
REP社とは?
REP社は1961年に世界で初めてゴム専用の射出成形機を世に送り出した射出成形機専門メーカーで、1965年の初号機から日々改良を重ね、最新の第10世代射出成形機では人間工学に基づく確かな作りと生産性を兼ね備えた装置となっております。
全世界へ累計10,000台以上の射出成形機を送り出し、ゴム用射出成形機のパイオニア、そしてトップメーカーとして日々進化を続けています。
目次
・ゴムの再利用を目指した脱硫技術
・脱硫装置HSMシステムの特徴
・HSMの処理方法
・HSMのアプリケーション例
・最後に
ゴムの再利用を目指した脱硫技術
REP社はかねてよりゴムリサイクルを目指した技術開発を進めており2018年からは自社工場内に専用のテストプラントと
専門の技術者を配置し、将来的なリサイクル技術確立のため日々研究を進めています。
脱硫装置HSMシステムの特徴
HSMシステムは廃ゴムを物理的な力で細かくせん断すりつぶしていく過程でゴムの架橋を切断し再び原材料として使用できる状態へ戻すための技術です。
プロセス工程では回転速度、回転時間、回転方向など細かく管理し最適な条件を探していきます。
HSMの処理方法
特許取得の特殊構造の型へへゴムを入れ、コーン形状の回転ドリルでゴムをせん断していきます。
その際に型を下からしっかりと押さえつけることでせん断時に力が逃げないようにしています。
このプロセスにはREP社の射出成型機の型締め機構が応用されています。
HSMの設備イメージ図
脱硫設備HSMのイメージ動画
HSMのアプリケーション例
FKMとEPDMの例を紹介させていただきます。
FKMの例
その他各種ゴムのトライが可能です。
ゴムによって結果は異なるためテストをお勧めいたします。
最後に
将来的なコスト削減やSDGsを達成していくためにリサイクル技術は欠かせないものになるはずです。
是非一度この技術に触れていただければ幸いです。
脱硫サンプルテストは常時受け付けております。お気軽にお声がけください。
※テストはフランスにて行うためサンプル作成には輸出入費用のご負担をお願いしております。
REP社にはこのほかにも様々な特殊技術があります。