テープ、フィルム、金属帯材、押出プロファイルなどの連続材では、 スリット、プレス、曲げ、押出などの加工工程で発生した微細な異物 が表面に付着することがあります。
問題になるのは、その異物を付着させたまま次工程へ送ってしまうこと。
貼り合わせ、被覆、印刷、組立などの前に表面をクリーニングすることで、異物の持ち込みや次工程への巻き込みを抑えます。
インラインクリーンは、連続搬送されるワークをクリーニングヘッド内に通し、 上下から除電・非接触除塵し、剥離した異物を吸引回収 します。 ワーク表面に接触させず、製造ライン内で連続的にクリーニングできます。
キストエシャリッヒ (KIST+ESCHERICH GmbH)
異物対策
電池の製造
デモ機(実機)貸出あり
インラインクリーンは、連続材をクリーニングヘッドの中に通し、 上下両面から非接触で除電・除塵 します。 単にエアーで異物を吹き飛ばすのではなく、除電とクリーニングエアー、吸引を組み合わせて異物を回収します。
1. 除電
アクティブイオン化で帯電を抑え、静電気による異物の付着力を低減
2. 異物を剥離
クリーニングノズルからのエアーで、表面に付着した粉塵や材料粒子を非接触で剥離
3. 吸引回収
剥離した異物をクリーニングヘッドから吸引し、周囲への飛散や再付着を抑制
上下両面を一度にクリーニング。
連続材をヘッド内に通過させながら処理するため、テープ、フィルム、金属帯材、押出プロファイルなどの製造ラインへコンパクトに組み込めます。
インラインクリーンは、連続材を上下のクリーニングノズルの間に通し、 表裏両面に付着した異物を一度の通過で非接触クリーニング します。
ワーク表面にブラシや粘着ローラーを接触させません。
テープやフィルムだけでなく、金属帯材や押出プロファイルなど、表面への接触を避けたい連続材のクリーニングにも適しています。
上下を別々の工程で処理する必要がなく、 製造ラインを流れる連続材をそのまま両面クリーニング できるため、次工程前の異物対策をコンパクトに組み込めます。
インラインクリーンは、 クリーニングヘッドを開くことができる開閉構造 を採用しています。 連続材を装置の端からすべて通していくのではなく、ヘッドを開いた状態でワークをセットできます。
ロール交換やライン立ち上げ時のワークセットをしやすく。
テープ、フィルム、金属帯材などの連続材を扱うロールtoロール工程では、クリーニング性能だけでなく、ワークを通す際の作業性も重要です。
クリーニングヘッドを閉じれば、ワークの上下にクリーニングノズルを配置した状態で処理できます。 既存の連続搬送ラインにも組み込みやすいコンパクトな構造 です。
フィルムや樹脂などの連続材は、搬送や加工によって帯電し、 静電気によって微細な粉塵や材料粒子を引き寄せ、保持してしまう ことがあります。
インラインクリーンは、クリーニングヘッドに除電機能を内蔵。
ワークを除電しながら、表面に付着した異物を非接触で剥離し、吸引回収します。
異物を吹き飛ばすだけでなく、 静電気による異物の付着を抑えながらクリーニング できるため、帯電しやすいフィルム、テープ、樹脂プロファイルなどの工程内除塵に適しています。
インラインクリーンは、ワークや除去したい異物に合わせて、 上下のクリーニングノズルを組み合わせて選択 できます。
マルチチャンネルノズル
連続材の表面にクリーニングエアーを作用させ、非接触で異物を剥離します。
回転ノズル
回転するエアージェットを利用し、より高い剥離力が必要なクリーニングに対応します。
上下に同じタイプを配置するだけでなく、 上面と下面で異なるノズルを組み合わせることも可能 です。 ワークの材質や表面状態、異物の付着状態に合わせてクリーニング構成を選定できます。
インラインクリーンは、フィルムだけでなく、 テープ、金属帯材、押出プロファイル、被覆前の連続材 など、細幅のワークを連続搬送するさまざまな製造工程に組み込むことができます。
金属プレス・端子・コネクター
