
目次
帯電装置とは?
静電気で異種の原料を分別する方法
帯電装置の機器構成
関連情報
帯電装置とは?
帯電装置は、基材へイオンを放射して、静電気を帯びさせることができる装置です。帯電した基材は、静電気の力で逆極性を持つ別の基材と引き合います。
帯電装置は、イオンを放射する帯電電極とジェネレータの組み合わせです。ジェネレータには、プラスイオン放射用ジェネレータ、マイナスイオン放射用ジェネレータがあります。用途に応じて、適切なジェネレータと帯電電極を選定して使用します。
静電気で異種の原料を分別する方法
原料のリサイクル等で使用するドラム型セパレータで、異種の原料を分別するために帯電バーを使用する
用途があります。ドラムと原料がくっつく力は、原料の導電性によります。
図のように、帯電バーをドラムセパレータ近郊に設置します。ドラムはアースに接地します。原料は、帯電バーにより静電気を帯びるため、静電気でドラムにくっつく力が働きます。
導電性が高い原料は、静電気でドラムとくっつく力が弱いため、早くドラムから落下します。
(図の右の黄色の原料)
導電性が低い原料は静電気でドラムとくっつく力が強いため、ドラムから離れるのが遅くなります。
(図の左の緑の原料)
この性質を使用して、異種の原料を別々の容器へ分別します。
機器構成
バー型 帯電電極 GB3
ジェネレータ(電源ボックス)GU3N
マイナスイオン生成用ジェネレータです。
関 連 情 報
ターレット巻取り機でフィルム巻付け作業を自動化する方法!みる
静電気で保護フィルムをガラスに定着させる方法!をみる
ライン改造工事不要!帯電装置でフィルムの蛇行防止!みる
除電器・イオナイザの種類と選び方|4つのポイントで早わかりをみる
製造現場の静電気 | 基礎から学び不良低減につなげよう!をみる
なぜゴミや異物の問題がなくならないのかをみる