
除電してから、異物を取り除く。
スマートイオンは、KIST+ESCHERICH除塵システムの標準技術です
フィルム、紙、不織布、金属箔、樹脂部品、搬送トレーなどの表面では、 静電気によって微細な異物が強く付着することがあります。 吸引やエアーブローだけでは静電気による付着力が残り、 異物を十分に取り除けない場合があります。
KIST+ESCHERICHでは、除塵前にワークを除電するため、 パルスDCイオナイザ 「スマートイオン」 を除塵システムに組み込んでいます。 現在では、スタティックエア、ロータークリーン、タイフンクリーンをはじめとする 多くの除塵クリーナーで、スマートイオン搭載仕様が標準的に採用されています。
静電気による付着力を弱めてから除塵することで、
クリーナー本来の除塵性能を引き出します。
なぜ除塵前に除電が必要なのか
製造工程では、フィルムの巻出し・巻取り、搬送、剥離、摩擦、成形、印刷などによって 静電気が発生します。帯電したワークは、周囲の粉塵、繊維くず、切粉、樹脂粉、 フィルム片などを引き寄せます。
1. 静電気が発生
摩擦・剥離・搬送によってワークが帯電
2. 異物が付着
静電気によって微細な異物を引き寄せる
3. スマートイオン
正負のイオンによって帯電を中和
4. 異物を除去
吸引・気流・ブラシなどで異物を回収
スマートイオンは、除塵装置の直前または内部でワークを除電します。 静電気による異物の付着力を弱めることで、 吸引、クリーニング気流、回転ブラシなどによる異物除去を助けます。
スマートイオン搭載によって期待できる効果
異物除去性能の向上
静電気による異物の付着力を弱め、クリーナーによる除去を助けます。
再付着の抑制
除塵後のワークが再び周囲の異物を引き寄せるリスクを低減します。
品質と歩留まりの安定
異物に起因する外観不良、印刷不良、検査誤検知などの低減に役立ちます。
工程内クリーニング
製造ライン内で除電と除塵を行い、次工程への異物持込みを抑えます。
スマートイオンを搭載できる除塵クリーナー
ワークの形状、搬送方法、異物の種類、付着状態、ライン速度に応じて、 スマートイオンと最適なクリーニング方式を組み合わせます。
製品だけをきれいにしても、十分とは限りません。
製品を運ぶトレーの除電・クリーニングも重要です
トレーは、製造工程間の製品搬送や、完成品の保管・出荷に使用されます。 トレー表面に粉塵、繊維くず、樹脂粉などが残っていると、 清浄な製品を載せても異物が再付着する可能性があります。
とくに樹脂製トレーは、搬送や製品の出し入れによって帯電しやすく、 微細な異物を引き寄せることがあります。 そのため、製品の除電・除塵と同様に、 製品を載せるトレーの清浄度管理も重要です。
日本国内では、スマートイオン070型を搭載したタイフンクリーンが、 トレーの除電・クリーニング用途に導入されています。 トレーを非接触で除電しながら、表面や凹凸部に付着した異物を取り除きます。
スマートイオン搭載クリーナーの用途
スマートイオンは、製造工程における異物付着の抑制や 除塵性能の向上を目的とした幅広い用途で使用されています。 ワークの材質、形状、帯電状態、要求される清浄度に応じて、 最適な機種と設置条件を選定します。
ワーク形状と異物の付着状態に合わせて最適な方式を選定
スマートイオン搭載クリーナーに関するよくある質問
除電と除塵を組み合わせた最適なシステムをご提案します
ワークの材質・形状、搬送速度、有効幅、異物の種類、付着状態、設置スペースを確認し、
最適なスマートイオン搭載クリーナーを選定します。



