
目次
ガラス繊維・ガラスクロスとは?
ガラスクロス製造工程で異物が発生!
非接触ウェブクリーナースタティックエアが異物を除去!
関連情報
ガラス繊維・ガラスクロスとは?
ガラスファイバーフィラメントを集合して撚り合わせたものがガラスヤーンです。
そして、ガラスヤーンを織って作られた織布がガラスクロスです。
ガラスクロスは、様々な用途があります。例えば、プリント基板の中にもガラスクロスが使われており、 ガラスクロスにエポキシ樹脂・ポリイミド樹脂を含侵させて、プリント配線板が作られています。この他、FRP(繊維強化プラスチック)・防水床材用シート・建築物の壁の補強材・フィルターなど、様々な用途で使われております。
ガラスクロス製造工程で異物が発生!
ガラスクロスの製造工程では、アキュームやロールtoロールをガラスクロスが走行する工程があります。ガラスクロスがガイドロールを走行すると、接触・剥離・摩擦を繰り返し、静電気を帯びていきます。
接触・剥離を繰り返して静電気を帯びたガラスクロスの表面は、浮遊している小さな塵埃を静電気で引き寄せる原因になります。ガイドロールだけでなく、送出し・巻取りでも同様の問題が発生します。小さなケバ・異物・ガラス屑・繊維屑の付着は、歩留まり低減や納品先でのクレームの原因となるだけではなく、静電気が数十kVに達するので、作業環境の悪化を招き、静電気そのものが問題になるのです。
接触・剥離を繰り返して静電気を帯びたガラスクロス表面は、浮遊している小さな塵埃を静電気で引き寄せる原因になり、表面に異物を吸着する出来る原因になります。ガイドロールだけでなく、送出し・巻取りでも同様の問題が発生します。ケバ・異物・ガラス屑・繊維屑の付着は、歩留まり低減や納品先でのクレームの原因となるだけではなく、静電気が数十kVに達するので、作業環境の悪化を招き、静電気そのものが問題になります。
非接触ウェブクリーナースタティックエアが異物を除去
非接触ウェブクリーナースタティックエアの動画
ロールtoロール製造工程でガラスクロスを流しながらスタティックエアで、小さなケバ・ガラス屑・異物を除去する用途があります。
<スタティックエアの特徴>
◆「非接触」
ガラスクロスは、ガラスヤーンを織って出来てた繊細な表面なので、クリーナーが接触するのは避けたいものです。スタティックエアは、織布に触れずに異物を除去します。
◆強力な除電能力!
スタティックエアには、スマートイオンを装着できます。スマートイオンは、直流パルス式のイオナイザで ガラスクロスの強い静電気をしっかり除電する能力があります。
◆「再付着」のリスク回避!
スタティックエアが吸引した異物は、別置きの集塵機にセットしたフィルターで捕集します。除電ブローのように吹き飛ばしてしまうと、周辺に飛散してガラスクロスに再付着するリスクがあります。スタティックエアは、吸引した異物をフィルターで捕集することで、再付着のリスクを排除してます。
◆検査装置の「誤差動」を防止!
スタティックエアを検査装置の前に設置して「誤差動」を防止する用途があります。ライン停止時間を低減・歩留まり向上・生産性向上につながります。
◆定期メンテナンスは簡単!
普段使いの中で、メンテナンス性はとても重要です。粘着ローラーのように頻繁なテープ交換が必要なクリーナーは、作業者がメンテナンスに要する時間が多くなります。スタティックエアは、メンテナンスが簡単で、メンテナンス頻度が少なくて済みます。とても手離れの良いウェブクリーナーです。
◆日本で たくさんの 納入実績!
日本の多くのが導入されています。スタティックエアは、高い信頼性を有しています。
スタティックエア、は基材表面の静電気を除電して、付着異物をエアーブローで除去し、集塵してフィルターで捕集するまで連続して行うことができ、除塵に必要な機能がすべて装置化されています。付着異物を強力に除去するだけではありません。定期メンテナンスが簡単なので、ガラスクロスのクリーニングが自動化し、生産性の面でも非常に優れたウェブクリーナーです。ライン新設時または既存のラインへ後付して導入することができます。
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