3Dクリーナータイフンクリーンは、水を使いません！
水洗フリー！乾式プロセスで洗浄を行います。
プラスチックに触らない「非接触」方式のクリーナーで異物・コンタミ対策！

目次

ブリスターパックとは？

真空成型と熱圧着工程とは？

ブリスターパック製造工程で異物混入の問題が発生する

解決策

①ウェブクリーナースタティックエアで台紙の異物を除去

②3Dクリーナータイフンクリーンで真空成型したブリスターの異物を除去

関連情報

ブリスターパックとは？

透明なプラスチックシートを真空成形して製品を入れる空間を作り、台紙に熱圧着したものです。

薬のカプセル剤・食品・乾電池・プリント基板 ・化粧品・接着剤、などなど。ブリスターパックで これらの製品を包装します。

真空成型と熱圧着工程とは？

ブリスターパックは、真空成型で作られます。

ブリスターパックの透明で 窪んだ部位は、真空成型で作り、そこへ台紙を熱圧着して封止します。

ブリスターパックを作る真空成型は、成型用の金型に、シート状にカットしたプラスチックをセットして、プラスチックシートを熱で加熱し、金型の内側の穴から吸引して、プラスチックシートに密着させてます。そして、冷却してプラスチックを固めます。

その後、封止工程では製品をブリスターパックに入れた後、台紙をセットして熱圧着して封をします。

このような工程を経て、製品を入れたブリスターパックが出来上がります。

ブリスターパック製造工程で異物混入の問題が発生する

＜台紙を送り出す工程で異物が付着する＞

ブリスターパックの製造プロセスでは、封をしたブリスターパックの中に異物が混入する可能性があります。これは、封をする工程の前の真空成型したプラスチック 及び 台紙に小さなゴミ・ホコリ・繊維クズが付着していると、それを そのまま封してしまうことで、異物が混入してしまうのです。

ブリスターパックの台紙には、化粧品・乾電池・おもちゃに封止する用途では、厚紙が使われることが多いです。食品・薬を封止する用途では、アルミ箔・プラスチックフィルムが使われることがあります。厚紙を巻き出す工程では、「紙粉」と呼ばれる 小さな紙の粉塵が発生する可能性があります。ロールから巻き出した紙に紙粉が付着したまま熱圧着工程で封をしてしまうと、紙粉を含有したまま封止してしまいます。

フィルム・アルミ箔を台紙にする用途では、ロールから巻き出すと 小さな樹脂カス・金属異物が発生するかもしれません。また、ロールから巻き出す時、ガイドロールで送る工程では、フィルムとフィルム、フィルムとガイドロールが、「接触・剥離」します。静電気の発生は接触に起因しているので、静電気が発生源になります。静電気は空気中に浮遊している小さなゴミ・ホコリを、静電気で吸着します。


＜真空成型で異物が付着する＞

金型でプラスチックフィルムの成型を繰り返していくと、金型はコンタミが蓄積していきます。金型が汚れたまま 次のプラスチックフィルムを成型すると品質に悪影響を及ぼします。また、真空成型したプラスチックは静電気を帯びるため、空気中に浮遊している小さなゴミ・ホコリを、静電気で吸着する可能性があります。そのまま次工程で封してしまうと、中に異物を含有することになります。