世界最先端の工業ガスとケミカルを開発・製造するメーカー様の工場に導入されたグローブボックスの事例です。
グローブボックスは、酸素や水分と反応しやすい物質を取り扱う作業には欠かせない設備です。Inert製のグローブボックスは、酸素・水分濃度が1ppm以下の不活性ガス雰囲気をボックス内で保持する装置です。ガスマネージメントシステムと接続装備しており、不活性ガスを循環精製することにより超低露点・超低酸素濃度の空間を いつでも生産のために使用できます。
写真1
導入されたグローブボックスは、作業工程・生産工程における安全性のために防爆仕様になっています(写真1・写真2)。
ボックス正面の観察窓は、急速着脱式のクランプになっています(写真3)。大きな道具をボックス内に持ち込むときには、観察窓の取り外しは簡単にできます。
写真3
材料の出し入れは、ボックス右側のアンテチャンバーから行います。アンテチャンバーでは、真空引き→不活性ガス充填のプロセスを自動で運転することができ、チャンバーに入れた材料を、チャンバー内を不活性ガスに確実に置換してからボックス内に入れることができます。このシステムにより材料の品質を損なうことなく、ボックスの中へ挿入して、作業を行うことができます。
基本操作は、観察窓の下のタッチパネルで行います。各種設定値の入力やエラー履歴の保存機能の他、精製用カラムの再活性化もパネル操作で自動運転です。
Inertのグローブボックスは、最高品質のケミカルの製造をサポートしています。