
タイフンクリーンはトレーの清掃を自動化するトレークリーナーとして最適です!
トレーをドライ洗浄でき低コストで導入できる最新のクリーナーです。
トレーの付着異物対策、ホコリ対策、静電気の問題、トレーがエアーガンでうまく清掃できない.....こんな現場の声にお応えするクリーナーです。
目 次
|| トレーに異物が付着すると、どのような問題がおこるのか?
例3)チップトレー
|| トレーは、どの工程で清掃する必要があるのか?
解 決 策
関 連 情 報
|| ドライクリーナー・除塵装置 関連
|| 除電器・イオナイザ 関連
|| トレーに異物が付着すると、どのような問題がおこるのか?
部品搬送キャリアや部品トレーは、様々な業種の製造工程で使われます。電子部品業界では、基板・リレー・スイッチ・レンズをトレーへ積載するプロセス、自動車部品業界では、パネル・内外装部品をトレーへ積層するプロセス、医療業界では、注射器・医療用器具をトレーへ積載するプロセスなどがあります。
トレーの表面には、静電気により樹脂カス、紙粉、体毛、異物、ゴミ、ホコリ、パーティクル、生産環境で発生した粉塵、が付着することがあります。トレーは部品を入れるための容器です。トレーに異物が付着すると、トレーに部品を載せた時に転写して部品に付着する原因となり、後工程で様々な問題を引き起こし、歩留まりの低下や客先からのクレームの原因になります。
例1)レンズトレー
デジタルカメラ・複合機・複写機・スマートフォン・パソコンなど、コンシューマープロダクツには、レンズ部品を実装している製品があります。製造工程で、レンズの取扱は慎重に行われます。レンズにホコリが付着したり、指紋が付着したままアッセンブリ工程へ送られると、付着物を含有して組み上げられることになります。最終検査で不良品になる原因になります。
レンズの取扱だけでなく、レンズを工程間で搬送するためのレンズトレーも同様に清浄度を保持する必要があります。異物が付着したトレーにレンズを載せると、異物がレンズへ転写する原因になるからです。トレーは部品実装面だけでなく、裏面も清浄度を保つ必要があります。トレー保管場所では、トレーは重ねて保管するためです。
例2)電子部品用トレー
電子部品を工程間を搬送するために使用するトレーがあります。トレーに工場内を浮遊しているゴミ・ホコリや、設備から発塵した金属カスなどが付着すると、電子部品の不良の原因になります。トレーに部品を載せるときに、トレーの付着異物が電子部品に転写する可能性があるためです。電子部品の接点部分へ金属異物が付着すると、短絡の原因になり、致命的です。
製品である電子部品だけでなく、搬送用トレーも同様に清潔に取り扱う必要があります。
トレーの洗浄に要するコストを抑える必要あるので、できれば湿式洗浄は避けたいものです。トレーの洗浄に要するコストを抑えて、かつドライで清掃して、周囲にパーティクルを飛散させずに集塵するための効率的な対策が求められます。
例3)チップトレー
半導体ウェーハを、ダイシングで小片にしたウエハチップを入れるトレーです。トレーの材料に起因する異物や、ウェーハの材料に起因する微細な粉塵が、トレーに付着する可能性があります。
タイフンクリーンで、トレーの凸凹な表面を非接触で除塵する用途があります。
しかし、トレーの清掃は簡単に解決できる問題ではありません。
エアーガンでエアブローしても、トレーが逆に帯電しているのではないか、
エアーガンでクリーニングしても、逆にホコリや異物をくっつけているだけではないか、
エアーガンは、ゴミや異物を周辺にまき散らすので、しっかり吸引除去までできるクリーナが欲しい、
このような現場の声が実情です。トレーの清掃現場で、簡単に後付け導入できるトレークリーナが求められています。
トレーは、どの工程で清掃する必要があるのか
トレーの洗浄が必要になる場面には、次のようなケースがあります。
〇成型したトレーを梱包・出荷する前に表面を除電・除塵して清掃する必要がある。
〇外注先からトレーが届いたとき、受け入れ時に表面を除電・除塵して清掃する必要がある。
〇トレーをクリーンルームに入れる前に、表面の付着異物を除去する必要がある。
〇クリーンルーム内で、トレーに部品を積載する前に付着異物を除去する必要がある。
〇クリーンルーム内で、トレーに部品を積載した後に表面を除電・除塵して清掃する必要がある。
解決策
洗浄装置の導入を想定している用途により、大きく3つの対策をご提案させて頂きます。
①エレファントで、バッチでトレーを洗浄
エレファント110型の写真
手持ち式グリップに、パルスエアーブロー+静電気除去+集塵機能を搭載
トレーの樹脂成型部品の付着異物を吸引除去
エレファント洗浄用ヘッドには、手持ち式のグリップに、イオナイザー・圧縮パルスエアーブロー用ノズル・ブラシ・吸引チャンネルが装備されており、洗浄に必要な機能がコンパクトな装置に詰ったオールインワンのクリーナーです。立ち姿勢や座り姿勢でのワークスペースに適しているハンディピストルグリップです。パルスエアノズルの採用は、クリーニング時のゴミの飛散の解決につながります。作業台で、手作業でクリーニングするトレークリーナとして最適なパフォーマンスを発揮します!
