
Arcotec社はドイツを拠点にフレーム処理機からプラズマ処理機まで幅広く表面処理機を製造しているメーカーです。
FTM101DRはハンディータイプの小型フレーム処理機で少量多品種やR&D用途のために開発されました。
目次
・設備概要
・設置方法
・操作方法
・特徴
・設備動画
・最後に
設備概要
フレーム処理機の仕様は以下のようになっております。・機種名:FTM101DR
・電源 :単相200V 50/60Hz 450W
・ガス :プロパンガスまたはメタンガス
・処理幅:100mm
・寸法 :550 x 525 x 600mm (発信機)
・重量 :約30kg
設備構成として①発信機、、②バーナー、③混合ガス用ホース④LPG用圧力調整器、⑤LPG用ガスホースとなっております。

発信機↑

バーナーと混合ガスホース↑

LPG用レギュレータ↑
設置方法
①発信機を処理対象物にバーナーが届く範囲においてください。
②200V単相電源を発信機に接続してください。
※フレーム処理機からこのコンセントが出ています。
③発信機側面にLPGを接続してください。※圧力計の圧力は10Kpa未満にしてください!!!
④混合ガス用ホースを用いて発信機とバーナーを接続してください。
正面向かって左側にLPGホースと混合ホースのつなぎ口があります。
⑤バーナートリガーに着火コネクタを接続してください。
雌雄端子になっています。黒く着色されたコネクタ同士、無色のコネクタ同士をつないでください。
操作方法
①電源とガスが供給されているのを確認後に設備正面のメインスイッチを「ON」にしてください。
機械が立ち上がるとブロアが回転し始めます。
②必要な量の空気量を調整してください。
up&downのボタンで空気量を変更できます。
③トリガーを握ってください。トリガーを握ることで火花が飛びます。
1回で着火しなかった場合は何度かトリガーを握りなおしてください。
④炎が付いたらトリガーを握っている間燃焼を続けます。消したい場合はトリガーを解除してください。
⑤必要に応じて正面向かって左面の黒いハンドルを回してガス量を変更し、比率を変えることが出来ます。
特徴
手持ち式フレーム処理機の特徴は大きな製品サンプルなど、テストピースでは確認しきれないようなものの処理に特化した処理機です。
自動車用樹脂成型品など、ロボットでの処理を前提とした製品の最終チェックなどにご利用いただけます。
また手に持って炎を照射することが出来るのでコンベアなどで搬送できないもの(円柱形や球体など)への処理にも最適です。
設備動画
今回のブログの内容の動画になります。
最後に
このデモ機は弊社押上分室に常設しており、いつでもサンプル作成ができるよう整えております。
ご要望に応じて持ち込デモ、および貸出にも対応しておりますのでお気軽にお声がけください。