
AcXys社はフランスを拠点に大気圧プラズマ処理機を専門に製造しているメーカです。ULS(小型スポット大気圧プラズマ処理機)は狭い範囲などを高速で処理するのに最適な処理機です。
今回このブログではデモ機の使い方を含めた機械の紹介させていただきます。
目次
・設備概要
・設置方法
・操作方法
・特徴
・設備動画
・最後に
設備概要
プラズマ処理機の仕様は以下のようになっております。・機種名:ULS-1
・電源 :単相230V 50/60Hz 1000W (ULS)
・ガス :圧縮空気(使用量40-60L/min)
・処理幅:およそ10mm
・寸法 :520 x 460 x 210mm (ULSとULCはほぼ同サイズです)
・重量 :20kg
ULS構成として①プラズマ発信機、②プラズマノズルとなります。
設置方法
①発信機を平らな場所においてください。
②230V単相電源を発信機へ供給してください。(下部写真左下)
③圧縮空気を発信機背面につないでください。(右上の青い箇所)
(6mmワンタッチ)供給圧力は最大で0.6Mpaです。
※圧縮空気の代わりに窒素ガスもご使用いただけます。
④プラズマノズルを設置してください。固定にはM4の穴をご利用ください。
操作方法
①電気とガスが供給されているのを確認した後、ULS前面の非常停止を解除してから緑色のスタートボタンを押していただくことで装置が立ち上がります。
②装置が立ち上がるとタッチパネルディスプレイが点灯します、その後緑色真ん中の「スタート」を押してください。
③画面が切り替わったら画面左側にあるstart/stop「◎」を押してください。
④画面右上の周波数をタッチすることで出力変更が可能です。200KHz100KHzまで下げることができ、下げることで出力があがります。
※また供給する圧縮空気の圧力によって空気量が変化し、出力も変動します。空気量↓出力↓、空気量↑出力↑
⑤プラズマを消す時も「◎」を押してください。
特徴
ULSは一般的なプラズマ処理機と用途は同じですが他社製のプラズマ処理機と比べて格段に小さく軽い放電電極が特徴です。
放電部分が小型にできているため狭いスペースにも取り付けることができ、既存ラインの変更を最小限に抑えて導入することが可能です。
設備動画
今回のブログの内容の動画になります。
最後に
このデモ機は弊社押上分室に常設しており、いつでもサンプル作成ができるよう整えております。
ご要望に応じて持ち込デモ、および貸出にも対応しておりますのでお気軽にお声がけください。