
お客様の課題
自動車用ヘッドランプの製造プロセスには、表面処理工程があります。品種により曇り止めの処理を施したり、アルミ蒸着を行うことがあります。ヘッドランプの部材は、表面処理する前に表面の静電気を除電して、微細なゴミ・ホコリ・繊維クズ・ケバを除塵する必要があり、外観不良が発生しないよう対策する必要があります。
解決策
写真1
写真1では、ヘッドランプの下側にタイフンクリーンが位置しています。ヘッドランプを清掃するための独立型除塵ユニットとして運用されている事例です。タイフンクリーンには、静電気除去バー・高速パルスエア用回転ジェットノズル・吸引チャネルが搭載されています。装置をONにすると、ヘッドランプに付着していたパーティクルは、静電気除去バーからのイオンと高速パルスエアにより表面から離れ、吸引チャネルへ送られます。そして、別置きの集塵機に設置したフィルターで異物を捕集していきます。この装置により、清掃プロセスは自動化され、ヒューマンエラーを無くすことにつながり歩留まり向上に寄与します。
写真2
写真2の装置もヘッドランプの下側にタイフンクリーンが位置しています。ヘッドランプを清掃するための独立型除塵ユニットとして運用されている事例です。
下の写真をクリックして、タイフンクリーンによる除塵の原理を動画でご視聴いただけます。
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