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異物除去・除塵装置の選び方|ドライクリーナー・洗浄方式を比較

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異物除去・除塵装置の選び方|ドライクリーナー・洗浄方式を比較

異物除去・除塵装置の選び方|ワーク・異物から最適なクリーナーを比較

製造現場では、ホコリ、パーティクル、繊維、切粉、樹脂カス、ハンダボールなど、 さまざまな異物・コンタミが品質不良や歩留まり低下の原因になります。

ところが、異物除去には 「これを使えば何でも取れる」という万能なクリーナーはありません。 フィルムのような平面ワークと実装基板のような凹凸のあるワークでは、 適した除塵方法が異なります。

さらに、異物の種類、付着状態、ワークへの接触可否、 インライン化の必要性などによっても選ぶべき方法は変わります。 このページでは、 「自分のワーク・異物には、どの除塵方法が向いているのか?」 という視点から、ドライクリーナー・除塵装置・洗浄技術を比較します。

🔎 こんな異物・コンタミで困っていませんか?

🎞 フィルム・シート・電極箔にホコリや微粒子が付着する

💻 実装プリント基板のハンダボール・異物を除去したい

🧩 樹脂成形品・トレー・治具の凹凸や溝に異物が残る

静電気でホコリ・異物が再付着してしまう

🌬 エアーブローだけでは取れない異物がある

🚫 製品に傷を付けたくないので、非接触で除塵したい

🏭 手作業ではなく、インラインで自動除塵したい

🎯 クリーナーは「ワークと異物」から選ぶ

ドライクリーナーや除塵装置には、 非接触式、ブラシ式、粘着ロール式、回転ジェット式、 CO2スノージェット、プラズマ洗浄など、さまざまな方式があります。

しかし最初から方式を決める必要はありません。 まずは次のポイントを整理すると、候補となるクリーニング方法を絞り込みやすくなります。

① ワークは何か?
フィルム、紙、電極箔、ガラス、実装基板、樹脂成形品、小型部品など

② 何が付着しているか?
ホコリ、繊維、パーティクル、切粉、樹脂カス、ハンダボール、有機汚染など

③ ワークへ接触できるか?
非接触が必要か、ブラシ・粘着ロールなどを接触させてもよいか

④ 異物はどの程度付着しているか?
静電付着、軽い付着、やや強い付着、有機汚染など

⑤ どのように処理したいか?
インライン、自動化、バッチ処理、局所洗浄、手作業など

💡 POINT|異物の大きさだけでクリーナーを選ばない

同じ大きさの異物でも、 静電気で付着しているのか、表面へやや強く付着しているのか、凹凸の奥に入り込んでいるのか によって適した除去方法は変わります。 ワーク形状と付着状態を合わせて考えることが、クリーナー選定の重要なポイントです。

📚 このページでわかること

👀 まずは「自分のワーク」に近いものを探してみてください

次の早見表では、 ワーク・代表的な異物・付着状態から、 候補となる除塵・洗浄方法を整理します。 詳しい原理を読む前に、 「自分の場合は何が候補になるのか」 を確認してみましょう。

🔎 この異物、どう除去する?|ワーク・異物から探す早見表

「クリーナーにはいろいろな種類があるけれど、 結局、自分のワークには何を使えばいいのか?

まずは難しい原理や装置の種類からではなく、 ワーク・異物・付着状態から候補となる除塵・洗浄方法を見てみましょう。

💡 この表は「最初の候補」を探すための早見表です

同じ異物でも、ワーク材質・形状・付着状態・搬送速度・要求清浄度などによって 適した方法は変わります。 最終的な装置選定は実際の条件を確認して行います。

ワーク よくある異物・問題 付着・条件 候補となる除塵・洗浄方法
🎞 フィルム・シート ホコリ
繊維
微粒子
スリットカス
樹脂カス
静電付着
軽い付着
非接触ウェブクリーナー
スタティックエア
🎞 フィルム・シート 粉塵
微粒子
加工由来の異物
やや付着
接触可能
回転ブラシ式
ロータークリーン
🔋 電池・電極箔 粉塵
活物質由来の異物
加工粉
連続搬送
平面ワーク
非接触式スタティックエア
または
回転ブラシ式ロータークリーン
🪟 ガラス・平板 ホコリ
パーティクル
微粒子
傷を避けたい
平面
3Dクリーナータイフンクリーン
または条件により
回転ブラシ式
💻 プリント基板・PCB ホコリ
パーティクル
基板上の異物
SMTライン
インライン

