
目次
静電気は計量誤差を引き起こす
U字電極で静電気を除電|計量を正確に!
静電気除去の原理
U字電極の外寸法
関連情報
静電気は計量誤差を引き起こす
静電気は、電子天びんでの計量で誤差を起こす原因になります。
静電気を帯びている試験片や容器(フラスコ・ビーカー)を 電子天びんに近づけると、電子天びんの金属部に、静電誘導の原理で逆極性の電荷が誘導されます。
そして、被計量物である 試験片や容器側の逆極性の電荷と引き合うことで、実際の重量よりも計量値がドリフトすることがあります。
このような静電気による軽量誤差を解消する方法として、静電気除去装置があります。
静電気を除電して正確に計量する
電子天びんの計量を正確にするためには、試験片・容器を静電気除去装置でしっかり除電して計量することで、静電気による計量誤差を無くすことができます。
U字電極DCコンパクトは、試験片・容器を通すだけで、側面・底面を隅々までイオンを放射して除電できるよう最適化したデザインです。
<U字電極DCコンパクトの使用イメージ>
<機器構成>
DCイオナイザは、電源を内蔵しているので、別置きの電源ボックスや高圧ケーブルは不要です。
電源ケーブルのプラグをコンセントにさしてご利用いただくことができます。
<使い方①>
”U”字になるように電極を立てて使います。
<使い方②>
”コ”の字になるように電極を立てて使います。
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静電気除去の原理
U字電極DCコンパクトは、直流(DC)イオナイザです。U字状のバーの内側に、放電針が等間隔で設置されています。
針先に高電圧を印加して、針先周辺に漂っている空気中の分子にエネルギーを付与して、イオン化させます。このようにして、プラスイオン・マイナスイオンを生成します。
被計量物がプラスに帯電している場合、逆極性のマイナスイオンが引き寄せられて、表面でプラスとマイナスが結合して、中和します。
被計量物がマイナスに帯電している場合、逆極性のプラスイオンが引き寄せられて、表面でプラスとマイナスが結合して、中和します。
この原理で、被計量物がプラス・マイナスどちらに帯電していても、U字電極を通すことで静電気を中和することができます。
U字電極DCコンパクトは、細いU字型のボディに電源を内蔵しているので、外付けの電源ボックスは不要です。
電源のON/OFFだけなので、操作はとても簡単です。
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U字電極の外寸法
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