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エアフリー除電技術でガラス繊維製造工程の静電気対策!

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エアフリー除電技術でガラス繊維製造工程の静電気対策!

スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)は、圧縮機・コンプレッサー依存から脱却した、最新の エアフリー除電技術 です。
ガラス繊維のロールtoロール製造プロセスで、静電気対策する方法をご紹介します。



 目 次 

|| 身近なところで使われているガラス繊維
|| ガラスクロスの製造工程では静電気対策が重要です。
|| スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)でガラスクロス製造工程で静電気対策! 

|| スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)は、ここがすごい!
|| スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)のメリット
|| AC・パルスAC除電器との比較
|| 関連情報

 

 

身近なところで使われているガラス繊維

 

ガラス繊維(グラスファイバー)は、防水床材用シート・建築物の壁の補強材・煙突のフィルターなど建築用途から、プリント配線基板の中間素材(プレプリグ)のような電子材料用途まで、様々な用途で使われております。

 

電子材料用途では、ガラスクロスがプリント配線板の下地に使われてます。ガラスクロスには寸法安定性・耐熱性・電気絶縁性で優れた特性があり、ガラスクロスをエポキシ樹脂などの電気絶縁性樹脂を含浸させて作られています。拡大が続く IoT市場・電気自動車・5G市場 の成長を背景に、高機能ガラスクロスの需要が支えられています。

 

自動車用途では、車の鋼材使用量を減らし、軽量化を進めるために重い鋼板をアルミ・樹脂・FRPに置き換える動きが進んでいます。FRPは、ガラス繊維や炭素繊維で作られるプレプリグ(成型中間素材)をベースに成型・加工して作られる繊維強化プラスチックです。FRPは軽量かつ高強度・高機能な部材として、将来も車載市場の拡大が見込まれています。

 

ガラスクロスの製造工程では静電気対策が重要です。


◆ガラス繊維を織る工程では、単糸が静電気を帯びていると、糸同士が静電気でくっつき・反発する原因になり、整経時の品質を低下させる原因になります。

◆熱処理・表面処理の工程では、ウェブ状に織られた基材をコイルから巻きだし・コイルでの巻取る工程があります。コイルでは、ガラス繊維同士がロール状に積み重なっており、巻きだすときに互いに剥離します。静電気の発生は、”接触”に起因しています。巻きだすときにガラス繊維は剥離帯電により表面に静電気を帯びていきます。生産環境で浮遊している小さなゴミ・ホコリを表面に引き寄せる原因になります。

◆巻取りでは、静電気を帯びたガラス繊維を巻き取ることで、コイルは静電気を蓄積していきます。静電気放電のショックは作業環境の悪化を招き、また次工程で巻きだされるときに、問題を起す原因になります。

◆アキュームやロールトゥロールのプロセスでは、ウェブ状のガラス繊維をガイドを介して搬送するプロセスもあり、ガイドロール部とガラス繊維が接触と剥離を繰り返すことにより繊維は静電気を帯びていきます。静電気を帯びたガラス繊維は、静電気により工場に浮遊しているダスト引き寄せる原因になります。

 

ガラス系の繊維クズ・ケバ・異物の付着は、歩留まり低減や納品先でのクレームの原因となるだけではなく、静電気が数十kVに達するので、作業環境の悪化を招き、静電気そのものが問題になるのです。



スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)でガラス繊維製造工程の静電気対策!

 
|| スマートイオン100

スマートイオン100は、最新のエアフリー除電技術です。バーから600mmまでの空間へ無風でイオンを放射して、基材の静電気を中和することができます。ガラスクロス製造工程で、静電気が悪さをする各ポイントに設置して、静電気対策を講じることが出来ます。

 

スマートイオンは、コンプレッサーフリーのパルスDC除電器です。バーからエアを吐出しないので、エアで織物をケバだたせることはありません。品質を低下させることなく、静電気を瞬間的に中和する高い除電能力を発揮します。

 

操作は、電源のON/OFFのみ。非常に簡単です。エア圧の調整は全く不要です。

 

設置は、スマートイオンのT溝にスライダーを挿入しネジ留めし、ブラケットに固定できます。

 

ユーティリティーは電源のみ。超低ランニングコストです。

SI100winder.png

パルスDC静電気除去バー スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)の詳細をみる

 

|| スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)300

 

巻き出し・巻取り部に ドクターエシャリッヒ社製除電装置スマートイオン300を設置することで対策することができます。

 

 スマートイオン300は、出力30kVの強力なパルスDCバーです。エアーのサポート無しで、エミッターから200mm~1500mmの広範囲を除電することができます。ボビンでガラス繊維を巻き取るにつれ、 ボビン径は大きくなっていきますが、スマートイオンをあらかじめ設置した位置から動かすことなく、ガラス繊維の表面電位を 効果的に除電していきます。(スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)の詳細をみる)

 

 

スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)は、ここがすごい!

 
パルスDC型の最大の功績は、ブロアやコンプレッサーエアが不要で、エアフリーでイオンを広範囲に輸送する技術を確立したことです。この特徴により様々なメリットが生まれました。クリーン環境の用途では、パルスDC除電器は、気流を生じることがないので、環境中に舞っている浮遊塵を飛散させることがありません。浮遊異物を製品へ付着させずに、高いイオンバランスでイオンを放射して、基材表面の静電気を瞬間除電します。除電能力が高いので、除電の即効性が高いのもパルスDCの特徴の一つです。 

コンプレッサーフリーなので、圧縮空気の電気代を消費しません。これは、放電針からクリーンエアを放射するパルスAC型イオナイザとの大きな違いです。従来のバー型イオナイザは、例えばバー幅1000mmイオナイザ1台を圧縮エア0.3MPaで運用した場合、年間の圧縮空気の電気代は、¥176,640という試算例もあります。(バー型イオナイザ 1台 バー幅1,000mmの圧縮空気の電気代 計算例をみる)

工場内に何十台も設置しているバー型イオナイザが消費する圧縮エアの電気台は、合算すると工場の大きな負担になっていると考えられます。スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)であれば、超低ランニングコストです。既存の送風型イオナイザをスマートイオンにリプレースすることで、圧縮エアの電気代を計画的に削減することも出来るのです。
バー型イオナイザ 圧縮空気の電気代 計算方法をみる)

そして、圧縮機が不要!ということは、圧縮機の電力消費で発生する二酸化炭素排出がゼロということです。
スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)は、低炭素化技術なのです。脱炭素化を目標に掲げる企業様に貢献できる除電器です。

 

 


スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)のメリット



◆ 高い除電能力とエアーフリー(無風)を兼ね備えた除電技術!

◆ エアーフリーなので工場エア・コンプレッサーは不要!

◆ 超低ランニングコスト!

◆ エアーのメンテナンスが不要!

◆ 除電ブローからのエア汚染のリスクなし!

◆ エアーブローしないので、ガラス繊維はケバ立ちません!

◆ エアーブローしないのでゴミやホコリをまき散らしません!

◆ エア圧力の調整不要!操作が簡単!

◆ 定期メンテナンスが簡単!

◆ 圧縮機の電力消費ゼロ!低炭素化技術です!


スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)の詳細をみる



AC・パルスAC除電器との比較



            スマートイオン       AC・パルスAC除電器  
                    
ランニングコスト              
                   
エアーブロー       不要        
                   
圧縮エアーの
メンテナンス
      不要        
                   
エアー汚染の
リスク
             
                   
ガラス繊維に対する
除電能力
             
                   
ガラス繊維のケバ立ち              
                   
設置の手間        小        小  



スマートイオン(エアフリー パルスDCイオナイザ)の詳細をみる

 

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