3Dクリーナータイフンクリーン
💻 実装プリント基板 ハンダくず・ハンダボール
切断屑・樹脂カス・ガラス屑
凹凸あり
非接触
PCBマスター
3Dクリーナータイフンクリーン

CO2スノージェット洗浄
🧩 樹脂成形品・3Dワーク 樹脂カス
切粉
ホコリ
設備由来の異物
凹凸
穴・溝
非接触
3Dクリーナータイフンクリーン
除塵ピストル エレファント
📦 トレー・治具 ホコリ
樹脂カス
微粒子
設備屑
凹凸あり
両面処理など
3Dクリーナータイフンクリーン
除塵ピストル エレファント
⭕ Oリング・小型部品 ホコリ
微粒子
樹脂カス
大量処理
部品が小さい
Oリング・小型部品用クリーナー
イオンツイストなど
3Dクリーナータイフンクリーン010型・012型

🔬 精密部品・局所洗浄 微粒子
加工残渣
フラックスなど
局所処理
ドライ洗浄
CO2スノージェット洗浄
🧪 表面汚染 薄い有機汚染
油分など
表面洗浄
表面改質
プラズマ洗浄

👀 同じワークでも「異物の付き方」で候補は変わります

例えばフィルムの除塵でも、 静電気で軽く付着したホコリと、 加工工程などでやや強く付着した異物では、 適した方法が同じとは限りません。

静電気による付着
除電によって吸着力を弱めながら、エアー・吸引などで異物を除去

🌬 軽い付着
非接触式クリーナーが候補

🌀 やや強い付着
接触可能なら回転ブラシなども候補

🧩 凹凸・穴・溝に入り込んだ異物
3Dワークに対応した回転ジェット式などを検討

🧪 有機汚染・特殊な汚れ
CO2スノージェットやプラズマなど、汚染状態に合わせた洗浄方法を検討

💻 プリント基板をインラインで除塵したい

SMTラインなどでプリント基板表面のホコリ・パーティクルを 非接触で除去したい場合は、基板用クリーナーも選択肢になります。

▶ 3Dクリーナータイフンクリーンを見る

❄ 局所的な精密洗浄・ドライ洗浄をしたい

精密部品や局所的な汚染では、 CO2スノーを利用したドライ洗浄が候補になる場合があります。

▶ CO2スノージェット洗浄装置を見る

💬 「うちの異物はどれ?」の段階からご相談ください

異物の種類や付着状態は、写真だけでは判断しにくいこともあります。 ワーク材質、異物、搬送方法、処理速度などを確認しながら、 除電・除塵・洗浄方法の候補を一緒に検討できます。

✓ どのクリーナーが適しているか相談したい

✓ 静電気が異物付着の原因か確認したい

✓ 実ワークで除去できるか試したい

異物除去・除塵について技術相談する

🎯 クリーナー選定の5つのポイント

早見表で候補が見えてきたら、 次は「なぜその方式が向いているのか」を確認しましょう。

接触の可否、ワーク形状、異物の種類、付着状態、処理方法という 5つのポイントから、除塵・洗浄方法を絞り込みます。

① ワークに接触できる?|非接触式・接触式

最初に確認したいのが、 クリーナーをワークへ接触させてもよいかです。

フィルム、薄いシート、精密部品、傷付きやすい表面などでは、 ブラシや粘着ロールを接触させることが難しい場合があります。 このようなワークでは、 エアー・除電・吸引などを利用する非接触式クリーナー が候補になります。

一方、接触が許容されるワークでは、 回転ブラシや粘着ロールも選択肢になります。 特に、非接触式では除去しにくい やや付着した異物に対して、接触式が有効な場合があります。

② ワークは平面? それとも3D形状?

