ボトルや小型容器の内部は、入口が狭く奥行きがあるため、 内壁に付着した微細な異物を外へ排出しにくい形状 です。 さらに樹脂製の容器では、静電気によって異物が内壁に付着している場合があります。
エアーで吹くだけではなく、「除電して吹き出し、吸引回収」まで。
静電気による異物の付着を抑えながら容器内部をクリーニングし、外へ排出した異物をその場で回収します。
ニードルイオナイザーは、細い電極を容器内部へ挿入し、 除電エアーで内壁の異物を吹き出す非接触クリーナー です。 サクションチャンバーを組み合わせることで、容器から排出された異物を吸引回収できます。
ハウグ(Haug)
静電気対策
ニードルイオナイザーは、細い電極をボトルや小型容器の内部へ挿入してクリーニングします。 容器内部で除電エアーを作用させ、付着異物を外へ吹き出し、サクションチャンバーで吸引回収 する仕組みです。
1. 電極を挿入
細いニードル電極を容器の開口部から内部へ挿入
2. 除電
容器内部を除電し、静電気による異物の付着を抑える
3. 異物を吹き出す
除電エアーで内壁の異物を剥離し、容器の外へ排出
4. 吸引回収
容器から出た異物をサクションチャンバーで吸引回収
ポイントは、容器の中で異物を動かすだけで終わらせないこと。
静電気による付着を抑えながら異物を容器外へ排出し、その周囲で吸引回収することで、ボトル・小型容器の内面クリーニングを一連の工程として行います。
ボトルや小型容器は、開口部が狭く奥行きがあるため、 外側からのエアーブローだけでは、容器内部へ十分にアプローチしにくい 場合があります。
ニードルイオナイザーは、細いニードル除塵ノズルを容器の中へ直接挿入。
開口部から容器内部へ除電エアーを送り込み、内壁に付着した異物へ直接作用させます。
ニードル除塵ノズルは 直径6 mm・8 mm を用意し、標準で最大50 mmの長さに対応。 容器の開口径や深さに合わせて選定でき、小型容器内部のピンポイントな除電・除塵に適しています。
容器内部から異物を吹き出しても、そのまま周囲へ飛散させてしまえば、 異物の再付着や周辺への拡散 につながる可能性があります。
ニードル除塵ノズルの周囲に、サクションチャンバーを配置。
容器内部から吹き出した異物をその場で吸引し、クリーニング領域から回収します。
単にエアーで異物を吹き飛ばすだけではなく、 「容器内部から異物を除去する」+「外へ出した異物を回収する」 ところまでを一連のクリーニングとして行えるのが特長です。
ボトルや小型容器は、製品によって 開口径や深さ、内部形状 が異なります。 ニードルイオナイザーは、ワークに合わせてニードル除塵ノズルを選定できます。
ニードル除塵ノズルは交換可能。直径6 mm・8 mm、標準で最大50 mmの長さに対応します。
容器の開口部やクリーニングしたい位置に合わせて、適したサイズを選定します。
容器サイズや形状が変わった場合にも、 装置全体ではなくニードル除塵ノズルを交換して対応を検討 できます。 標準仕様を超える長さについてもご相談ください。
ニードルイオナイザーは、ボトルや小型容器を連続して処理する 製造ラインへの組込みを考えたコンパクトなクリーニングユニット です。 ワーク形状や設備側の吸引方法に合わせて構成を検討できます。
サクションチャンバーは取り外し可能。
サクションチャンバーを使用して吹き出した異物をその場で吸引回収するほか、設備側で別途吸引を行う場合など、ライン構成に合わせた使用方法を検討できます。
ニードル除塵ノズルのサイズやサクションチャンバーの使用方法など、 容器形状と既存設備に合わせてクリーニング方法を選定 できます。
ニードルイオナイザーは、 開口部が狭く、通常のエアーブローでは内部の異物を除去しにくいボトルや小型容器 のクリーニングに適しています。 充填、組立、検査などの次工程へ送る前に、容器内部の異物対策を行う用途に使用できます。
樹脂ボトル・小型容器
成形、搬送、保管などの工程で容器内部に入り込んだ微細な異物を、充填や組立などの次工程へ送る前に除去。 帯電しやすい樹脂容器では、除電しながら内面をクリーニングできます。
