
目次
プリント基板のビアホール
動画:CO2スノージェット洗浄装置でビアホールをドライ洗浄
CO2スノージェット洗浄装置の洗浄原理
CO2スノージェット洗浄装置のメリット
関連情報
プリント基板のビアホール
プリント基板で、ビアホールとは 基板の各層間を通電するために加工された穴です。
写真:プリント基板のビアホール
CO2スノージェット洗浄装置でビアホールをドライ洗浄
動画を解説:
ノズルから、二酸化炭素の結晶(CO2スノー)を噴霧して、ビアホールへ放射します。
洗浄後のビアホールのめっきは損傷してません。
洗浄後、プリント基板のソルダーレジスト(緑)・端子メッキ部・回路には、水滴が残ることなく 乾いた「ドライ」な表面です。
洗浄後の乾燥は不要です。
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CO2スノージェット洗浄装置の洗浄原理
CO2スノージェット洗浄装置は、特別に設計されたノズルから 微細な二酸化炭素の結晶(CO2スノー)を噴霧して、異物・コンタミを乾式洗浄する用途します。
単に、エアーブローの圧力で吹き飛ばすのとは、全く異なる原理で粉塵を除去することができます。
◆CO2スノージェット洗浄装置が 粉塵・コンタミを除去する4つの原理
「衝撃洗浄」:ノズルから噴霧したCO2スノーが粉塵・異物・コンタミに対して、物理的に衝突する力
「脆化」:CO2スノーがコンタミから熱を奪い、冷やして もろくして 除去しやすくする
「爆発洗浄」:個体の二酸化炭素の結晶が、気体に昇華する時に 爆発的に膨張する力で除去
「溶剤効果」:基材表面に衝突時に瞬間的に液化したCO2がコンタミに溶け込み洗浄する力
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CO2スノージェット洗浄装置のメリット
◆CO2スノーで、局所的な洗浄が可能(マスキングを不要にする)
◆プリント基板のビアホール・配線・端子部・ソルダーレジストへのダメージは最小限
◆間欠運転・ON/OFFを繰り返す運転・パーツtoパーツの洗浄用途に適しています
◆ロボットに持たせて洗浄工程を自動化したい用途に適しています
◆早いタクトタイム・省スペース
◆ウェット洗浄(超音波洗浄)のような廃液処理は不要です
◆IPA・有機溶剤を使わないドライ洗浄技術です
◆薄い油の皮膜・有機系異物の除去にも効果があります
◆薄い粘着質な異物の除去にも効果があります
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