Oリング・パッキン・小型樹脂部品を、
まとめて自動除塵。
静電気で付着したホコリ・微粒子を効率よく除去する
小型部品クリーナーです。
キストエシャリッヒ (KIST+ESCHERICH GmbH)
異物対策
電池の製造
製造現場の組立工程やアッセンブリ工程では、Oリング、パッキン、小型樹脂部品など、大量の部品を連続して製品へ組み込む工程があります。
こうした小型部品は、保管、供給、振動フィーダーなどによる搬送の過程で部品同士が接触・摩擦し、静電気を帯びることがあります。帯電した部品表面には、周囲のホコリ、微粒子、樹脂粉などの異物が付着しやすくなります。
特に注意したいのが、Oリング・パッキンなどのシール部品です
Oリングやパッキンの表面に微細な異物が付着したまま組み付けられると、異物の噛み込みによってシール性能に影響し、条件によってはリークやシール不良につながる可能性があります。そのため、組立工程へ投入する前に部品表面の異物を除去しておくことが重要です。
小型樹脂部品でも、ホコリ、樹脂粉、微粒子などを付着させたまま後工程へ持ち込むことは、製品品質に影響する可能性があります。
しかし、大量の小型部品を1個ずつ手作業で清掃するのは時間と手間がかかり、処理数量が増えるほど作業者への負担も大きくなります。
大量のOリング・小型部品を、まとめて自動除塵
イオンツイストは、Oリング、パッキン、小型樹脂部品など、バルク状態で供給される大量の小型部品をまとめてクリーニングする除塵装置です。
1個ずつ手作業で清掃するのではなく、投入した小型部品を装置内部で動かしながら連続的にクリーニングできることが大きな特長です。
部品を投入 → 除電 → エアーで異物を剥離 → 吸引回収 → クリーニングした部品を排出
イオンツイストが小型部品を除塵する仕組み
イオンツイストは、単にエアーで異物を吹き飛ばす装置ではありません。 「除電」「エアーによる剥離」「吸引回収」を組み合わせることで、小型部品に付着した乾いた異物を除去します。
1. 除電|静電気による異物の付着力を弱める
イオンツイストに搭載されたイオナイザで部品表面の静電気を中和します。静電気によって引き寄せられているホコリ、微粒子、樹脂粉などの付着力を弱め、異物を部品表面から剥がれやすい状態にします。
2. エアー剥離|部品を動かしながら異物を吹き離す
装置内部では圧縮エアーによって小型部品を動かしながら、さまざまな方向から部品表面へエアーを作用させます。除電によって付着力が弱くなった異物を剥離すると同時に、部品をアウトレット側へ搬送します。
3. 吸引回収|剥がした異物をその場から取り除く
部品から剥離したホコリ、微粒子、樹脂粉などは、イオンツイストの吸引口から回収します。吸引された異物はダクトホースを通り、接続した集塵装置のフィルターで捕集します。異物を吹き飛ばすだけでなく、剥がした異物を吸引回収することで再付着を抑えます。
◎ イオンツイストが得意とする異物
ホコリ、微粒子、樹脂粉、繊維など、乾いた異物の除去に適しています。 特に、Oリング、パッキン、小型樹脂部品などを大量に処理し、組立工程へ投入する前にまとめてクリーニングしたい用途に適しています。
△ 油汚れ・液体汚れの除去には適していません
イオンツイストは乾式の除塵装置です。 油分、グリース、液体汚れ、粘着性の高い汚れなどを洗浄する装置ではありません。 このような汚れが主な除去対象の場合は、湿式洗浄など別の洗浄方式をご検討ください。
○ 外観品質を厳しく管理する部品は、実ワークでの確認をおすすめします
イオンツイストは部品を装置内部で動かしながらクリーニングする方式です。 小型樹脂部品などにも使用できますが、部品同士の接触や転動が発生するため、 微細な傷まで厳しく管理する外観部品については、事前に実ワークによるテストをおすすめします。 また、絡まりやすい形状や特殊なワークについても、材質、形状、重量などを確認して適用を判断します。
※左右にフリックしてご覧いただけます。
静電気による異物付着力を弱めるために、イオンツイストに内蔵されたスマートイオンが静電気を中和します。 スマートイオンの製品ページ
Oリング、パッキン、小型樹脂部品などの異物除去には、 除電+エアーブロー、手作業によるIPA拭き、湿式洗浄など、 さまざまな方法があります。
処理する部品の数量、付着している異物、必要な清浄度、前後工程によって適した方法は異なります。 イオンツイストは、 乾いたホコリ・微粒子・樹脂粉などが付着した 大量の小型部品を、組立前にまとめて自動除塵したい工程に適しています。
| 比較項目 | イオンツイスト |
除電+ エアーブロー |
手作業・ IPA拭き |
湿式洗浄 |
|---|---|---|---|---|
| 大量の小型部品 | ◎ まとめて処理 | △ | × | ○ |
| 自動・連続処理 | ◎ |
○ ※設備化した場合 |
× | ○ |
| 静電付着したホコリ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
| 部品を動かしながら除塵 | ◎ | △ | × | ○ |
| 吸引による異物回収 | ◎ | △~× | × | ○ |
| 乾燥工程 | 不要 | 不要 | IPA使用時は必要 | 必要 |
| 液体・油汚れ | × | × | ○ | ◎ |
| 微細傷を嫌う外観部品 | ○ | ◎ | ○ | ○ |
| 人手 | 少ない | 少ない | 多い | 少ない~中程度 |
| 組立前の大量部品 | ◎ | ○ | △ | ○ |
※上表は一般的な方式の特徴を比較した目安です。実際の適否は、部品の材質・形状・重量、付着異物、処理数量、要求清浄度、設備構成などによって異なります。
○ 外観品質を重視する部品にも検討できます
イオンツイストは小型樹脂部品などにも使用できます。 ただし、装置内部で部品を動かしながら処理するため、部品同士の接触や転動が発生します。 微細な傷まで厳しく管理する外観部品では、実ワークによる事前テストをおすすめします。
× 油汚れ・液体汚れには適していません
イオンツイストは乾式の除塵装置です。 油分、グリース、液体汚れ、粘着性の高い汚れなどを除去する用途には適していません。 このような汚れが主な対象の場合は、湿式洗浄など別の洗浄方式をご検討ください。
イオンツイストが特に得意なのは、こんな工程です
乾いたホコリ・微粒子・樹脂粉などが付着したOリング、パッキン、小型樹脂部品などを、大量にまとめて処理したい工程。 特に、パーツフィーダーへの供給前や製品への組立前など、 1個ずつ手作業で清掃することが難しい大量の小型部品の自動除塵に適しています。
大量のOリングやパッキン、小型部品を1個ずつ手作業で清掃するには、多くの時間と手間がかかります。処理する部品数が増えるほど、清掃作業が組立工程の負担になることもあります。
ION TWISTは、大量の小型部品をまとめて投入し、クリーニングしながら搬送できることが特長です。
1個ずつ清掃するのではなく、まとめて除塵
Oリングやパッキンなど、大量に使用する小型部品のクリーニングを効率化し、組立工程へ供給する前の異物対策を自動化できます。
Oリングをまとめて除塵する方法や使用例については、 大量のOリングをまとめてきれいにするクリーナー で詳しくご紹介しています。
Oリングやパッキンなどのシール部品では、表面に微細なホコリやパーティクルが付着したまま組み付けられると、異物の噛み込みによってシール性能に影響する可能性があります。
わずかな異物を、組立工程へ持ち込まないために
組立前にOリングやパッキンを除塵することで、異物の噛み込みによるシール不良やリークなど、品質トラブルのリスク低減につながります。
また、小型樹脂部品でも、ホコリ、樹脂粉、微粒子などを付着させたまま後工程へ持ち込むことは、製品品質に影響する可能性があります。
ION TWISTは単に部品をきれいにするだけでなく、アッセンブリ工程や組立工程へ異物を持ち込まないための前工程クリーニングとして活用できます。
イオンツイストはOリングやパッキン専用のクリーナーではありません。バルク状態で供給できる小型部品であれば、プラスチック製キャップ、樹脂製リング、樹脂ネジ、小型の射出成形部品など、さまざまなワークへの応用が考えられます。
小型樹脂部品の除塵については、 小さな樹脂成型品に付いたゴミ・埃をまとめて除塵 でも詳しくご紹介しています。
ワークによっては事前評価が必要です
イオンツイストは装置内部で部品を動かしながらクリーニングするため、傷を嫌う部品、部品同士の接触を避けたいワーク、絡まりやすい形状などには適さない場合があります。材質、形状、重量、付着異物などに応じて適性を確認することが重要です。
2026年秋から、国内デモ機による実ワークテストを予定
2026年秋から約2年間、イオンツイストのデモ機を日本国内に導入する予定です。Oリング・パッキンだけでなく、「この小型部品も除塵できるだろうか?」という新しい用途についても、実際のワークを使用した除塵評価をご相談いただけます。
※デモ機の国内設置期間およびテスト対応については、予定が変更となる場合があります。
イオンツイストは、Oリング・パッキンをはじめ、小型樹脂部品など、バルク状態で扱われる小型部品の除塵に活用できます。 用途ごとの異物トラブルやクリーニング方法について、下記のページで詳しくご紹介しています。

