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【デモ機有】熱管の長さ・速度を非接触で測定

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【デモ機有】熱管の長さ・速度を非接触で測定

熱管測定用にVLMが導入された事例です。ホットロールミルスタンドが5台あり、それぞれCモジュールドライブシステムを搭載した3ロール式ロールミルのブロックで、ここで部材の速度を測定するというアプリケーションです。Cモジュールはそれぞれドライブ駆動で、ロールミルスタンドがそれぞれロール調整を行い、ロールごとにシングルドライブで駆動します。調整レンジが大きいほど、遠隔制御が可能なフリーサイズ圧延です。径16~75mmのレンジの生産を行います。このラインには圧延サイクルに無関係に、短時間で製品の寸法変更ができる特徴があります。少ないロットサイズでも低コストで圧延することができ、ディスケーラー及び垂直式ループリフター(550mm)により牽引せずに圧延を行います。

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RSB圧延でのロールドラフトは、最終製品の品質管理のために重要で、ロールスタンドへの入力速度を正確に測定する必要があります。非接触式測定器VLMを導入する以前は、一つ前の圧延スタンドで速度情報を得ることができましたが、計算値やスリップに伴う測定誤差が問題になっていました。対象の圧延スタンドから、一つ前のスタンドの距離は約100mあり、計算上の速度と実際の対象圧延箇所での速度に差があることが確認され、圧延工程の制御をアップグレードするために、VLM200が導入されたというのが背景です。

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VLM200SD/hは、高温で光る部材の測定のため特別に設計されました。熱保護用フィルターは部材から照射される放出物が光学測定部に付着するのを防ぎます。VLMは、光源に白色LEDを用いており、圧延速度が早くても集積回路ASICは検出した生データを全て点検してから測定値として処理します。ASICの処理により、スチーム・スケール・不純物などの影響は測定に影響を及ぼしません。装置を熱にさらさないようステンレススチール保護用ハウジングに収納して測定を行います。ブラスト供給システムは、装置を冷却し、光学測定部の清浄度を保ちます。またチューブから供給されるエアは、スケールや水滴が光学測定部に付着するのを防ぎます。白色LEDによる測定は、高輝材や高温で輝く部材に対しても効果的で、高光沢のクロム合金で1200℃の表面の測定も可能です。VLMを複数の圧延スタンドの測定箇所で測定して速度差を測定し、トリガーで電気同調させるようなことも使い方もあり、圧延ブロック間で速度差が生じた場合には、記録することができます。これは、大きなメリットで最小の張力制御して圧延スタンドでの干渉を防ぐことにつながるのです。実際の測定現場では、480m/minの速度をVLM200により正確に測定できるようになりました。

弊社にはVLM500Aのデモ機がございますので、デモをご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

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