レーザー加工や溶接、はんだなどの工程では、目に見える煙だけでなく微細なヒュームが発生します。 作業点から吸引した空気を、適切なフィルターでろ過することが重要です。
TFSシリーズは、セーフラインフィルターとH14粒子フィルターによる多段ろ過を採用。
微細な粒子を捕集し、レーザー加工機や生産設備の集塵に対応します。
TBH GmbH
静電気対策
異物対策
電池の製造
TFSシリーズは、コンパクトなTFS220から大風量のTFS1000まで5機種をラインナップ。 単純なサイズ違いではなく、 必要な風量、静圧、配管条件、ヒューム・粉塵量 などに合わせて選定します。
| 型式 | 有効風量 | 最大静圧 | セーフライン | 選定の目安 |
|---|---|---|---|---|
| TFS220 | 50~200 m3/h | 20,000 Pa | 16 m3 | コンパクトで高静圧。圧力損失の大きい配管に |
| TFS230 | 100~300 m3/h | 6,000 Pa | 16 m3 | 比較的圧力損失が小さく、風量を必要とする設備に |
| TFS250 | 50~500 m3/h | 15,000 Pa | 16 m3 | 風量と静圧の両方を必要とする設備に |
| TFS500 | 50~500 m3/h | 15,000 Pa | 34 m3 | 大きなフィルター面積で、粉塵・ヒューム量が多い工程に |
| TFS1000 | 200~700 m3/h | 3,700 Pa | 34 m3 | 大風量を必要とする設備や複数箇所からの吸引に |
風量だけでなく、配管条件まで含めて選定することがポイントです。
吸引口の数、配管径・配管長、圧力損失、発生するヒューム・粉塵量などを確認して、適したTFSシリーズを選定します。
※TFS250・TFS500の有効風量は230V仕様の値です。仕様・使用条件により異なる場合があります。
ヒュームを捕集した後に見落としがちなのが、 使用済みフィルターを交換するときの粉塵飛散 です。 TFSシリーズは、交換時の周囲への飛散を抑えるセーフラインフィルターを採用しています。
捕集するときだけでなく、フィルターを交換するときまで考えた構造。
セーフラインフィルターはハウジング内に収められ、交換時にはハウジングを閉じてから取り外すことができます。
セーフラインフィルターと後段のH14粒子フィルターは個別に交換可能。 必要なフィルターだけを交換できるため、メンテナンス性にも配慮されています。
レーザー加工や溶接、はんだで発生するヒュームには、非常に微細な粒子が含まれます。 TFSシリーズは、 セーフラインフィルターとH14粒子フィルターによる多段ろ過 で、吸引した空気から微細な粒子を捕集します。
1段目 セーフラインフィルター
ヒュームや粉塵を捕集する大面積フィルター。後段フィルターへの負荷を抑えます。
2段目 H14粒子フィルター
セーフラインフィルターを通過した微細粒子を、後段でさらに捕集します。
さらにPLUS仕様では、 活性炭フィルターを追加 できます。 粒子だけでなく、工程で発生するガスや臭気への対策が必要な場合にも、用途に合わせたフィルター構成を選択できます。
TFSシリーズには、 STANDARDとPLUS があります。 吸引するものがヒュームや粉塵などの粒子なのか、ガスや臭気への対策も必要なのかによって選定します。
STANDARD
レーザー加工や溶接などで発生する ヒューム・粉塵などの粒子捕集 を中心とした用途に。
PLUS
粒子の捕集に加えて、 ガスや臭気への対策も必要な工程 に。活性炭フィルターを備えています。
レーザー加工、溶接、接着、樹脂加工など、工程によって発生する物質は異なります。 吸引対象と加工条件を確認して、STANDARDまたはPLUSを選定 します。
TFSシリーズは、集塵機単体で使用するだけでなく、 レーザー加工機や自動設備へ組み込んで使用 できます。 設備側から集塵機を制御し、生産工程と連動した運転が可能です。
運転するだけでなく、集塵機の状態を設備側で監視。
外部からの運転・停止や吸引力の調整に加え、フィルター状態や異常信号などを設備側へ出力できます。
加工開始と同時に集塵を開始するなど、 装置の一部としてTFSシリーズを組み込むことが可能 です。 設備メーカーによる装置設計や自動化設備への組込みについてもご相談いただけます。
レーザーマーキング、レーザー加工、溶接、はんだなどでは、 加工点からヒュームや微細な粉塵が発生します。 TFSシリーズは、 発生源の近くから吸引する局所集塵 に使用できます。
レーザー加工
レーザーマーキング、レーザー加工などで発生する微細なヒューム・粉塵の吸引に。
溶接
溶接工程で発生するヒュームを、発生源の近くから吸引・捕集します。
はんだ
手はんだ、自動はんだなどで発生する煙・ヒュームの局所集塵に。
吸引口をどこに設置するかも、集塵性能を左右します。
発生するヒューム・粉塵の量、吸引距離、吸引口の数、配管径・配管長などを確認して、TFSシリーズと吸引方法を選定します。

レーザー加工、溶接、はんだ工程の集塵機は、必要な風量だけでなく、 微細粒子のろ過、フィルター交換、ガス・臭気対策、設備との連動 まで確認して選ぶことが重要です。 TFSシリーズは、こうした実際の運用まで考えて構成されています。
| 比較項目 | 一般的なヒューム用集塵機 | TFSシリーズ |
|---|---|---|
| 微細粒子のろ過 | フィルター構成は機種による | セーフラインフィルター+H14粒子フィルター |
| フィルター交換時の飛散対策 | 構造・機種による | セーフラインフィルターで交換時の飛散を低減 |
| ガス・臭気への対応 | 活性炭などの有無は機種による | PLUS仕様で活性炭フィルターを追加 |
| フィルターの個別交換 | 構造・機種による | 必要なフィルターを個別に交換可能 |
| 設備との連動 | 外部制御の内容は機種による | 運転・吸引力制御・状態監視などに対応 |
| 機種選定 | 製品シリーズにより異なる | 風量・静圧・フィルター面積の異なる5機種から選定 |
ヒュームを吸引する性能だけでなく、捕集した後の扱いまで。
TFSシリーズは、フィルター交換や設備連動を含め、レーザー・溶接・はんだ工程への組込みを考えた集塵システムです。
ヒューム対策では、集塵機の風量や静圧だけでなく、 どこから、どのように吸引するか も重要です。 加工点と吸引口の距離、配管径・配管長、曲がり、吸引箇所数などによって、集塵機に必要な性能は変わります。
吸引口
ヒュームの発生位置や広がり方を確認し、できるだけ発生源の近くで捕集できるように検討します。
配管
配管径や長さ、曲がりなどによる圧力損失を考慮して、必要な静圧を確認します。
単点・多点吸引
1か所から吸引するのか、複数の加工点から吸引するのかによって、必要な風量や配管構成を検討します。
「何 m?/hあれば足りる?」だけでは、集塵機は選べません。
加工内容、吸引位置、配管条件、吸引箇所数などを確認し、TFS220~TFS1000から適した機種と吸引方法を検討します。
自動溶接機の中でヒューム・超微粒子を吸引
レーザー加工機でヒューム・超微粒子を吸引
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