吸引除去した異物は集塵機のフィルターで捕集します。ゴミやホコリをまき散らさない集塵システムです。
☆ エレファントの圧縮パルスエアの高い除塵能力 ☆
トレーに付着した異物・樹脂カス・箔バリなどは、エアブローしても取れにくいものです。連続エアブローと、エレファントによるパルスエアの気流の違いを記したモデルを記します。
従来、連続エアーブローでは吹き飛ばしたホコリ・塵埃・パーティクルは周囲に飛散し製品に再付着する問題が残されていましたが、エレファントのパルスエアーでは、断続化したパルスエアーは静電気を帯びた表面を叩くようにブローします。飛散したパーティクルの再付着は起こりにくく、パルスエアーで巻き上げられた微粒子はエレファントの吸引チャネルへ送られ、効率的に集塵することができます。また、パルスエアはイオナイザーからのプラスマイナスイオンを帯電した表面へ叩きつける効果があります。表面を除電しながら付着物を吸引チャネルへ運ぶパルスエアの役割は実に効率的です。吸引チャネルへ送り込まれた異物は、別置の集塵機内に設置したフィルターで捕集していきます。
エレファント洗浄用ヘッドに駆動部品・回転部品はなく、駆動部品による樹脂カスの飛散はありません。回転部品による騒音は皆無です。
下の写真をクリックして、エレファントによる除塵の原理を動画でご視聴いただけます。
②タイフンクリーンで、インラインでトレーを洗浄
非接触式 除塵装置 タイフンクリーン015型の写真
パルスエアーブロー+静電気除去+集塵除去機能を搭載
樹脂成型部品を載せたトレーをコンベヤ搬送プロセスで、非接触インラインドライ洗浄
タイフンクリーン015洗浄用ヘッドには、イオナイザー・回転ジェットノズル・吸引チャンネルが搭載されています。イオナイザーは2本の静電気除去バーにより行なわれ、プラスマイナスイオンを交互に発生させます。回転ジェットノズルの先端からは圧縮エアを高速パルスで吹きだしイオンを乗せたパルスエアを基材表面にたたきつけ、強いエアの乱流が生じます。パルスエアによる乱流は、部品トレーのように高低差があるキャリアの奥まで届き隅々まで除塵します。
下の写真をクリックして、タイフンクリーンによる除塵の原理を動画でご視聴いただけます。
回転ジェットノズルによるパルスエアは、連続エアブローと異なり、ゴミの飛散が最小限になるよう設計されています。これにより汚染物質・付着異物は製品表面から離れ、吸引チャンネルへ効率的に運ばれます。除電から集塵までをインラインで行ないますので、小さなゴミ・ホコリが周囲に飛散しトレイに再付着するリスクを回避します。
吸引除去した異物は集塵機のフィルターで捕集します。ゴミやホコリをまき散らさない集塵システムです。
非接触式 除塵装置 タイフンクリーン015型 設置例
タイフンクリーンは、トレーのような表面に高低差・凸凹がある表面でも非接触インラインで清掃できます。トレークリーナーとして最適なパフォーマンスを発揮することができます。
③タイフンクリーンで、バッチでトレーを洗浄
タイフンクリーンを洗浄装置に組み込み、独立型洗浄装置にして適用するケースがあります。
スタンドアロン(独立型)のトレークリーナーとして運用する方法です。
トレーマスターの写真(トレーの両面を全自動クリーニングします)
上下両面からパルスエアーブロー+静電気除去+集塵除去します。
キスト+エシャリッヒが製作する独立型ドライ洗浄装置トレーマスターです。
タイフンクリーンは、トレーの上下に位置して両面をクリーニングします。トレーを装置に投入した後、搬送・除電・除塵・集塵は全自動で行われます。トレーの高さに合わせて、上側のタイフンクリーンの高さを微調整できます。搬送速度の調整も可能です。トレーの供給と、受取は人手で行うか、搬送ラインに接続する方法があります。
ユーザー様側で、タイフンクリーンとイオナイザー用電源ボックスのみを購入して、それをお客様が自社設計した洗浄装置に組み込んで、独立型洗浄装置を制作する事例は多数あります。
下の写真をクリックして、タイフンクリーンを搭載した独立型洗浄ユニット トレーマスターの動画をご視聴いただけます。
関 連 情 報
◆ドライクリーナー・除塵装置
なぜゴミや異物の問題がなくならないのかをみる
持ち運びが便利なモバイル型 除塵装置をみる
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◆除電器・イオナイザ
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