金属帯材や連続端子をプレス工程へ送り込む前のクリーニングに。 異物の噛み込みを防ぎたい前処理や、プレス・曲げ加工後に発生した材料粒子の除去に使用できます。
樹脂押出・プロファイル
樹脂ストリップや押出プロファイルなど、連続成形されるワークの工程内クリーニングに。 押出後から印刷、接着、組立などの次工程へ送る前の異物対策に使用できます。
多層押出・被覆工程
医療用チューブやカテーテルなどの多層押出・被覆工程では、コアとなる線材への樹脂被覆前や、中間層から次の層を形成する前など、 異物を次の層へ巻き込みたくない工程 で連続材のクリーニングを検討できます。
テープ・細幅フィルム・帯材
スリット、巻出し、貼り合わせ、印刷などのロールtoロール工程に。 加工途中で付着・発生した異物を除去し、次工程への持ち込みを抑えます。
ポイントは「細幅の連続材を、次工程へ送る前にクリーニングしたい」工程。
ワークを停止させて個別に洗浄するのではなく、製造ラインを連続搬送しながら非接触で両面をクリーニングできます。

連続材の異物対策には、クロスによる拭き取り、エアーブロー、除電器とエアーブローの組み合わせなど、さまざまな方法があります。 低コストで手軽な方法にもメリットがありますが、「除去した異物をその後どうするか」まで考えると違いが見えてきます。
| 比較項目 |
クロス・布による 拭き取り |
エアーブロー |
除電器+ エアーブロー |
インラインクリーン |
|---|---|---|---|---|
| 初期導入 | ◎ 手軽 | ◎ 手軽 | ○ | △ 専用装置 |
| 非接触 | × | ○ | ○ | ○ |
| 除電 | × | × | ○ | ○ |
| 異物への作用 | 拭き取る | 吹き飛ばす | 除電して吹き飛ばす | 除電して剥離 |
| 異物の吸引回収 | × | × | × ※別途吸引設備で対応可 |
○ |
| 両面処理 | ○ | 構成による | 構成による | ○ |
| 日常的な管理 | クロス交換・管理 | 比較的少ない | 比較的少ない | クロス交換不要 ※定期保守は必要 |
| 除去した異物 | クロス上に蓄積 | 周囲へ飛散 | 周囲へ飛散 | 吸引側へ回収 |
| 向いている考え方 | 低コスト・簡易対策 | シンプルな吹き飛ばし | 除電+吹き飛ばし | 除電・剥離・回収まで管理 |
異物を「取る」だけでなく、「再付着させず回収する」ところまで考える。
インラインクリーンは、除電・非接触クリーニング・吸引回収をひとつのシステムにまとめています。
プレス前や多層押出・被覆前など、次工程へ異物を持ち込みたくない連続生産ラインの異物管理に適しています。
※上表は各方式の一般的な構成を比較したものです。エアーブローや除電器にも、吸引設備などを追加して構成することができます。
インラインクリーンは、上下に配置するクリーニングノズルの組み合わせによって 4つのタイプから選択 できます。 ワークの材質や表面状態、異物の付着状態などに合わせて構成を選定します。
| タイプ | 上側ノズル | 下側ノズル | 作業幅 |
|---|---|---|---|
| OSA-USA | マルチチャンネルノズル | マルチチャンネルノズル | 100~300 mm |
| OTC-UTC | 回転ノズル | 回転ノズル | 60~300 mm |
| OTC-USA | 回転ノズル | マルチチャンネルノズル | 60~300 mm |
| OSA-UTC | マルチチャンネルノズル | 回転ノズル | 60~300 mm |
マルチチャンネルノズル
連続材の表面へクリーニングエアーを作用させる非接触ノズルです。
回転ノズル
回転するエアージェットによって、より高い剥離力が必要な異物除去に対応します。
ワーク高さは0~9 mmに対応。
上下を同じノズルにするだけでなく、上面と下面で異なるノズルを組み合わせることもできます。
ワーク形状や表裏の状態、必要な剥離力などを確認してタイプを選定します。
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