
目次
モーター駆動式プリローラとは?
フリーローラ式との違い
動画~実際にモーターローラを操縦する
特徴
ラインナップ
関連情報
モーター駆動式プリローラとは?
プレス機には、上側の金型を固定するスライドと、下側の金型を固定するボルスターがあります。
プリローラとは、プレス機のボルスターの前に取り付ける金型搬送用のローラです。金型の交換時に、プリローラをプレス機の下側のボルスターへ取り付けて、ローラー上を滑らせて金型を出し入れするのに使います。
フリーローラー式が一般的で、プリローラに乗せた金型は、作業者が手押しで搬入搬出します。
そして、
モーター駆動式プリローラーとは、モーターローラを搭載することで、金型を手押しで搬入する作業を無くし、金型の搬送を安全・簡単にしたプリローラです。
ローラーに乗せた金型は、作業者が遠隔でリモコンで操作しますので、重量物の金型を安全・簡単に搬送することができます。
フリーローラ式プリローラとの違い
フリーローラ式のプリローラは、ローラーの上に金型を乗せた後、人力で金型を動かす必要があります。
写真:プリローラ上の金型を手で押す
一方、
モーターローラ式のプリローラは、ローラーの上に金型を乗せた後、金型をリモコンで操縦します。作業者は、重量物の金型から離れた位置で、安全・簡単に金型搬送作業ができます。
動画~実際にモーターローラを操縦する
モーター駆動プリローラの動画(66秒)をYoutubeでご視聴いただくことができます。
動画を解説
1.プリローラをボルスターへフックで接続します。動画では、本物のプレス機のボルスターの代わりにデモ用テーブルを使用しています。
2.作業者がリモコンでローラー上の金型を操縦します。
3.金型をプレス機(デモ用テーブル)に搬入したらフックを外して作業終了です。
作業者は、金型から離れた位置で安全・簡単に金型搬送作業を行うことができます。
特 徴
プレス機への金型の搬出入作業が電動化!
シンプルなリモコン操作!
金型落下防止用ストッパー標準装備!
ラインナップ
型式 | 耐荷重 | 金型搬送長 |
EPRM40-1250 | 40kN | 1250mm |
EPRM60-1600 | 60kN | 1600mm |
EPRM80-1600 | 80kN | 1600mm |
EPRM120-2000 | 120kN | 2000mm |
EPRM150-2000 | 150kN | 2000mm |
※「N」(ニュートン)は、力の大きさを表す単位の一つです。
1kg重は、約9.8N。1kNは、約102kg重です。
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