
金型検査用ユニットは、射出成形機の金型を検査するために金型を開閉するユニットです。頭上からクレーンで金型を開くのと比べ、とても安全で簡単に金型の開閉作業が出来ます。小型金型から大型金型用の金型検査システムを取り揃えております。
Optimシリーズは、最大3トンまでの小型金型用のユニットです。次の3種類の機種があります。
〇 Optim 25/1500 金型の重量1500kgまで
〇 Optim 25/2000 金型の重量2000kgまで
〇 Optim 25/3000 金型の重量3000kgまで
写真1
Optimシリーズの標準サイズは、長さ1200mm x 幅580mm x 高さ275mm。金型を旋回させるテーブルのサイズは、350mm x 500mm です。オプションで、テーブルサイズを高くして作業しやすくすることが出来ます。
写真2
大型金型の検査用システムは、最大金型重量110トンまでのユニットを製作できます(特別仕様で金型200トン用のシステムも製作可)。射出成形機から取り出した金型を検査するために開くことができるユニットで、金型の洗浄作業の時には片側の金型を傾けておき、洗浄するという使い方も出来ます。金型の洗浄・検査・修理・シミュレーション等の作業が簡素化し、安全性が向上します。クレーン作業による金型開閉作業では、金型を損傷させるリスクが大きく、修理のために余分なコストが修繕費として発生します。EASChangesystemsの金型検査用システムは、金型を開閉する専用機で、開閉作業時の金型を安全・確実に行うことが出来ます。システムには、両側の金型を開く機能の他、片側または両側の金型を傾ける機能をオプションでつけることができます。また、オプションで油圧接続を搭載して、コア引き出し/エジェクター機能の確認を行うことが出来ます。
写真3 金型検査用システム(金型重量2トンまで)
金型検査用システムへの金型の積層・取り出しは、クレーンまたは金型搬送用台車を使います。
金型搬送用台車で金型の積層・取り出しを行う用途のために、金型検査用システムにマグネットクランプまたは油圧クランプを搭載することも可能です。
利点
〇金型のメンテナンスや検査作業の安全性が向上します。高価な金型を安全に開閉します。
〇油圧クランプまたはマグネットクランプを搭載できます
〇片側または両側の金型を傾けることができ、金型へアクセスしやすくなります。
〇金型3トン用のモデルから、カスタムサイズで200トン用のシステムを製作できます。
用途
〇金型のメンテナンスまたは検査専門の部署(射出成形機、ブローモールディング、プレス機用ダイス)
写真4 金型検査用システム(金型重量15トンまで)
写真5 金型検査用システム(金型重量25トンまで)
写真6 金型検査用システム(金型重量50トンまで)
写真7
金型検査用システムは金型重量最大100トンまで対応(写真7の左)
金型搬送用エアクッションは金型重量最大100トンまで対応(写真7の右)
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上下の金型を開閉するシステムダイスプリッタをみる