次に重要なのが、 ワークの形状です。

🎞 平面・ウェブ・シート

フィルム、紙、電極箔、ガラス、枚葉シートなどでは、 ワーク幅全体を均一に処理できる ウェブクリーナーやブラシ式クリーナー が候補になります。

🧩 3D・凹凸ワーク

実装基板、樹脂成形品、トレー、治具などでは、 平面への一方向のエアーブローだけでは 穴・溝・部品の陰などに異物が残ることがあります。 この場合は、凹凸面への除塵を考慮したクリーナーが候補になります。

③ 何が付着している?|異物の種類を確認

「異物」とひとことで言っても、その正体はさまざまです。 何を除去したいのかによって、適した方式が変わります。

異物・汚染 選定時に見るポイント
ホコリ・繊維・微粒子 静電気による付着の有無を確認
切粉・樹脂カス・加工粉 粒径・量・付着状態・再付着を確認
ハンダボール 基板の凹凸や部品周辺からの除去を考慮
油分・有機汚染 粒子除去とは異なる洗浄方式も検討

特に、 「粒子状の異物を取りたい」のか「表面の有機汚染を洗浄したい」のか は大きな分かれ目です。 同じ「クリーニング」でも、必要となる技術は異なります。

④ 異物はどの程度付着している?

異物の大きさだけでなく、 どのような力でワークに付着しているか を考えることも重要です。

静電気で付着
除電によって静電気による吸着力を弱めながら、エアーや吸引などで除去します。
🌬 軽く付着
非接触式のエアー・吸引による除塵が候補になります。
🌀 やや付着
ワークへの接触が可能であれば、回転ブラシなどによる物理的な除去も候補になります。
🧪 油分・有機汚染など
CO2スノージェットやプラズマなど、汚染状態に応じた洗浄技術を検討します。
💡 エアーブローを強くすれば解決するとは限りません

静電気による吸着力が残ったままでは、 エアーを当てても異物が十分に離れなかったり、 吹き飛ばした異物が再付着したりする場合があります。 除電・異物を動かす力・吸引を組み合わせて考えることが重要です。

⚡ ホコリが何度も付着するなら、静電気も確認

フィルム、樹脂、シートなどでは、 異物そのものだけでなく 静電気が異物を引き寄せている場合があります。 除塵だけでなく、帯電の発生場所や除電方法も合わせて確認すると効果的です。

▶ 製造現場の静電気|基礎から学び不良低減につなげよう

⑤ どう処理したい?|インライン・バッチ・手作業

最後に、 生産工程のどこで、どのように除塵・洗浄するのか を確認します。

🏭 インライン ─ 搬送しながら連続して自動除塵したい

📦 バッチ処理 ─ トレーや複数ワークをまとめて処理したい

🤖 ロボット・自動化 ─ 必要な場所へクリーナーを移動させたい

手作業 ─ 少量品や特定箇所だけを作業者が除塵したい

処理速度、ワーク幅、設置スペース、必要な清浄度なども含めて検討すると、 実際の生産工程に適した装置構成を絞り込みやすくなります。

✅ クリーナー選定は、この5つを確認

① 接触できる? → 非接触式/接触式

② どんな形? → 平面・ウェブ/3D・凹凸

③ 何が付いている? → ホコリ/加工粉/ハンダボール/有機汚染など

④ どう付いている? → 静電付着/軽い付着/やや付着/汚染

⑤ どう処理する? → インライン/バッチ/自動化/手作業

🧹 ドライクリーナー・除塵・洗浄方式の種類

ここまでの5つのポイントを踏まえて、 次は代表的なクリーナー・洗浄方式を見ていきます。

それぞれの方式には得意・不得意があります。 「どの方式が一番優れているか」ではなく、 「どのワーク・異物に適しているか」 という視点で比較してみましょう。

① 非接触ウェブクリーナー|フィルム・紙・電極箔など

フィルム、紙、電極箔、枚葉シートなど、 平面ワークを接触させずに連続除塵したい場合には、 非接触式のウェブクリーナーが候補になります。

静電気によって異物が付着している場合は、 単純なエアーブローだけでなく、 除電によって静電気による吸着力を弱め、エアーで異物を動かし、吸引して回収する という考え方が重要です。

🎯 得意なワーク: フィルム、紙、電極箔、シート、ガラスなど

🧹 得意な異物: ホコリ、繊維、微粒子、スリットカスなど

ポイント: 非接触・連続インライン除塵

▶ 非接触ウェブクリーナー「スタティックエア」を見る

② 3Dクリーナー|凹凸・3Dワークを非接触除塵

実装基板、樹脂成形品、トレー、治具などの3Dワークでは、 平面ワークとは異なり、 穴・溝・段差・部品の周辺などに異物が残りやすくなります。

回転ジェット式クリーナーは、 回転するジェットノズルからエアーを照射し、 凹凸面やさまざまな方向から異物へ働きかけます。 静電気除去と吸引を組み合わせることで、 異物を浮かせ、除去し、再付着を抑える構成が可能です。

