

メーカー

Inert

目的・用途

電池の製造

業界

自動車・搬送
電機機器
研究開発
非鉄金属
印刷・包装
電子部品・半導体
メディカル

商品説明

PROBLEM

グローブボックスの雰囲気管理で、こんなお悩みはありませんか?

・ 既存のグローブボックスを、より低酸素・低露点にしたい

・ アルゴンや窒素を流し続けるパージ方式から見直したい

・ 不活性ガスの消費量とランニングコストを抑えたい

・ 簡易アクリルボックスを活かして高純度雰囲気をつくりたい

・ 金属3Dプリンターなどの密閉設備を不活性雰囲気で管理したい

・ 大きな密閉空間を循環精製できる装置を探している

SOLUTION

その密閉空間、循環精製でアップグレードできます

Inert ガスマネージメントシステムは、 グローブボックスや密閉設備からアルゴンまたは窒素を取り込み、 酸素(O2)と水分(H2O)を除去して、精製したガスを再び密閉空間へ戻す 不活性ガス循環精製装置です。

グローブボックス・密閉設備

ガスを取り込む → O2・H2Oを除去 → 精製ガスを戻す → 繰り返し循環

既存設備を活かして低酸素・低露点化

既存のグローブボックスや密閉設備へ循環精製機能を追加できます。 設備全体を新しくするのではなく、現在の密閉空間を活用した高純度化を検討できます。

アルゴン・窒素を循環して再利用

不活性ガスを流して排気するだけのパージ方式とは異なり、 密閉空間内のガスを精製しながら循環利用します。 特にアルゴンなどのガス消費量を抑えたい工程で有効です。

小型ボックスから大型の密閉設備まで

接続するグローブボックス・密閉空間の容積や連続運転の有無に合わせて、 Argon-1 / 2 / 10 / 20、Nitrogen-1 / 2 / 10 / 20の全8モデルから選定できます。 大型モデルでは最大24m3の密閉空間まで対応します。

製品ラインナップ

※左右にフリックしてご覧いただけます。

型番
対応ガス
接続できるグローブボックス・密閉空間の容積
精製システム
Argon-1 / Nitrogen-1
アルゴン/窒素
最大6m3
シングル精製カラム
Argon-2 / Nitrogen-2
アルゴン/窒素
最大6m3
デュアル精製・24時間連続運転
Argon-10 / Nitrogen-10
アルゴン/窒素
最大12m3
大容量精製・24時間連続運転
Argon-20 / Nitrogen-20
アルゴン/窒素
最大24m3
大容量4カラム精製・24時間連続運転

商品特長

既存のグローブボックスを活かして高純度化

ガスマネージメントシステムは、新しいグローブボックスとセットで導入するだけの装置ではありません。既存のグローブボックスや密閉ボックスへ接続し、不活性ガスの循環精製機能を追加できます。

たとえば、アルゴンや窒素を供給して使用している簡易アクリルグローブボックスにも、気密性や配管条件などを確認したうえで接続を検討できます。既存のボックスを活用しながら、酸素(O2)・水分(H2O)を除去し、より低酸素・低露点の雰囲気を目指せます。

グローブボックスを丸ごと買い替える前に

現在使用しているグローブボックスの容積、気密性、使用ガス、必要な酸素・水分濃度などを確認し、循環精製装置を追加する方法を検討できます。

アルゴン・窒素を循環利用して、ガス消費を削減

パージ式のグローブボックスでは、内部の酸素や水分濃度を下げるために、アルゴンや窒素を供給しながらガスを排気します。必要な雰囲気を維持するためにパージを続ける場合、不活性ガスの消費量が増え、ランニングコストの負担につながります。

ガスマネージメントシステムは、グローブボックスや密閉設備内のガスを取り込み、酸素(O2)・水分(H2O)を除去して再び設備内へ戻します。ガスを排気し続けるのではなく、精製しながら循環利用することで、不活性ガスの消費を抑えます。

パージ式

アルゴン・窒素を供給 → ボックス内を置換 → ガスを排気

循環精製式

アルゴン・窒素を取り込む → O2・H2Oを除去 → 精製したガスを戻す → 循環利用

特にアルゴンを使用する工程や、長時間にわたって不活性雰囲気を維持する設備では、ガス消費量を抑えるメリットが大きくなります。既存のパージ式グローブボックスを活用しながら、循環精製方式へのアップグレードも検討できます。