医薬品・化粧品などの容器
小型ボトルや容器内部へ異物を持ち込みたくない製造工程に。 内容物を充填する前など、容器内面の異物対策が必要な工程への組込みを検討できます。
深さのある小型成形品
開口部から奥まった位置に異物が付着するカップ状・凹形状の小型ワークなどに。 ニードル除塵ノズルを内部へ挿入し、異物へ直接クリーニングエアーを作用させます。
筒状・細口ワーク
外側からではエアーが届きにくい筒状部品や細口ワークなど、内部をピンポイントで除電・除塵したい工程への適用を検討できます。
ポイントは「次工程へ送る前に、容器内部の異物を外へ出して回収したい」工程。
ニードル除塵ノズルを容器内部へ挿入し、除電エアーで異物を吹き出して吸引回収することで、エアーブローだけでは管理しにくい容器内部の異物対策を行います。
ボトルや小型容器内部の異物対策には、エアーブロー、除電器との組み合わせ、吸引など、さまざまな方法があります。 低コストで手軽な方法にもメリットがありますが、「静電気で付着した異物をどう剥がし、容器外へ出した異物をどう回収するか」 まで考えると違いが見えてきます。
| 比較項目 | エアーブロー |
除電器+ エアーブロー |
吸引 | ニードルイオナイザー |
|---|---|---|---|---|
| 初期導入 | ◎ 手軽 | ○ | ○ | △ 専用ユニット |
| 非接触 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 容器内部へのアプローチ | ノズル構成による | ノズル構成による | 吸引口の構成による | ○ 内部へノズルを挿入 |
| 除電 | × | ○ | × | ○ |
| 異物への作用 | 吹き飛ばす | 除電して吹き飛ばす | 吸い取る | 除電して吹き出す |
| 異物の吸引回収 | × ※別途設備で対応可 |
× ※別途設備で対応可 |
○ | ○ |
| 除去した異物 | 周囲へ飛散 | 周囲へ飛散 | 吸引側へ回収 | 吹き出して吸引回収 |
| 向いている考え方 | 低コスト・簡易対策 | 除電+吹き飛ばし | 吸引回収 | 除電・吹き出し・回収まで一体化 |
エアーブローだけで終わらせず、容器から出した異物を回収するところまで。
ニードルイオナイザーは、容器内部へニードル除塵ノズルを挿入し、除電しながら異物を吹き出し、サクションチャンバーで吸引回収します。
容器内部の異物対策をひとつのクリーニングユニットにまとめられることが特長です。
※上表は各方式の一般的な構成を比較したものです。エアーブローや除電器にも、吸引設備などを追加して構成することができます。
ニードルイオナイザーを選定する際は、 容器の開口径、深さ、クリーニングしたい位置 を確認します。 容器内部へニードル除塵ノズルを挿入できるよう、ワーク形状に合わせてノズルサイズを選定します。
| 選定項目 | 仕様 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| ノズル径 | φ6 mm / φ8 mm | 容器の開口径と、ノズルを挿入するために必要なクリアランスを確認します。 |
| ノズル長さ | 標準 最大50 mm | 容器の深さと、内部のどの位置までクリーニングするかを確認します。 |
| 50 mmを超える長さ | ご相談ください | より深い容器など、標準仕様を超える場合は個別に検討します。 |
| サクションチャンバー | 使用 / 取り外し可能 | 吹き出した異物をその場で吸引するか、設備側の吸引方法を使用するかを確認します。 |
「容器の口に入るか」だけでなく、「どこまで届かせたいか」も重要です。
容器の開口径と深さ、内部形状、クリーニングしたい位置などを確認して、ニードル除塵ノズルと吸引方法を選定します。
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