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紙をシリコーンコーティング前に除塵

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紙をシリコーンコーティング前に除塵

写真1 シリコーンコーティング前にロータークリーンで除塵


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シリコーンコーティング前にロータークリーンで除塵


剥離紙は、基材の紙の上に剥離材としてシリコーン等をコーティングしその上に粘着材をコーティングした多層構造になっています。シリコーン層は、粘着材が基材の紙に浸み込むのを防ぐための層で剥離剤という呼名もあります。

剥離紙の製造工程で、紙にシリコーンをコーティングする工程があり、前処理として紙の表面のパーティクルを除電・除塵するためにロータークリーンを適用する用途があります。

コーティングする前に、小さなホコリ・異物・金属カス・樹脂カスなどが表面に付着すると、コーティング後の表面の外観が劣化し、外観不良となる恐れがあります。付着物の数はわずかでも、不良が発生すればロール1本を無駄にすることになるので、前工程で発塵源の可能性を洗い出して対処しておくことが重要です。しかし、発塵源の特定化と対策だけでは問題に対処しきれないケースもあります。このような場合には、局所的に除塵対策をとるためウェブクリーナーの設置が有効です。設置箇所は、コーティング前 または前工程でのコイル巻取り前などです。

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写真2 シリコーンコーティング前にロータークリーンで除塵

シリコーンコーティング前にロータークリーンで除塵

写真2では、紙の上面処理用にロータークリーン100型を1台、下面処理用にロータークリーン100型が1台設置されています。ロータークリーンには、静電気除去バー2本・回転ブラシ・エアブロー用フラットジェットノズル・吸引チャネルが搭載されています。ロータークリーンにより、紙の静電気は除去されて紙粉やダストは表面から離れやすくなります。そして、フラットジェットノズルからのエアブローと回転ブラシにより紙粉やダストはロータークリーンの吸引チャネルに送られ、別置きの集塵機に設置したフィルターで捕集されていきます。このプロセスはインラインで連続して行われますので、コーティング前の除電・除塵プロセスの自動化につながります。

 

下の写真をクリックして、ロータークリーンによる除塵の原理を動画でご視聴いただけます。

 
  

 

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