タッチパネルで、不活性ガス雰囲気を一元管理

ガスマネージメントシステムは、PLCとカラータッチパネルを搭載。装置の運転状態やグローブボックス・密閉設備内の雰囲気を、画面を見ながら操作・管理できます。

O2・H2Oを監視

酸素濃度・水分濃度を確認しながら、不活性雰囲気を管理できます。

タッチパネル操作

カラータッチパネルから運転状態を確認し、各種操作や設定を行えます。

運転データを記録

O2・H2Oなどの運転データを記録し、雰囲気状態の確認や管理に活用できます。

ガスを循環させるだけではなく、精製・雰囲気監視・システム制御をまとめて管理できることが特長です。研究用途だけでなく、一定の不活性雰囲気を継続して管理したい製造設備にも適しています。

高純度雰囲気を「つくる」だけでなく「管理する」

低酸素・低露点環境をつくり、その状態を監視しながら運転できるため、グローブボックスから製造用の密閉設備まで、雰囲気管理をシステム化できます。

グローブボックス以外の密閉設備にも接続可能

ガスマネージメントシステムは、グローブボックス専用の循環精製装置ではありません。気密性や配管条件などを確認することで、不活性雰囲気を必要とする密閉チャンバーや製造設備への接続も検討できます。

金属3Dプリンターなどの不活性雰囲気設備にも

金属3Dプリンターをはじめ、アルゴンや窒素による不活性雰囲気を必要とする密閉設備と組み合わせることで、設備内のガスを循環精製し、低酸素・低露点環境を維持するシステムを構築できます。

接続する設備の容積、気密性、使用ガス、必要な酸素・水分濃度、運転条件などに応じてシステムを選定します。研究用の小型密閉空間から、より大きな製造設備まで用途に合わせた検討が可能です。

「グローブボックス用」だけで考えない

密閉された空間にアルゴンや窒素を使用し、酸素・水分を低い状態に保ちたい工程であれば、ガスマネージメントシステムを外付けの不活性ガス循環精製装置として利用できる可能性があります。

APPLICATION

こんな設備に使えます|不活性ガス循環精製装置の用途

ガスマネージメントシステムは、新設のグローブボックスだけでなく、既存の簡易グローブボックス、パージ式グローブボックス、金属3Dプリンター、密閉チャンバーなどへ接続して使用できます。「既存設備の高純度化」「不活性ガスの消費削減」「製造設備の雰囲気管理」など、目的に合わせてシステムを構成します。

1. 簡易グローブボックスの低酸素・低露点化

アクリル製などの簡易グローブボックスに循環精製機能を追加し、酸素(O2)・水分(H2O)を除去します。新しい循環精製式グローブボックスへ買い替えるのではなく、現在使用しているボックスを活用した高純度化を検討できます。

2. パージ式グローブボックスのガス消費削減

アルゴンや窒素を供給しながら排気するパージ式グローブボックスへ循環精製装置を追加することで、ボックス内の不活性ガスを精製して再利用できます。特にアルゴンを長時間使用する工程では、ガス消費量とランニングコストを抑える方法として検討できます。

3. 金属3Dプリンターの不活性雰囲気管理

金属3Dプリンターなど、アルゴンや窒素による不活性雰囲気を必要とする密閉設備にも接続を検討できます。装置内のガスを循環精製することで、酸素・水分濃度を低く保つための雰囲気管理システムとして利用できます。

4. 大型の密閉チャンバー・製造設備

研究用の小型密閉空間だけでなく、大型の密閉チャンバーや製造設備にも対応するモデルがあります。接続する密閉空間の容積や必要な循環能力に合わせて選定でき、大型モデルでは最大24m3の密閉空間まで対応します。

既存設備への後付けは、現在の条件から選定します

グローブボックスや密閉設備の容積、気密性、使用ガス、現在の酸素・水分濃度、希望する雰囲気、運転時間などを確認して機種を選定します。既存設備の図面や仕様がある場合は、それらをもとに接続方法を検討できます。

SYSTEM COMPARISON

パージ式と循環精製式の違い|グローブボックスの雰囲気管理を比較

グローブボックスや密閉設備を不活性雰囲気にする方法には、アルゴンや窒素を供給して内部の空気を置換するパージ式と、ボックス内のガスから酸素(O2)・水分(H2O)を除去して再び戻す循環精製式があります。