🎯 得意なワーク: 実装基板、樹脂成形品、トレー、治具、凹凸ワーク

🧹 得意な異物: ホコリ、樹脂カス、切粉、設備由来の異物、ハンダボールなど

ポイント: 非接触・3D形状・凹凸面の除塵

▶ 3Dクリーナー「タイフンクリーン」を見る

③ プリント基板用クリーナー|SMTラインでインライン除塵

プリント基板では、 基板表面のホコリやパーティクルなどを 実装工程の前後で連続して除去したいという要求があります。

このような用途では、 汎用クリーナーだけでなく、 プリント基板の搬送・インライン処理を想定した専用クリーナー も選択肢になります。

🎯 得意なワーク: プリント基板・PCB

🧹 用途: 基板表面のホコリ・パーティクルなどの除塵

ポイント: SMTライン・非接触・インライン化

▶ プリント基板用クリーナー「PCBマスター」を見る

④ 回転ブラシ式|非接触では取りにくい異物に

ワークへの接触が許容される場合は、 回転ブラシによって異物へ物理的に働きかける方法 があります。

エアーだけでは除去しにくい やや付着した粉塵・異物にも対応しやすいことが特徴です。 一方、傷付きやすいワークや接触を避けたい製品では、 非接触式を優先して検討します。

🎯 得意なワーク: フィルム、シート、電極箔、ガラスなどの平面ワーク

🧹 得意な異物: 粉塵、繊維、微粒子、やや付着した異物

ポイント: 接触式・連続インライン・物理的な除去力

▶ 回転ブラシ式「ロータークリーン」を見る
▶ 除塵ピストル エレファントを見る

⑤ 粘着ロール式|シンプルな接触除塵

粘着ロールをワーク表面へ接触させ、 異物を粘着面へ転写して除去する方式です。 構造が比較的シンプルで、 平坦なシートやフィルムなどの除塵に利用されています。

一方で、粘着面が汚れると除去性能が低下するため、 転写用粘着テープの交換などのメンテナンスが必要です。 ワークへの接触可否や、連続運転時の交換頻度も含めて検討します。

⑥ 超音波ドライクリーナー|高速エアーで非接触除塵

超音波ドライクリーナーは、 振動エアーを利用してワーク表面の異物へ働きかけ、 吸引と組み合わせて除去する非接触式のクリーナーです。バックアップロールに抱かせて設置します。

フィルム、基板などの除塵方法の一つとして利用されます。 方式ごとにノズル構造やエアーの使い方が異なるため、 ワーク形状・異物・搬送条件に合わせた比較が必要です。

⑦ CO2スノージェット洗浄|局所・精密ドライ洗浄

CO2スノージェット洗浄は、 液化CO2から生成したCO2スノーをワークへ照射し、 微粒子や加工残渣などをドライで除去する洗浄方法です。

水や洗浄液へワーク全体を浸漬する湿式洗浄とは異なり、 必要な場所だけを局所的に洗浄でき、乾燥工程や廃液処理を削減できる ことが大きな特徴です。

精密部品、電子部品、基板など、 局所洗浄・ドライ洗浄・インライン化を検討する場合の有力な選択肢です。 汚染の種類によっては、粒子状異物だけでなくフラックスなどの除去についても検討できます。

❄ CO2スノージェットが候補になりやすいケース

✓ 洗浄液を使わずにドライ洗浄したい

✓ ワーク全体ではなく、必要な部分だけ洗浄したい

✓ 湿式洗浄後の乾燥工程をなくしたい

✓ 精密部品・基板などの洗浄を自動化したい

▶ CO2スノージェット洗浄装置を詳しく見る

参考|ドライアイス洗浄との違い

CO2を利用した洗浄には、ペレット状のドライアイス粒子を噴射する ドライアイス洗浄もあります。 一方、CO2スノージェットは、粒子サイズがもっと小さく、粉末状のスノーを噴霧します。ダメージレスで製品を洗浄するのに適しています。 このページでは、精密・局所洗浄に使用する CO2スノージェット洗浄を中心に紹介します。

