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ロールtoロールで箔のバタつきを抑える技術

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ロールtoロールで箔のバタつきを抑える技術

目次

ロールtoロールで箔のバタつきが問題になるケース
超音波による浮上の原理
箔のバタつきを抑える原理
超音波浮上装置で箔のバタつきを抑えるメリット
エア浮上テーブルとの比較
関連情報



取扱代理店:㈱ケー・ブラッシュ商会


ロールtoロールで箔のバタつきが問題になるケース



銅箔・アルミ箔・リチウム箔・合金箔などをロールtoロールで製造する工程があります。

ガイドロール上を走行する箔は、ロールとロールの間でバタつくことがあります。

バタつきが問題になるのは、次のような例がございます。

例)
◆ロールtoロールで走行している箔を加工する。

◆ロールtoロールで走行している箔を画像検査する。


加工中の箔のバタつきは、加工精度に悪影響を及ぼします。

画像検査中の箔のバタつきは、カメラの光の焦点を狂わすので、ピンボケの原因になります。



超音波による浮上の原理



超音波発信機を振動板(ソノトロード)に接続した機器で、箔を非接触浮上搬送する技術があります。

装置をONにすると、搬送面は高周波で微振動します。箔を搬送する時は、微振動している搬送面と平滑な箔の間に圧縮した空気の膜を形成します。スクイーズ膜効果の原理です。これにより、箔と振動面の間の薄い空気層の間を非接触浮上することができます。

スクイーズ膜効果で浮上している箔は、無摩擦・非接触で安定して浮上します。


超音波 非接触浮上・搬送装置の詳細をみる


箔のバタつきを抑える原理



振動板(ソノトロード)を、走行しながら振動している箔の上面または下面に設置します。

振動板(ソノトロード)は、超音波で微振動しており、スクイーズ膜浮上の原理で表面に加圧されたエアフィルムを形成しています。

振動板(ソノトロード)は、スクイーズ膜効果によるエアフィルム形成と同時に、負圧による吸引を行ってます。

振動板(ソノトロード)が、箔を吸引して振動を抑えると同時に、スクイーズ膜効果による反発力で箔を非接触浮上します。

この原理で、箔のバタつきを防止します。

foilvibration.png

foilnonvibration.png

超音波 非接触浮上・搬送装置の詳細をみる





超音波浮上装置で箔のバタつきを抑えるメリット



◆繊細な箔のバタつきを非接触で抑えるので、こすれて傷がつくのを防止!

◆繊細な箔を非接触搬送することにより異物の付着を防止!

◆非接触浮上に、圧縮エアーブロー・工場エア・クリーンエアーブローは不要です。

◆ユーティリティーは電源のみ。

◆搬送面からエアブロー・窒素ブローしません。クリーン環境に最適です。

◆圧縮エア源からの汚染リスクがありません。

◆圧縮エアのメンテナンスが不要。

◆既存の装置へ後付けができます。


超音波 非接触浮上・搬送装置の詳細をみる


エア浮上テーブルとの比較



◆超音波による非接触浮上は、テーブルからエアブローしていません。

◆超音波による非接触浮上は、工場エアやコンプレッサーエアは不要です。

◆超音波による非接触浮上は、圧縮エアのオイルフィルターやミストトラップのメンテナンスは不要です。

◆超音波による非接触浮上は、エアブローからの汚染源が皆無です。

◆超音波による非接触浮上は、テーブルからエアーブローしないので、クリーン環境に最適です。

◆超音波による非接触浮上のユーティリティーは、電源のみ。






取扱い商社:㈱ケー・ブラッシュ商会




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