
スクリーン印刷の静電気対策|印刷不良・位置ずれ・インク飛散を防ぐ方法
スクリーン印刷では、樹脂フィルム・紙・シートなどの絶縁体が搬送中に帯電し、 印刷品質へ大きな影響を与えることがあります。
💡 このようなお困りごとはありませんか?
- フィルムや紙が搬送台へ貼り付く
- 印刷位置がずれて歩留まりが低下する
- インクが飛び散る・糸引きする
- 版が汚れて清掃回数が増える
- 異物が付着して印刷品質が安定しない
これらの原因の多くは静電気です。
本記事では、 静電気が発生する理由 印刷品質へ与える影響 エアーブローを使わない除電方法 を分かりやすく解説します。
⚡ 静電気はなぜ発生する?
樹脂フィルムや紙は絶縁体です。 搬送ローラーやガイドとの接触・摩擦によって帯電し、 数kV以上の静電気が発生することがあります。 帯電したまま印刷工程へ入ると、 印刷品質の低下や異物付着など様々な問題につながります。
静電気による5つのトラブル
スクリーン印刷では、静電気によって品質・生産性・コストに様々な悪影響が発生します。 代表的なトラブルをご紹介します。
① 印刷位置ずれ
帯電したフィルムや紙が搬送テーブルへ張り付き、位置決め精度が低下します。
② インクはじき
静電気によってインクが弾かれ、飛散・糸引き・にじみの原因になります。
③ 版の汚れ
インクや微細な異物が版へ付着しやすくなり、清掃頻度が増加します。
④ 異物付着
帯電した基材は空気中のホコリや微粒子を引き寄せ、印刷品質を低下させます。
⑤ 歩留まり低下
印刷不良・再印刷・ライン停止により、生産コスト増加につながります。
従来の除電方法の課題
スクリーン印刷では、ACイオナイザやファンタイプ除電器を使用するケースがあります。 しかし、イオンを遠くまで届けるためにエアーブローや送風を併用すると、軽量なフィルムや紙では新たな問題が発生することがあります。
- フィルムや紙が風で動いてしまう
- 印刷位置が安定しない
- インクが乾燥しやすい
- コンプレッサーの電力コストがかかる
- エア配管・フィルターの保守が必要
スマートイオンと一般的なイオナイザの比較
| 比較項目 | スマートイオン | 一般的なAC・パルスACイオナイザ |
|---|---|---|
| エアーブロー | 不要 | 要 |
| フィルム・紙への影響 | ◎ | △ |
| ランニングコスト | ◎ | △ |
| コンプレッサー | 不要 | 要 |
| クリーン環境 | ◎ | △ |
スクリーン印刷工程でおすすめの設置位置
| 工程 | 静電気対策 |
|---|---|
| 原反供給 | ○ |
| 搬送 | ○ |
| 印刷直前 | ★★★★★ 推奨設置位置 |
| 乾燥 | △ |
| 検査 | ○ |
印刷直前で静電気を中和することで、位置ずれ・インク飛散・異物付着を効率よく抑制できます。
スマートイオンによるスクリーン印刷の静電気対策
スクリーン印刷では、印刷直前に静電気を中和することが重要です。 スマートイオンはエアーブローを使用せず、イオンを広範囲へ放射できるため、 軽量なフィルムや紙を風で動かすことなく静電気対策できます。
そのため、 印刷位置の安定化・インク飛散防止・インク乾き回避・異物付着低減・歩留まり向上 に大きく貢献します。
スマートイオンを導入する6つのメリット
① 印刷位置を安定化
フィルム・紙が搬送台へ貼り付きにくくなります。
② インク飛散を低減
帯電を抑え、印刷品質向上に貢献します。
③ 版汚れを低減
版清掃の頻度低減につながります。
④ インクを乾かさない
エアーブローしてインクを乾かす事はありません
⑤ ランニングコスト削減
エア消費がないため電力コスト削減に貢献します。
⑥ クリーン環境に適する
送風による異物拡散を抑えやすくなります。
おすすめ用途
- PETフィルム印刷
- PPフィルム印刷
- ラベル印刷
- 包装材印刷
- 紙印刷
- 機能性フィルム
- 導電性ペースト印刷
- 電子部品印刷
- タッチパネル材料
- 加飾フィルム
おすすめモデル
スマートイオン100D
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 有効距離 | 100〜600mm |
| 製作幅 | 300〜5,000mm |
| 幅ピッチ | 100mm単位 |
| 用途 | スクリーン印刷・フィルム搬送・紙搬送 |
スクリーン印刷に適した除電方式の比較
スクリーン印刷では、除電能力だけでなく、基材への影響やランニングコストも重要です。 代表的な除電方式を比較しました。
| 比較項目 | スマートイオン | エアーブロー式 イオナイザ |
ファン式 イオナイザ |
|---|---|---|---|
| 除電能力 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| フィルム・紙が動きにくい | ◎ | △ | △ |
| 印刷直前への設置 | ◎ | ○ | △ |
| インク乾燥への影響 | 少ない | 受けやすい | やや受ける |
| コンプレッサー | 不要 | 必要 | 不要 |
| ランニングコスト | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| クリーン環境への適性 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| メンテナンス | 少ない | エア設備も必要 | ファン清掃が必要 |
| おすすめ用途 | フィルム・紙・高品質印刷 | 風の影響が少ないワーク | 広範囲除電 |
💡【POINT】スクリーン印刷でスマートイオンが選ばれる理由
スマートイオンは、エアーブローを使用せずに静電気を中和できるため、 軽量なフィルムや紙を風で動かしにくく、印刷直前の静電気対策に適しています。 コンプレッサーも不要なため、圧縮空気の消費や配管工事を抑えながら、 印刷位置の安定化、インク飛散の低減、異物付着対策に貢献します。
印刷工程全体の対策を確認
静電気だけでなく、異物・紙粉・印刷不良もまとめて対策したい方へ
印刷工程では、静電気だけでなく、紙粉・異物・インク汚れ・搬送時の付着物なども 印刷品質を低下させる原因になります。 除塵装置、非接触クリーナー、静電気除去バーを含む印刷不良対策を、 総合ガイドで詳しく解説しています。
スクリーン印刷の静電気対策に関するよくある質問
スクリーン印刷機へのイオナイザ設置、対応基材、除電方法、メンテナンスについて、 よくいただく質問をまとめました。
印刷方式・課題別の静電気対策
印刷方式によって、静電気が発生する場所や適した除電方法は異なります。 関連する印刷不良対策もあわせてご覧ください。
スクリーン印刷の静電気対策
フィルムや紙を動かさずに除電したい方へ
基材、印刷幅、搬送速度、静電気トラブルの内容をお知らせください。 スクリーン印刷機の条件に合わせて、設置位置や適切なバー長をご提案します。