必要な純度、使用時間、ガス消費量、設備規模によって適した方式は異なります。特に低酸素・低露点環境を長時間維持したい場合や、アルゴンなどの不活性ガス消費を抑えたい場合は、循環精製方式が有力な選択肢になります。

比較項目 パージ式 Inert
循環精製式
基本原理 不活性ガスで
内部の空気を置換
O?・H?Oを除去して
ガスを循環
低酸素・低露点化
アルゴン・窒素の循環利用 ×
ガス消費量 運転条件により
多くなる
抑えやすい
長時間の雰囲気維持
継続的なガス供給が必要
既存グローブボックスへの後付け
条件確認が必要
O2・H2Oの監視 別途計測器などで対応
システムで管理
操作・自動制御 シンプル PLC・タッチパネル
初期導入のしやすさ
向いている用途 比較的シンプルな雰囲気置換、短時間・低頻度の使用 高純度雰囲気、長時間運転、ガス消費を抑えたい工程

※比較は一般的な方式の特長を示したものです。実際の酸素・水分濃度、ガス消費量、到達時間などは、グローブボックス・密閉設備の容積、気密性、扉の開閉頻度、運転条件などによって異なります。

パージ式にも、循環精製式にも適した用途があります

短時間の使用や、求める酸素・水分濃度がそれほど厳しくない場合は、構成がシンプルなパージ式が適していることがあります。

一方、低酸素・低露点環境を長時間維持したい、アルゴンや窒素の消費量を抑えたい、雰囲気状態を監視しながら運転したい場合は、不活性ガス循環精製装置を導入するメリットが大きくなります。

LARGE CAPACITY

最大24m3まで対応|大型のグローブボックス・密閉設備にも

Inert ガスマネージメントシステムは、小型のグローブボックスだけを対象とした循環精製装置ではありません。接続するグローブボックスや密閉設備の大きさに合わせて精製能力の異なるモデルを用意し、Argon-20 / Nitrogen-20では最大24m3の密閉空間まで対応します。

大型モデルでは、単に装置のサイズを大きくするだけでなく、精製カラム、精製容量、ガス循環能力も大型設備に合わせて強化されています。

1 / 2モデル

接続する密閉空間:最大6m3

研究用グローブボックスや比較的小型の密閉設備に対応するクラスです。1モデルはシングル精製、2モデルは連続運転を考慮したデュアル精製システムを採用しています。

10モデル

接続する密閉空間:最大12m3

より大きなグローブボックスや密閉設備に対応する大容量モデルです。精製カラムと循環能力を大型化し、大きな密閉空間のガスを循環精製します。

20モデル

接続する密閉空間:最大24m3

シリーズ最大クラスです。大容量精製カラムを備えた4カラム構成とし、大型のグローブボックスや密閉チャンバー、製造設備の不活性ガス循環精製に対応します。

大型モデルでは、精製容量とガス循環能力もアップ

比較項目 1 / 2モデル 10 / 20モデル
O?精製容量 43 L 217 L/精製カラム
H2O精製容量 1,800 g 9,000 g/精製カラム
最大循環風量 約204 m3/h
(120 CFM)
約314 m3/h
(185 CFM)

※上記はArgonシリーズの代表仕様をもとにした比較です。モデル・仕様・使用条件によって異なる場合があります。CFMは日本で比較しやすいようm3/hへ換算して併記しています。

「最大24m3」とは、装置本体の大きさではありません

ガスマネージメントシステムを接続して循環精製できる、グローブボックスや密閉設備内部の容積の目安です。たとえばArgon-20 / Nitrogen-20では、最大24m3の密閉空間を対象に機種選定できます。

大きさだけで機種を決めるわけではありません

モデル選定では密閉空間の容積に加えて、気密性、使用ガス、必要な酸素・水分濃度、扉の開閉頻度、連続運転の有無なども確認します。「ボックスが6m3だから1モデル」と単純に決めるのではなく、実際の使用条件を確認して適切なシステムを選定します。