⑧ プラズマ洗浄|有機汚染除去・表面改質

プラズマ洗浄は、 ホコリや切粉をエアーで吹き飛ばす一般的な除塵とは異なり、 表面の有機汚染除去や表面改質を目的として利用される技術です。

接着・塗装・印刷などの前処理として、 表面の清浄化や濡れ性の改善が必要な場合にも利用されます。 そのため、 「粒子を取りたい」のか「表面そのものを処理したい」のか を分けて考えることが重要です。

▶ プラズマ洗浄の仕組みと利点を詳しく見る

💡 「万能なクリーナー」ではなく、適材適所

例えば、 フィルムの静電付着したホコリ実装基板のハンダボール精密部品の局所汚染では、 必要な除去方法は大きく異なります。

装置の方式だけで判断せず、 ワーク・異物・付着状態・生産工程を合わせて考えることで、 適したクリーナーを選びやすくなります。

🧪 候補が2つ、3つに絞れたら、実ワークで確認

異物除去は、カタログスペックだけでは判断しにくい分野です。 ワークや異物をご提供いただき、 実際の除去状態を確認するデモ・テストについてもご相談ください。

▶ クリーナーの選定・デモについて相談する

🏭 ワーク・用途別に異物除去事例を探す

ここからは、 実際の製造工程・ワークに近い事例から除塵方法を探してみましょう。

フィルム・電極箔、実装基板、樹脂成形品、トレーなど、 用途ごとの異物トラブルと対策事例をまとめています。

💡 装置名がわからなくても大丈夫です

自社と近い ワーク・異物・製造工程 の事例から探してみてください。 実際の用途を見ることで、どのような除塵方式が候補になるかイメージしやすくなります。

🎞 フィルム・紙・シート・ウェブ

フィルム・紙・シートは静電気を帯びやすく、 ホコリ・繊維・切粉・微粒子 などが付着しやすいワークです。 ロールtoロール工程では、連続インライン除塵も重要になります。

▶ スリットカス・切粉を除去する3つの方法

▶ フィルムとシート貼り合わせ前に異物除去

▶ スクリーン印刷前のフィルム・紙の静電気・異物対策

🔋 電池・電極箔

電池製造では、電極箔やセル表面へ 活物質粉・加工粉・金属異物・微粒子 などが付着することがあります。 ワークへの接触可否や異物の付着状態に応じて、非接触式・ブラシ式を比較します。

▶ 電極・極板の金属異物除去|非接触式スタティックエア

▶ 電池セルの異物・粉塵をインラインでクリーニング

💻 プリント基板・実装基板

プリント基板では、 切粉・樹脂カス・ガラス屑・金属異物・はんだ屑・粉塵 などが問題になります。 特に部品実装後のPCBは凹凸があるため、非接触での除塵方法が重要です。

▶ プリント回路板(PCB)の異物対策|非接触除塵

▶ プリント基板の粉塵・異物を吸引除去

▶ 実装プリント基板の切粉・樹脂カス・ガラス屑を非接触除去

▶ プリント基板の異物除去を自動化する方法

💻 SMTラインで基板を連続除塵するなら

プリント基板の搬送・インライン処理を前提とした専用クリーナーもあります。

▶ PCBマスターを見る

🧩 樹脂成形品・トレー・治具・3Dワーク

凹凸、穴、溝、高低差のあるワークでは、 一方向からのエアーブローでは異物が残りやすくなります。 3D形状へ非接触でアプローチできる除塵方法 が候補になります。

▶ ワーク形状別にクリーナーを選ぶ|スマートイオン搭載クリーナー

▶ 3Dクリーナー タイフンクリーンを見る

⭕ Oリング・パッキン・小型部品

Oリングや小型樹脂部品は、 1個ずつ清掃することが難しく、大量処理 が課題になります。 静電気で付着したホコリや微粒子を、まとめて除塵できる方式を検討します。

▶ Oリング・小型部品の自動除塵クリーナー|イオンツイスト

🪟 ガラス・パネル・平板

ガラス・パネルなどの平板では、 傷を付けたくないのか、接触が許容できるのか が方式選定の大きなポイントです。 軽い異物なら非接触式、やや付着した異物では接触式も候補になります。

