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コーティング前に紙粉・異物を除去|ブラシ式ウェブクリーナー

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コーティング前に紙粉・異物を除去|ブラシ式ウェブクリーナー
 

目次


剥離紙とは?

回転ブラシ式ウェブクリーナーで紙粉・ゴミ・異物を除去


動画:ロータークリーンの除塵原理・特徴

関連情報




剥離紙とは?

 

離型性を付与するために、シリコーン等をコーティングして離型性を付与した紙・フィルムです。

昔ながらの用途として、ラベル・テープ・両面テープ等で粘着剤を保護するために剥離紙が使用されています。

電子部品・半導体の用途もあります。例えば、電子部品・基板表面を保護する用途で剥離紙が使用される他、

半導体ウェーハをダイシングする際に使用されるダイシングテープの粘着剤を保護する用途で剥離紙が使用されてます。

この他、クリーンルームの用途では、室内に小さな繊維クズ・ケバを発塵させないため、低発塵の剥離紙があります。



回転ブラシ式ウェブクリーナー ロータークリーンで
紙粉・ゴミ・異物を除去

 

剥離紙は、基材の紙の上に剥離材としてシリコーン等をコーティングしその上に粘着材をコーティングした多層構造になっています。シリコーン層は、粘着材が基材の紙に浸み込むのを防ぐための層で剥離剤という呼名もあります。

剥離紙の製造工程で、紙にシリコーンをコーティングする工程があり、前処理として紙の表面のパーティクルを除電・除塵するためにロータークリーンを適用する用途があります。

コーティングする前に、小さなホコリ・異物・金属カス・樹脂カスなどが表面に付着すると、コーティング後の表面の外観が劣化し、外観不良となる恐れがあります。付着物の数はわずかでも、不良が発生すればロール1本を無駄にすることになるので、前工程で発塵源の可能性を洗い出して対処しておくことが重要です。しかし、発塵源の特定化と対策だけでは問題に対処しきれないケースもあります。このような場合には、局所的に除塵対策をとるためウェブクリーナーの設置が有効です。設置箇所は、コーティング前 または前工程でのコイル巻取り前などです。

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写真2 シリコーンコーティング前にロータークリーンで除塵




動画:ロータークリーンの除塵原理



動画:シリコーンコーティング前にロータークリーンで除塵





◆「回転ブラシ+静電気除去+エアーブロー+異物吸引除去」

 ロータークリーンの小さな箱状のクリーナーヘッドに除塵に必要な機能が装備されています。

◆「再付着」のリスクを回避!

 細かい粉塵を紙の表面から除去して、吸引します。そして、別置きの集塵機にセットしたフィルターで捕集します。紙粉・粉塵を周辺にまき散らさないので、「再付着」のリスクを回避します。

◆強力な静電気除去バー「スマートイオン」を搭載!

 ロータークリーンには、スマートイオンを2本搭載できます。は直流パルス式のイオナイザで、強力な除電能力を有しています。紙・フィルムのような静電気を強く帯びる基材をしっかり除電します。

◆定期メンテナンスは簡単!

 ブラシ交換・除電バー・フィルターの定期メンテナンスは簡単です。手離れの良いウェブクリーナーです。

◆日本で たくさんの 納入実績!

 日本の多くの工場でロータークリーンが導入されています。高い信頼性があります。
 
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