FAQ

不活性ガス循環精製装置|よくあるご質問

Inert ガスマネージメントシステムの選定、既存グローブボックスへの後付け、アルゴン・窒素の循環精製などについて、よくいただくご質問をまとめました。

Q. 他社製のグローブボックスにも接続できますか?
可能です。ガスマネージメントシステムは、Inert製グローブボックスだけでなく、既存のグローブボックスや密閉設備への外付けも検討できます。ボックスの容積、気密性、配管、使用ガスなどを確認して接続方法と機種を選定します。
Q. 簡易アクリルグローブボックスにも使用できますか?
検討できます。現在アルゴンや窒素でパージしている簡易アクリルグローブボックスに循環精製機能を追加し、酸素(O2)・水分(H2O)を除去する使い方も可能です。ただし、到達できる酸素・水分濃度はボックスの気密性や構造などにも影響されるため、事前確認が必要です。
Q. パージ式グローブボックスへ後付けするメリットは?
ボックス内のアルゴンや窒素を排気し続けるのではなく、酸素・水分を除去して循環利用できることが大きなメリットです。低酸素・低露点化に加えて、不活性ガスの消費量やランニングコストを抑えたい場合に有効です。
Q. ArgonシリーズとNitrogenシリーズは何が違いますか?
使用する不活性ガスに合わせて選定します。アルゴンを使用する場合はArgonシリーズ、窒素を使用する場合はNitrogenシリーズを選択します。それぞれ1・2・10・20の4クラスがあり、接続する密閉空間の大きさや運転条件に合わせて機種を選定します。
Q. Argon-1 / 2 / 10 / 20はどのように選びますか?
接続するグローブボックス・密閉設備の容積だけでなく、必要な酸素・水分濃度、気密性、扉の開閉頻度、連続運転の有無などから選定します。目安として1・2モデルは最大6m3、10モデルは最大12m3、20モデルは最大24m3の密閉空間に対応します。
Q. 「最大24m3」とは何の容量ですか?
ガスマネージメントシステム本体の大きさではありません。装置を接続して循環精製できる、グローブボックスや密閉設備内部の容積の目安です。Argon-20 / Nitrogen-20では最大24m3の密閉空間を対象に選定できます。
Q. 24時間連続運転はできますか?
連続運転に対応するモデルがあります。デュアル精製システムを備えたモデルでは、一方の精製系を使用しながら、もう一方の精製系を再生する運用が可能です。必要な運転時間や設備条件に合わせてモデルを選定します。
Q. 金属3Dプリンターにも接続できますか?
検討できます。金属3Dプリンターをはじめ、アルゴンや窒素による不活性雰囲気を必要とする密閉設備に接続し、設備内のガスを循環精製するシステムとして使用できます。設備の容積、気密性、配管構成、必要な酸素・水分濃度などの確認が必要です。
Q. どのくらい低い酸素・水分濃度まで対応できますか?
到達濃度は使用するモデルだけでなく、接続するグローブボックスや密閉設備の気密性、内容物からの放出ガス、扉の開閉頻度、運転条件などによって変わります。ご希望の酸素・水分濃度を確認したうえで、設備条件に合わせて選定します。
Q. 精製カラムは交換する必要がありますか?
精製材は再生運転によって性能を回復させながら使用します。再生方法やメンテナンス条件はモデルや使用状況によって異なるため、導入時に運用方法をご案内します。
Q. どのモデルを選べばよいか分からないのですが?
まずは、接続するグローブボックス・密閉設備の容積、使用ガス(アルゴンまたは窒素)、現在と希望する酸素・水分濃度、運転時間などをお知らせください。既存設備の図面や写真がある場合は、より具体的な機種・接続方法の検討ができます。

今お使いのグローブボックスを、そのまま活用できるかもしれません

既存のグローブボックスや密閉設備への後付け、新設設備への組み込み、パージ式から循環精製式への変更など、ご使用条件に合わせて選定します。

お問い合わせ時に「設備の容積」「使用ガス」「現在のO2・H2O濃度」「希望するO2・H2O濃度」「運転時間」が分かると、機種選定がスムーズです。設備図面や写真がある場合は、あわせてご相談ください。

商品に関連する動画

アルゴンガスマネージメントシステム

◆グローブボックスや金属3Dプリンターと接続できます
◆チャンバーとガスマネージメントシステムを2本のステンレスチューブで接続
◆循環精製・超低酸素濃度・超低露点

触媒再生は自動運転

◆ガスマネージメントシステムの触媒再生は自動運転です
◆視認性の良いタッチパネルで操作します。

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