このページ後半の比較表で、 非接触式と回転ブラシ式の違い を確認できます。

❄ 精密部品・電子部品・局所洗浄

精密部品や電子部品では、 ワーク全体を液体へ浸漬するのではなく、 必要な部分だけをドライで洗浄したい 場合があります。

CO2スノージェット洗浄は、 回路成型基板・レンズ・基板フラックス洗浄 等の用途があります。

▶ CO2スノージェット洗浄装置を見る

✋🤖 手作業・ロボットによる部分除塵

少量品や局所清掃では手持ち式、 多品種ワークや複雑な形状では ロボットにクリーナーヘッドを持たせて除塵 する方法もあります。

現在のページで紹介している エレファント、エレファントFIX、タイフンクリーンコンパクト などは、このカテゴリーへ整理します。

🏭 自社とまったく同じ事例がなくても大丈夫です

ワーク材質、異物、付着状態、搬送速度などが近ければ、 既存事例をもとに除塵方式を検討できます。 「似た事例はあるが、自社ワークでも使えるかわからない」 という段階からご相談ください。

🔧 自社に近い用途が見つからない場合は?

ワーク写真や異物の状態、現在の清掃方法などを確認しながら、 候補となるクリーナーを絞り込むことができます。

▶ ワーク・異物からクリーナーを選定相談する

📊 除塵・洗浄方式を比較|結局どれを選ぶ?

用途事例を見ると候補は絞れてきますが、 実際の装置選定では、 接触・非接触、ワーク形状、付着状態、インライン性、消耗品 なども比較する必要があります。

次の比較表では、 代表的な除塵・洗浄方式の得意・不得意を一覧で整理します。

📊 異物除去・除塵方式の比較表

代表的なドライクリーナー・除塵・洗浄方式を、 接触の有無、ワーク形状、異物の付着状態、インライン性、消耗品 などから比較します。

○や◎が多い方式が「一番優れている」という意味ではありません。 ワークと異物に合った方式を選ぶための目安 としてご覧ください。

💡 表は横に長くなっています
スマートフォンでは横方向へスクロールしてご覧ください。
比較項目 非接触
ウェブクリーナー
3Dクリーナー 回転ブラシ式 粘着ロール式 超音波
ドライ
CO2
スノー
プラズマ
ワークへの接触 非接触 非接触 接触 接触 非接触 非接触 非接触
平面・ウェブ ○~◎
3D・凹凸ワーク ○~◎
局所処理向き
静電付着した
ホコリ・微粒子

除電+除塵

除電+除塵
やや付着した異物 △~○ △~○
油分・有機汚染 ×~△ ○~◎
条件による
○~◎
条件による
局所洗浄
インライン化 ○~◎
主な消耗・運転要素 圧縮エアー
電気
圧縮エアー
電気
ブラシ・電気
圧縮エアー
転写用
粘着テープ
電気 等 液化CO2
圧縮エアー等
電気
プロセスガス等※
代表的な得意用途 フィルム

電極箔
シート
実装基板
樹脂成形品
トレー
治具・ガラス
フィルム
シート
電極箔
ガラス
平坦な
フィルム
シート
フィルム
シート
平面ワーク
精密部品
電子部品
局所洗浄
有機汚染
表面清浄化
表面改質
【比較表について】