イオンツイストは、装置内部で小型部品を動かしながら、除電・エアブロー・吸引を行うクリーニング方式です。 そのため、特に大量にまとめて扱える小型バルク部品との相性が期待できます。
イオンツイストが適していると考えられる部品
Oリング・パッキンなどのシール部品
小型の射出成形部品
プラスチック製キャップ・リング
樹脂製ネジなどの小型部品
バルク状態でまとめて供給できる部品
事前評価をおすすめする部品
表面に傷が付きやすい部品
部品同士の接触を避けたい精密部品
絡まりやすい形状の部品
非常に軽量な部品
特殊形状や複雑な凹凸を持つ部品
実際のクリーニング適性は、部品の材質、形状、重量、表面状態、付着している異物などによって異なります。 カタログスペックだけで判断せず、実ワークで除塵効果や部品への影響を確認することをおすすめします。

イオンツイストは、小型部品を使用する組立工程・アッセンブリ工程・部品供給工程への組込みを想定したクリーニングシステムです。
部品供給
↓
パーツフィーダー・搬送工程
↓
ION TWISTで除電・除塵
↓
アッセンブリ・組立工程
組立直前にOリングや小型部品をクリーニングすることで、保管や搬送中に付着したホコリ・パーティクルを後工程へ持ち込むリスクを低減できます。
設備への組込み方法は、部品の供給方法、処理数量、搬送条件、設置スペースなどによって異なります。既存ラインへの追加設置を含め、工程に合わせたシステム構成を検討します。

イオンツイストの対応部品、除塵方法、Oリング・パッキンへの使用、圧縮エアー、集塵、設備への組込み、実ワークテストなど、お客様から想定されるご質問をまとめました。小型部品クリーナーをご検討の際にご活用ください。
◆大量の樹脂成型品を漏斗から流し込む
◆イオンツイストの中で「エアーブロー+静電気除去+異物吸引」
◆きれいになった樹脂成型品を取り出し
◆大量のOリングを漏斗から流し込む
◆イオンツイストの中で「エアーブロー+静電気除去+異物吸引」
◆きれいになったOリングを取り出し
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