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搬送キャリアを除塵して異物付着対策

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搬送キャリアを除塵して異物付着対策

搬送キャリアとは?

部品の製造工場や組立て・加工工程で、部品を所定の入れ物に入れて工程間の搬送に使用するための容器です。

 

微小部品・FPC・薄物基板・個片基板・レンズ・リフローなど、ハンドリングのために特別な搬送キャリアが必要な部品は数多くあります。部品のピックアンドプレースや、部品を搬送キャリアに積載・取り出しするのに適した形状になっており、多くの場合、搬送キャリアの表面には高低差があります。部品を乗せる前に、キャリアへのダストや異物が付着していると、部品へ転写して後工程で問題を引き起こす原因となります。また、キャリアへ部品を実装した後でもダストや異物の対策が必要なケースもあります。

 対策のため、ウエット洗浄装置を導入する選択肢があります。しかし、導入コスト・ランニングコスト・廃液処理費用・乾燥など費用負担が大きく、導入するためには保全面での準備事項も大きくなることが考えられます。

 

 高低差があるキャリアに付着した異物を非接触インラインでドライ洗浄する方法は、湿式洗浄よりコストや設備管理の手間は軽減しますが、凹凸がある搬送キャリアの表面をイオナイザーやエアガンの組み合わせで清掃するのでは、なかなか要求のレベルまで清浄度を保持するのは難しいものです。タイフンクリーンには、搬送キャリアを非接触・ドライ・インラインで清掃する用途があります。凹凸がある表面に搬送キャリアに部品を積載・取り出しの前後に除電・除塵の対策を講じる必然性があり、下記にタイフンクリーンを導入して対策した設置例をご紹介します。

解決策

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設置例:搬送キャリアにレンズ部品を積載した後にタイフンクリーン015型で除電・除塵

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設置例:搬送キャリアに部品を積載する前にタイフンクリーン015型で除電・除塵


上記の例は、いずれもタイフンクリーン015の設置例です。

 

タイフンクリーンヘッドには、イオナイザー・回転ジェットノズル・吸引チャンネルが搭載されています。静電気除去バー(イオナイザー)が、プラスマイナスイオンを交互に発生させ、基材を強力に除電することができます。回転ジェットノズルの先端からは圧縮エアを高速パルスで吹きだしイオンを乗せたパルスエアを基材表面にたたきつけ、強いエアの乱流が生じます。高低差がある製品の奥まで届き、3次元形状の製品の洗浄に威力を発揮します。

 

タイフンクリーン洗浄用ヘッドに搭載された回転ジェットノズルは、パルスエアを高速発射し、除電しながらキャリア表面から離れたパーティクルを吸引チャネルへ運び、ダクトホースを介して別置きのフィルターユニットで捕捉します。パルスエアの周波数・圧力はインラインで流れてくる搬送キャリアに対しても十分な除塵効果を発揮した設置例です。集塵までが自動で行われるので、周囲にパーティクルが飛散を防ぎます。タイフンクリーンのようにユニット化された装置は、清掃の条件だしやラインレイアウト検討の手間を軽減できる一面もあります。

 

下の写真をクリックして、タイフンクリーンによる除塵の原理を動画でご視聴いただけます。

 
 
 

タイフンクリーンの詳細をみる

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