◎・○・△は一般的な特徴を整理した目安です。 実際の除去可否は、異物の材質・粒径・量・付着状態、ワーク材質・形状、搬送速度、要求清浄度などによって変わります。

※プラズマ処理で使用するガスや設備構成は方式によって異なります。

👀 比較表は「異物」より先に「ワーク条件」を見る

例えば、同じホコリを取りたい場合でも、 フィルムなのか、実装基板なのかで候補は変わります。

🎞 フィルム・紙・電極箔なら

平面を幅方向に連続処理できる 非接触ウェブクリーナーが第一候補になりやすく、 接触可能で異物がやや付着している場合は 回転ブラシ式も候補になります。

🧩 実装基板・樹脂成形品・トレーなら

穴・溝・段差などへ異物が入り込むため、 3D形状への除塵を考えた3Dクリーナーなどが候補になります。

❄ 精密部品を部分的にドライ洗浄したいなら

ワーク全体を湿式洗浄するのではなく、 必要な場所だけを処理したい場合は CO2スノージェット洗浄が有力な候補になります。

🧪 有機汚染や表面改質が目的なら

ホコリ・切粉などの粒子除去とは別に、 表面の有機汚染除去や濡れ性改善などが目的なら、 プラズマ処理を検討します。

❄ 湿式洗浄ではなく、ドライで局所洗浄したい方へ

乾燥工程や廃液を減らしたい、必要な部分だけ洗浄したい、 精密部品の洗浄を自動化したい場合は、CO2スノージェット洗浄をご覧ください。

▶ CO2スノージェット洗浄装置を見る

🧪 比較表だけでは決められない。だから実ワークで確認

異物除去では、 カタログ上では複数の方式が候補になっても、 実際の除去率・ワークへの影響・処理時間 は実ワークで確認しないと判断しにくいことがあります。

装置によっては、 デモ機・実ワークテスト についてご相談いただけます。

✓ 2つの方式で迷っている

✓ 本当に異物が取れるか確認したい

✓ ワークに傷や影響が出ないか見たい

実ワークでのデモ・テストを相談する

🧭 条件から絞り込む|クリーナー選定チャート

比較表でそれぞれの特徴が分かったところで、 最後は 「接触できる?」「平面?3D?」「どんな異物?」 という順番で候補を絞り込んでみましょう。

次の選定チャートは、 クリーナーを選ぶ際の 最初の方向付け としてご利用ください。

🧭 クリーナー選定チャート|条件から候補を絞り込む

除塵・洗浄装置を選ぶときは、 まずワークへの接触可否を確認し、 次にワーク形状・異物・付着状態を見ていくと候補を絞り込みやすくなります。

STEP 1|ワークに接触できますか?

傷付き、薄物、精密面などの理由で ブラシや粘着ロールを接触させられない場合は「非接触」へ。 接触可能で、やや付着した異物を取りたい場合は「接触式」も有力候補です。

🚫 接触できない → 非接触クリーナーへ
Q1. ワークはフィルム・紙・電極箔などの平面ですか?

YES → 非接触ウェブクリーナー

静電気で付着したホコリ・繊維・微粒子などを、 除電+エアー+吸引で連続除塵したい場合に向いています。

▶ スタティックエアを見る

Q2. 実装基板・樹脂成形品・トレーなどの3D形状ですか?

YES → 3Dクリーナー

穴・溝・段差・部品周辺など、 一方向のエアーブローでは異物が残りやすいワークに向いています。

▶ タイフンクリーンを見る

Q3. プリント基板をSMTラインで連続除塵したいですか?

YES → 基板用インラインクリーナー

プリント基板の搬送を前提に、 非接触でインライン除塵したい場合は専用機が候補になります。

▶ PCBマスターを見る

Q4. 精密部品を局所的にドライ洗浄したいですか?

YES → CO2スノージェット洗浄

必要な部分だけ洗浄したい、 湿式洗浄後の乾燥や廃液を減らしたい場合に候補になります。

▶ CO2スノージェット洗浄装置を見る

Q5. 粒子ではなく、有機汚染・表面改質が目的ですか?

YES → プラズマ処理

油分などの有機汚染除去や、 接着・印刷前の表面改質が目的の場合に検討します。

▶ プラズマ洗浄の仕組みを見る

✅ 接触できる → 異物の付着状態を見る
Q1. エアーだけでは取りにくい、やや付着した異物ですか?

YES → ブラシ式

ブラシで異物へ物理的に働きかけ、 除電・エアー・吸引を組み合わせて除去します。

▶ ロータークリーンを見る ▶ 除塵ピストル エレファントを見る

Q2. 平坦なワークをシンプルに接触除塵したいですか?

YES → 粘着ロール式

フィルム・シートなどの平坦なワークで、 接触が許容され、転写用粘着テープの交換が問題にならない場合に候補になります。

Q3. 接触は避けたいが、高速エアーによる除塵も比較したいですか?

YES → 超音波ドライクリーナーも比較

ノズル構造やワーク条件によって適性が変わるため、 非接触ウェブクリーナーなどと比較して検討します。

🤔 まだ迷うなら、この3つだけ教えてください

① ワークは何ですか?
例:フィルム、PCB、樹脂成形品、ガラス、トレー

② 何を取りたいですか?
例:ホコリ、切粉、ハンダボール、樹脂カス、油分

③ いま何が困っていますか?
例:エアーで取れない、傷を付けたくない、インライン化したい、乾燥工程をなくしたい

🔧 条件が複雑なら、選定チャートで無理に決めなくて大丈夫です

実際の製造現場では、 「フィルムだけど凹凸がある」 「静電気+切粉+油分がある」 「非接触で、しかも高速ライン」 など、条件が複数重なることがあります。

その場合は、 ワーク・異物・工程条件を確認しながら候補を絞り込む 方が確実です。

ワーク・異物からクリーナーを選定相談する

❓ 異物除去・除塵装置でよくある質問

最後に、 クリーナー選定や実ワークテストについて よくある質問をまとめます。

❓ エアーブローだけでは異物が取れないのはなぜですか?

