
RAantec社はドイツを拠点に大気圧プラズマ処理機を製造しているメーカーです。PlasmaJetは電線など高速で狭いエリアの表面処理に、PlasPhereは70㎜までのエリアを処理するために開発された大気圧プラズマ処理機です。
目次
・設備概要
・設置方法
・操作方法
・特徴
・設備動画
・最後に
設備概要
プラズマ処理機の仕様は以下のようになっております。・機種名:G10P(発信機)
・電源 :単相200V 50/60Hz 1000W
・ガス :プロパンガスまたはメタンガス
・処理幅:5-70mm
・寸法 :420(D) X 350(W) x 210(H)mm (発信機)
・重量 :約16kg
設備構成として①発信機、②プラズマヘッドモジュール、③ロータリーユニットとなっております。

プラズマ発信機G10P↑

PlasmaJet(左)とPlasPhere(右)のプラズマユニット

PlasPhere専用ロータリーユニット
設置方法
①発信機等各モジュールをプラズマヘッドが対象物に届く範囲においてください。
②200V単相電源を発信機に接続してください。
EUコンセント用のタップも一緒にお貸出しさせていただきますので、これにお繋ぎください。
③発信機側面に圧縮空気を接続してください。接続には6mmのチューブを使用します。※圧力0.6Mpa未満にしてください!!!
④プラズマヘッド(PlasmaJet&PhasPhere)をラインへ設置してください。
※PlasmaJetの固定にはM6固定穴をPlasPhereの固定にはM8の固定治具をお使いください。
PlasmaJetの固定箇所
PlasPhereの固定箇所
⑤PlasPhereの場合は先端ノズルをご希望の処理幅に合わせて変更が可能です。付属の先端ノズルを任意で付け替えてください。
30mmから70mmの照射幅のノズルです。
操作方法
①電源とガスが供給されているのを確認後に発信機背面のメインスイッチを「ON」にしてください。機械が立ち上がるとディスプレイが点灯します。
②高圧トランスユニットで空気量を調整してください。
③PlasPhereの場合はプラズマノズルユニットのスイッチを「ON」してプラズマノズルを回転させてください。
④ディスプレイに「ready for use」が表示されているのを確認出来たら発信機正面の緑色のstartボタンを押してください。
⑤プラズマ放電中に発信機正面の黒いダイヤルを回すことで出力変更ができます。
⑥プラズマを消す場合は発信機正面の赤いstopボタンを押してください。
特徴
回転式のPlasPhereの場合は先端ノズルを付け替えることで最大70mmまで様々な幅の処理が可能となります。
交換も特殊な訓練は必要なく、だれでも数秒で実施可能です。
幅広く処理をしたいがフレームでは社内のハードルが高い、コロナだと均一性が取れないなど、今までの処理機の間埋める設備です。
圧縮空気と電気があればどこでも使えるため設置も簡単です。
設備動画
今回のブログの内容の動画になります。
PlasmaJetとPlasPhereは別の動画にてしております。
最後に
このデモ機は弊社押上分室に常設しており、いつでもサンプル作成ができるよう整えております。
ご要望に応じて持ち込デモ、および貸出にも対応しておりますのでお気軽にお声がけください。