モーター製造工程で、ステータ・ロータの付着異物を非接触インラインでクリーニングする方法をご紹介します。
|| モーター製造工程では、付着異物を対策する必要があります。
|| タイフンクリーンによるクリーニング
|| タイフンクリーンのメリット
|| 関連情報
モーター製造工程では、付着異物を対策する必要があります
モータを構成する中核部品には、ステータ（固定子）・ロータ（回転子）・ベアリング（軸受）・出力軸（シャフト）・ブラケットがあります。
ステータやロータは、巻き線が複雑に巻き付けられている部品です。その製造工程には、ワイヤー切断・巻き取り、溶接、クランプ等の工程を経て作られています。これらの工程では、機械的に擦れやすいので、微小なパーティクルが発塵することがあります。パーティクルは、小さな金属異物になって製品に付着するする原因になります。
ステータやロータに金属系異物や生産環境で発塵した異物が付着していると、アセンブリする時にモーターの中に異物を含有してしまう原因になります。
それは、製品不良の原因につながる恐れがあるので、モーターの製造工程で対策をとる必要があります。
一方で、モーターは非常に繊細な部品なので、特に自動車用途ではモーターには高い清浄度と異物対策が求められます。
このような現場の状況にお応えするために、タイフンクリーン012で、ステータ・ローターを製造工程・アッセンブリ工程で、非接触でクリーニングする用途をご紹介します。
写真：タイフンクリーン012
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タイフンクリーンによるクリーニング
タイフンクリーン012型には、クリーニングに必要な機能
①イオナイザによる除電
②高速パルスエアブロー
③異物吸引除去
の機能が搭載されています。
清掃する部品（ステータ・ロータ）は、タイフンクリーン直下で固定してクリーニングするか、搬送しながらインラインでクリーニングするか、どちらかの方法があります。
タイフンクリーンの回転ジェットノズルからのパルスエアは強力です。ステータ・ロータのような複雑に入り組んだ形状の部品に付着した異物に対して、パルスエアは縦方向・横方向から入り乱れた乱流になって表面をクリーニングします。表面から除去した異物を吸引ソケットに運ばれ、ダクトホースで空送して、別置きの集塵機にセットしたフィルターで捕集します。
写真：タイフンクリーン012型でステータをクリーニング
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タイフンクリーンのメリット
〇 形状が複雑な部品に付着した異物でも、非接触で吸引除去！
〇 部品の除塵作業を自動化！
（省人化・省力化）
〇 非接触式なので製品に傷を付けません！
〇 強力な除塵能力
（静電気除去・パルスエアブロー・集塵の3つの機構がコンパクトなハウジングに装置化）
〇 ドライクリーニングなので水滴の付着や乾燥は不要です！
〇 ライン新設時または既存ラインの後付けに適しています。
〇 取付は簡単です！
〇 定期メンテナンスは簡単です！
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