異物が静電気によって強く吸着している場合や、ワーク表面へやや強く付着している場合は、 エアーブローだけでは十分に除去できないことがあります。

静電付着の場合は、 除電して吸着力を弱める+異物を動かす+吸引して回収する という考え方が有効です。 接触可能なワークでは、回転ブラシなどによる物理的な除去も候補になります。

❓ 非接触式と接触式クリーナーは、どちらを選べばよいですか?

まず、 ワークにブラシや粘着ロールを接触させてもよいか を確認します。

傷付きやすいフィルム、精密面、薄いシートなどでは非接触式が候補になります。 一方、接触が許容され、エアーだけでは取りにくいやや付着した異物では、 回転ブラシ式などが有効な場合があります。

▶ 除塵・洗浄方式の比較表を見る

❓ 実装プリント基板のハンダくず・異物には、どんなクリーナーが向いていますか?

実装後のプリント基板は、 部品・端子・穴・段差などの凹凸があるため、 平面ワークとは異なる除塵方法 を検討する必要があります。

微細なハンダくず、端面の切断屑、加工由来の異物を非接触で除去したい場合は、 凹凸面へパルスエアを作用させる 3Dクリーナータイフンクリーン などが候補になります。

SMTラインで基板表面のホコリ・パーティクルを連続除塵する場合は、 PCB専用インラインクリーナー も選択肢です。

▶ PCBマスターを見る

❓ フィルムやシートに付着したホコリには、どんな除塵方法がありますか?

フィルム・シートでは、 ホコリや微粒子が 静電気によって付着しているケース が多くあります。

この場合は、 除電・エアー・吸引を組み合わせた 非接触ウェブクリーナー が候補になります。

接触可能で、やや付着した異物まで除去したい場合は、 回転ブラシ式などと比較して選定します。

❓ 静電気が異物付着の原因かどうか分からない場合は?

フィルム・紙・樹脂などの絶縁体では、 搬送・摩擦・剥離によって静電気が発生し、 ホコリや微粒子を引き寄せている場合があります。

除塵後に異物が再付着する、季節によって付着量が変わる、 搬送速度を上げると問題が増える、といった場合は 帯電状態の確認 もおすすめします。

▶ 製造現場の静電気|基礎から学び不良低減につなげよう

❓ CO2スノージェット洗浄とドライアイス洗浄は同じですか?

どちらもCO2を利用するドライ洗浄ですが、 使用するCO2の状態や噴射方法、得意な用途が異なります。

CO2スノージェットは、 精密部品や電子部品などの 局所洗浄・ドライ洗浄 に適した選択肢の一つです。 必要な箇所だけ処理できるため、湿式洗浄の代替やインライン化を検討する場合にも利用されます。

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❓ ドライクリーナーはインライン化できますか?

はい。 フィルム・紙・電極箔などの連続搬送、 プリント基板、3Dワークなど、 生産ラインへ組み込んで連続除塵する構成 があります。

ただし、必要な装置幅、搬送速度、ワーク姿勢、吸引設備、 使用できる圧縮エアーなどによって装置構成は変わります。

❓ 実際のワークで除去できるか、デモ・テストできますか?

装置によっては、 実際のワークを使用した除塵・洗浄テストや有償デモ についてご相談いただけます。

ワーク材質・サイズ、異物の種類、現在の清掃方法、 処理速度などをご連絡いただけると、 候補となるクリーナーやテスト方法を検討しやすくなります。

🔍 クリーナー選定で一番大切なのは「異物が取れるか」

装置方式やカタログスペックを比較することも重要ですが、 最終的には 実際のワークで、問題となっている異物を除去できるか が重要です。

さらに、 ワークへの影響、処理時間、ラインへの組み込みやすさ、 消耗品・ランニングコストなども含めて総合的に選定します。

🧹 「この異物、どう取る?」からご相談ください

「エアーでは取れない」
「ワークに触れずに除塵したい」
「どのクリーナーを選べばよいかわからない」
「実ワークで効果を確認したい」

ワーク・異物・工程条件を確認し、 静電気対策、ドライクリーナー、CO2スノージェット洗浄などから候補を検討します。

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