
連続したフィルムなどと違う枚葉製品の表面処理方法を紹介いたします。
目次
・Roll-Rollの処理と何が変わってくるのか?
・Arcotec社製フレーム処理機
・STTs社製カウンターレスコロナ処理機
・AcXys Technologies社製大気圧幅広プラズマ処理機
・最後に
Roll-Rollの処理とは何が変わってくるのか?
Roll-Rollの処理の場合、一般的には薄いフィルムや箔の場合がほとんど(厚み1㎜程度)です。そのため多くのケースで通常のコロナ処理機が用いられておりますが、枚葉で処理を行うケースでは製品の厚みが1㎜よりも厚く、剛性が強いものが多くなってきます。このような製品では通常のコロナ処理機では放電を確保することができず、処理を行うことができません。
そのような製品にはコロナ処理機の代わりに弊社が取り扱っているカウンターレスコロナ処理機やフレーム処理機が最適です。
Arcotec社製フレーム処理機
Arcotec社(アルコテック社)はプラズマからフレームまで各種表面処理を扱っているドイツの会社です。その中でアルコテック社のフレーム処理機は様々な業界、業種で幅広く使われており、処理対象物を選ばない幅広い対応力が魅力の設備です。
シート向けのアプリケーションとしてアルコテック社ではコンベアとフレームを組み合わせた完成品として設備をオファーすることが可能です。
フレーム処理機が向いているアプリケーション:一定以上の速度で搬送する必要がある製品、金属シート、表面に凹凸がある製品など。
設備仕様
◆寸法 3000x1800x600㎜ 全長、全幅は自由に設計可能。
◆コンベア幅 200mm コンベア速度可変可能 幅はバーナーにあわせて変更可能。
◆電源仕様 200V 50-60Hz 400VA ※フレーム処理機仕様
シート用にフレーム処理機を組み込んだ設備例
バーナー部
アルコテック社のフレーム処理機についてはここをクリック。
STTs社製カウンターレスコロナ処理機
STTs社製のカウンターレスコロナ処理機は一般的なコロナ処理機と異なり、名前の通りカウンターが必要ありません!
通常は「+」と「-」で処理対象物を挟み込むのですが、カウンターレスコロナ処理機は片面に「+」と「-」が配置されているため処理対象物の厚みに関わらず表面の改質が行えます。極端な話厚みが10㎝でも100㎝でも問題ありません。
カウンターレスコロナが向いているアプリケーション:一般的なプラスチックシートや発泡製品、表面がフラットな製品。
樹脂パネルの表面処理例
STTs社製のコロナ処理機の詳しい情報についてはこちらをクリック。
AcXys社製大気圧幅広プラズマ処理機
AcXys社製(アクシス社)のプラズマ処理機は窒素を媒体としてスリット状プラズマを点ではなく面で照射できるプラズマ処理機です。
最大500㎜幅まで対応可能で樹脂から金属まですべての材質に対応が可能です。
またプラズマの最大の特徴として製品へのダメージを抑えて処理を行うことが可能です。
フレームでは熱、コロナでは電気の力による表面ダメージが懸念されますが、プラズマ処理機は窒素を媒体としてエネルギーを製品表面を改質するため熱や電気のダメージがありません。
そのため製品の品質を優先される場合は唯一の方法です。
幅広プラズマ放電
アクシス社製幅広プラズマ処理機に関してはここをクリック。
最後に
一つのアプリケーションでも様々な方法で処理を行うことが可能です。
弊社には各種デモ機を取り揃えており、デモテストやサンプル作成が可能です。
貴社のアプリケーションにはどの方式が向いているのか、是非弊社にお尋ねください。
最適な方法を提案させていただきます。